朝日の揺らぎの中で [ホテル]
都会の真ん中にいるとは思えない、穏やかな朝の風景。
ザ キャピトルホテル東急の周囲に巡らせた池に、わずかな漣。
高層ビルの合間から差し込む朝日。
池の漣に反射した朝日は、オールデイダイニング ORIGAMIの軒で、
心地いい揺らぎの模様を作っている。
まるで庭園の中で朝食をいただいているような気持ちにさせる。
窓際に並んだフレッシュジュースから、
とろりとした甘さのマンゴージュースと、
すっきりした爽やかな野菜ジュースを。
2013年5月からはじまったブッフェスタイルの朝食。
たくさんの種類と、そのディスプレイの美しさがいい。
軽く燻製したスモークサーモンは、
小粒のケイパーとタマネギとレモンでいただく。
まるで刺身のような食感と新鮮さが美味しい。
いい塩気の生ハムはピクルスと。
朝食には珍しいオイルサーディンは、カリカリのバケットと。
軽くソテーしたズッキーニやナスやゼブラトマトと。
クレソンを添えたハムと鴨の燻製。
どれも厳選した素材が分かるものばかり。
食べやすいサイズのパンやデニッシュたちが並ぶ。
フランス、Lescore(レスキュール)のバターは、有塩と無塩の2種類。
まろやかな美味しさが魅力。
そして、さっくりしたクロワッサンは、軽い食感がいい。
モッツァレラらグリュイエールなどのチーズ。
コーンフレークをはじめとしたシリアル。
ココットには温かいオートミール。
ハチミツとドライフルーツに、きな粉をトッピング。
洋の料理が、きな粉の香ばしい風味で、和の表情に。
オーダーした卵料理は、プレーンオムレツ。
はち切れんばかりの、綺麗な姿に、中はトロトロ。
温かい料理も充実している。
素材それぞれに応じて、
ボイルしたもの、ソテーしたもの、揚げたもの。
ベーコンは、しっかり火を通したものと、
しっとりしたもの、2種類。
余分な脂を吸う為のパンを敷いている気配り。
クリスピー過ぎず、しっかりした味と
やわらかい脂の甘みを味わう。
ゴーヤと卵のソテーは上品な味、
ソテーした紫タマネギやナスを添えて。
マジョラムを入れたものなど3種類のボイルしたソーセージは、
それぞれの美味しさのの違いを楽しむ。
甘いサツマイモやカボチャのソテーと
食感が嬉しいレンコン。
きれいに蒸し上げたジャガイモは、
何も付けなくても美味しい。
野菜のピクルスやトマトとチーズのカクテル仕立て、
マヨネーズで和えたサラダ。
秋らしいキノコのリゾットには、黄色の銀杏。
キノコの旨味が出ている。
8月まではフォーがあったブッフェボードには、
朝食に珍しいメニュー、丸鶏1羽で作った参鶏湯。
ほぐした鶏,ココットに入った栗と銀杏,
ネギ,ショウガ,クコの実を入れたボールに美味しいスープ。
岩塩で味を調えると、肌寒い朝に美味しい、ひと品。
名残のスイカや、果肉が黄色いキウイもある。
フレッシュなカットフルーツに、
プルーンやドライフルーツをトッピング。
ローストした松の実とクルミが
秋をイメージさせてくれる。
温かいフレンチトーストは、
やわらいバケットの軽い焼色で
メイプルシロップを敷いたプレートの上に。
かわいいサイズのフォカッチャは、
ズッキーニとセミドライトマトがのる軽い塩味。
ブリオッシュと、
バナナの香りが口の中に広がるバナナブレッドは、
小さいサイズでも存在感あり。
ポットで提供される温かいコーヒー。
トアルコトラジャのバランスのとれたコーヒーを
いただきながら、爽やかな気持ちの朝の時間を過ごす。
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