煌びやかな朝食 [ホテル]
生駒の山の稜線をオレンジ色に染める朝日。
インターコンチネンタルホテル大阪で迎える朝。
朝食は、20階のノカへ。
クリスマスを目前にして、煌びやかなクリスマスツリーと、
プレゼントのカラフルなボックスがエントランスに置かれている。
大きな窓からは、まだ薄暗い大阪の街。
南東側が見渡せるテーブルで、
まず、温かいコーヒーを。
小花のデザインは、どこか和の雰囲気を感じさせる。
壁側にはオープンキッチン。
中央には、大理石の大小のブッフェボード。
黄色や赤色の明るくカラフルな照明とデザインは、
カジュアルでもあり、個性的。
フロアを行き交うスタッフのコスチュームは、
ダンガリーシャツにチノパンのカジュアルで好感が持てるスタイル。
ブレックファストからディナーまで、ブッフェレストランとして、
気取らないスタイルを演出している。
あらかじめ、かわいいサイズのグラスに分けられた、
フレッシュジュースやスムージー。
ベリーのスムージーを持ってテーブルに戻ると、
朝日が更に輝きを増している。
閃光のように差し込む朝日。
テーブルに置かれた木製のプレートを持ってエッグステーションへ。
木製のプレートにはテーブルナンバーを刻印している。
出来上がった卵料理をスムーズにテーブルへ届ける工夫。
丹波産,淡路島産,信州蓼科産など、
厳選した卵を調理してくれるエッグステーション。
注文した豊かな黄色のプレーンオムレツは、ふわふわ。
クロワッサン,デニッシュ,キッシュなどはオープンキッチンに、
トーストやロールパンはコンフィチュールと、大理石のブッフェボードに。
ふんわりしたクロワッサンと、
卵とベーコンの塩味のバランスがいいキッシュを。
種類が豊富なハムたち。
面白いのはオーダーを受けてスタッフがスライスしてくれる、
スライスハムステーションがあること。
ピカピカの丸い刃を装着した電動スライサーが、
ブロックのハムを静かに、きれいにカットする。
しっとりしたスモークサーモンと、
香草のディルを塗したサーモンにスライスオニオンとケッパー。
スライスしたハムにはピクルスを添えて。
温かい料理はオープンキッチンに綺麗に並ぶ。
それぞれ保温されて、最適な状態を保っている。
ちょうどいい焼き加減のベーコンと、
チキンのソーセージ。
枝豆をあしらっているのは茶碗蒸し風。
レーズンを散らしたパンプディング。
フレッシュなカットフルーツ。
シリアルやミューズリーは、
小瓶に分けられてゲストの手に取られるのを待っている。
和食も充実した品揃え。
御飯,味噌汁,焼魚,惣菜,お漬物が
美しくディスプレイされている。
美しく並んだトーストやロールパンやコンフィチュールの中に、
スチール製の長い管がある。
アクリル板のケースに収まるのは、
巣箱から取り出した、木枠のままのフレッシュなハチミツ。
一滴一滴、スチール製の管を流れてボウルに溜まる仕掛け。
木枠のままのハチミツは、パークハイアット東京のジランドールの朝食以外で、
はじめて出会う。
フレッシュなカットフルーツに、
フレッシュなハチミツをソースにして、いただく。
パンプディングには、ホイップしたクリームを、
そして、メイプルシロップ。
豊富なデニッシュから、渋皮の大きなマロンをのせたものを。
カスタードの適度な甘みと粒の大きいマロンの相性がいい。
夜明けの大阪の街を眺めながら、
温かいコーヒーをお替りする。
フロントレセプション側のラウンジ 3-60(スリー シックスティ)も
明るくなりはじめる。
角のソファーからは、こちらも大阪の街が一望できる。
ゲストルームで、しばらく寛いで、
身支度を整えたら、バラのクリスマスツリーに、お別れを。
煌びやかな大阪 [ホテル]
クリスマスを目前にしたJR大阪駅の北側。
大規模な再開発によって、
煌びやかなイルミネーションが似合う新しいビル群が誕生した。
グランフロント大阪、ショップ,レストラン,オフィス、
そして、インターコンチネンタルホテル大阪がある。
JR大阪駅からグランフロント大阪へデッキを進み、
周囲にショップを配した、広々した吹き抜けを歩く。
その先に、ホテルのエントランス。
20階のフロントレセプションには、
パープルとピンクを組み合わせた絢爛豪華なクリスマスツリー。
エレベーター前からスタッフが立つデスクまで、
床に弧を描く光の帯が印象的。
ポインセチアで囲まれたカラフルな七福神のオブジェや、
個性的なデザインのオブジェが並ぶ。
落ち着いたデザインのゲストルーム。
広々した、およそ50㎡もあるゲストルームは、
和のデザインが、あちこちに配されながら、
個性を醸し出す雰囲気。
更に、天井高が高いので居心地良く、快適。
ガラスで囲われたバスルーム。
落ち着いた色調と灯りが、和室のような印象。
ベッドサイドには、電動カーテンを操作するスイッチがあり、
持っているスマートフォンをBluetoothで接続できる、
BOSEのSoundlinkⅡが置いてある。
南東方向を見渡せる窓。
梅田の大きな観覧車が、真紅の光を放ち、
大阪平野の端まで続く街の光が、
活気のある大阪を感じさせる。
窓側の、ひとり掛けソファには、
金魚が泳ぐ模様のアクリルボックスに、かわいいお菓子。
テレビの横にはBlu-ray Discプレーヤーがあり、
テレビの音は、壁に埋め込まれたBOSEの
1.1chホームシアターシステムCineMate 1 SRで
楽しむことができる。
ガラスの天板と、石と木を組み合わせた個性的なデスク。
引き出しも多く、機能的なデザイン。
ルームキーは、浄瑠璃の人形の横顔。
さり気なく置かれた急須や湯呑があるのも和の感覚。
デスクの横の壁にはミニバーが隠れている。
フルボトルのワインやコーヒーカップや電気ケトルなど、
必要十分以上のラインナップ。
コーヒーは、ネスプレッソのマシンでドリップできる。
エントランス横にウォークインクローゼット。
長期滞在にも十分な容量。
ベンチ,金庫,アイロン,アイロン台,傘,ガウンなど、
ルームサービスに頼まなくても、必要な物は揃っている。
大理石の床のバスルームは、
ちょうどいいサイズのバスタブや天井のレインシャワーが使いやすい。
ガラスの引き戸を開けると、
そのままベッドサイドへつながる開放的なデザイン。
アメニティは、Agraria。
所々に木製や竹製の小物を配して、
わずかな和を感じることで、雰囲気にアクセントと個性を感じる。
デスクで、ひと仕事終えて、夜遅く20階のバーへ。
バー アディは、城郭を連想させる石とガラスのデザイン。
DJブースから流れるコンテンポラリーな音楽を聴きながら、
大阪産のレモンを使ったピンク色のレモネード。
寒い冬に、温かい快適なバーで冷えた飲物が贅沢。
天井の、ガラスを散りばめたシャンデリアに照らされた、
どっしりしたソファーも落ち着ける。
ゲストルームに戻り、バスタブを、お湯で満たす。
ターンダウンサービスが終わったベッドサイドには、
金魚が泳ぐ模様のアクリルボックスに、小さなお団子。
外資系のホテルで多い、チョコレートではなく、
和のスイーツなのが個性的。
黄金色に輝く [ホテル]
品格ある落ち着いたロビーの中央に、
美しいクリスマスツリー。
いつもは季節の植栽がある、
ロビーの中央は、クリスマスの華やいだ雰囲気。
ホテルオークラ東京の本館のロビーは、
いつ来ても気持ちがいい。
まだ、朝の静かな時間に、
オーキッドルームで朝食にする。
高い天井に、広々した空間。
菱形の六面体を組み合わせた、天井から吊るした切子玉の照明が
いつも通り温かく照らす。
まず、コーヒー。
美味しいコーヒーに映る切子玉の光。
待っていたフレンチトーストが運ばれてくる。
黄金色に輝き、ふっくらとした、その姿。
たっぷりとメイプルシロップ。
バターをのせると、バターが溶けて流れ落ちる。
シロップとバターの艶で、
フレンチトーストが更に輝きを増す。
数々のレストランで提供されるフレンチトーストの中でも、
最も印象的な逸品。
ナイフを差し入れると、やわらかくて、しっとり。
肌理細やかな美味しさで、豊かな朝にさせてくれる。
聖夜の王冠 [ホテル]
シックな黒のボウタイ。
毎年、クリスマスの時期になると、
エントランスの真上のオブジェは、
ドレスアップした姿で出迎えてくれる。
西新宿のパークハイアット東京。
クリスマスのデコレーションが、
ペストリーブティックや、
エレベーターホールに散りばめられて、
とても豊かで厳かな気分に。
41階のピークラウンジには、
氷柱のようなクリスマスツリー。
少し空いた時間に、カウンターで温かいコーヒーを。
バーカウンターで、スイーツとコーヒーも
気分が落ち着いて美味しいもの。
和紙で包んだ、かわいい砂糖菓子。
抹茶のクッキーは、弦のある和風のプレートで。
クリスマスらしい赤色のストロベリーのタルト。
イチゴが、まるで王冠のよう。
酸味のあるオレンジソースと、散らしたビスタチオ。
甘いイチゴに、クリームを絡めて。
夜は一段と雰囲気のあるライブラリー。
このホテルの中でも、お気に入りの光景。
ジランドールの前には、
雪景色のモミの木のようなデコレーション。
見上げる天井の、鉄骨とガラスが、
今日は雪の結晶に見えてくる。
御殿山のクリスマスツリー [ホテル]
品川の御殿山(ごてんやま)にグランドオープンした、東京マリオットホテル。
早朝の、まだ薄暗いエントランスに浮かぶ、ホテルのロゴマーク。
もともとあったホテルを改装して、
新しくなったデザインの中に浮かび上がる、
クリスマスツリー。
広々したアトリウムの角にクリスマスツリー。
ツリーを眺めながら朝食が楽しめる、
ラウンジ & ダイニング G。
ラウンジ、バーカウンター、レストランで構成され、
奥にはオープンキッチンがある。
シックなデザインは、明るい時も、
夕方から夜にかけても、いい雰囲気。
各テーブルを照らす照明がアクセントになっている。
オープンキッチン前のブッフェボードには、
エッグステーション,温かい料理,パンやペストリー,
御飯と味噌汁の和食が並ぶ。
具材が選べる玉子料理。
エビ入りのオムレツを作ってもらう。
豊かな橙色のオムレツ。
煮込んだトマトベースのソースが美味しい。
夜明けとともに、徐々に明るくなるアトリウム。
クロワッサンと胚芽パンと、
濃いめが美味しい、温かいコーヒー。
真新しい黒いコーヒーカップが、
レストランの雰囲気に合っている。
ジュースの種類が豊富。
あらかじめ、かわいいグラスに注がれた、
フレッシュオレンジジュースとグレープフルーツジュース。
横にはスタッフがジューサーで作ったフレッシュバナナジュース。
ほど良いとろみと甘さが美味しい。
レストラン中央のカウンターには、
ジュースとフルーツとサラダや冷菜が並ぶ。
もっちりしたスモークサーモンに、
ケッパーと野菜のピクルスを添えて。
さっぱりした、身の厚いイワシのマリネ,
鶏肉と豆のサラダ仕立て,
プロシュットや生ハムにオリーブとスライスしたタマネギ。
オープンキッチン前の温かい料理は、
パープルのキャセロールや、グリルパンで提供される。
グリルしたトマトやマッシュルームが、シンプルで美味しい。
時間が経って、
アトリウムの天井からも朝の光が入りはじめる。
和食は、御飯と味噌汁中心のシンプルな品揃え。
素朴な南瓜の煮物や、蒟蒻の炒め物に、梅干しや漬物。
オープンキッチンから、焼きたてのワッフルと、
焼きたての、かわいいドーム型のホットケーキ。
レストラン中央のカウンターから、
イチゴ,メロン,グレープフルーツなど。
ナッツをトッピングして、メイプルシロップを。
アトリウムの外の木立と、
クリスマスツリーを眺めながら、
ブルーベリーマフィンとペストリー。
明るくなると、アトリウムの全景が、よく分かる。
外にはテラスが用意され、
開放的なデザインが快適なレストラン。
とっておきの朝食レシピ [ホテル]
日曜日の朝。
グランドハイアット東京のロビーは、
クリスマスのデコレーションが並ぶ。
雪の結晶と、粉雪の小枝を
大きなボールにまとめた冬のデコレーション。
温かみのある木製のオーナメントを飾った、
クリスマスツリー。
フレンチ キッチンの奥の個室で開催される、
サンデーモーニング クッキングクラス。
今回は、「GRAND HYATT TOKYO とっておきの朝食レシピ」
出版記念のクッキングクラス。
掲載メニューから3品を学んで、そして朝食を楽しめる企画。
テラスから光が入るキッチンは、
きれいに整えられている。
調味料や食材が並び、準備はできている。
大きなダイニングテーブルを囲み、
まず、ピンクグレープフルーツのジュース。
副総料理長ダヴィッド ブラン氏のレクチャーがはじまる。
最初は、プルーン パンプディング。
カットしたブリオッシュとドライプルーンを並べたグラタン皿に、
バニラビーンズを入れた卵,生クリーム,牛乳など液を入れ、
飾り用のドライプルーンをのせる。
焼き上がると、粉砂糖を振って、出来上がり。
焼き色が美味しそう。
続いて、ベシャメルソースを作って、クロックムッシュの作業。
パンに、たっぷりベシャメルソースを塗り、
ジャンボン ブランとスライスしたチーズを挟んで、
更にベシャメルソースとチーズ。
オーブンに入れて、途中で焼き具合をチェックしながら。
チーズとベシャメルソースが、ほど良く溶けたところで、
フレンチドレッシングで和えた野菜を添えて、完成。
パンの中から、ソースとチーズが流れ出る。
3品目は、ベイクド トマト。
たくさんのパセリは、すり鉢で、
少量のガーリックとパン粉と混ぜ合わせ、
オリーブオイルを注ぐ。
グラタン皿に並べた、半割りのトマトにのせて、オーブンへ。
オーブン料理が続くので、備え付けのオーブンと、
隣のフレンチ キッチンのオーブンを使って、手際良く調理が進む。
レッスンの合間の休憩。
アプリコットジャムを塗ったパンをいただいたら、
レッスンは再開。
かんたんなカクテルソースの作り方は、
追加のレクチャー。
卵黄,塩,マスタード,サラダ油でマヨネーズを作り、
ケチャップ,ウスターソース,
コニャック,シェリービネガー,タバスコを加え、
大人の味のソースを仕上げる。
ロメインレタスやアボカド、エビと和える。
それぞれの食材にスプーンで丁寧に和えて、
大皿にデコレーション。
レクチャーが終わると、
テーブルに座って朝食の時間。
ベイクド トマトを添えた、スクランブルエッグ。
カリカリのベーコンと、オーブンで焼いたポテトもいっしょに。
ベイクド トマトは、パセリとガーリックの食感と香り。
中心部分は、やわらかくてジューシー。
クロワッサンやデニッシュを盛ったバスケットも
テーブルに置かれるが、
ボリュームのあるクロックムッシュで十分満足。
チーズとベシャメルソースが溶け合って、
寒い朝には豊かな気分にさせてくれる、ひと品。
小さなカップの、プルーン パンプディングは、
プルーンがアクセントになって、
温かくても、冷やしても美味しい。
冬の朝や、クリスマスの朝にあると嬉しいメニュー3品。
他にもたくさんの朝食メニューを掲載した、
「GRAND HYATT TOKYO とっておきの朝食レシピ」に、
ダヴィッド ブラン氏のサインをもらい、記念撮影する参加者。
美味しいコーヒーをいただいて、クッキングクラスは終了。
夜明けの和田倉濠 [ホテル]
まだ薄暗い、朝のパレスホテル東京。
見上げると、重厚な石造りの外観は、
西洋の神殿のような堂々とした印象。
植栽や、濠(ほり)の石垣のうような壁のデザインは、
日本の城を思わせる品格のある佇まい。
温かみのあるエントランスから、
和田倉濠(わだくらぼり)を臨む、
オールデイダイニング グランドキッチンへ。
朝の静かな和田倉濠。
水面に周囲の木々が映り、高い建物が視界に入らないので、
都心にいることを忘れさせてくれる。
屋外用の暖房設備が設置されたテラス席。
肌寒い朝なので、室内窓際のテーブルへ。
料理が整ったブッフェボード。
ジュースやシリアル,サラダやコールドミート,
温かい料理は、奥のオープンキッチン前に。
そして、窯のあるパンとデニッシュのコーナーはラウンジ側。
搾りたてのジュースたち。
グリーンの野菜ジュース,すっきりした酸味のグレープフルーツジュース,
爽やかなオレンジジュース。
そして、トマトの美味しさを再確認するトマトジュース。
甘さと酸味のバランスが美味しい。
どれも、野菜やフルーツの新鮮さを感じる出来たて。
木製のプレートに並ぶパンと
カラフルなデニッシュは、どれを選ぶか迷ってしまう。
グレープフルーツ,ベリー,チョコレート,アプリコット,洋梨などの
デニッシュは、後のお楽しみ。
まず、クロワッサンとバケットを、壁面の窯で軽く温めてもらう。
このパンコーナーは、スタッフがゲストのオーダーでパンをカットしたり、
窯で温めてくれるサービスが、うれしい。
軽いクロワッサン。
温かいパンには、バターが美味しい。
温かい料理はディスプレイが美しい。
向きが揃ったクリスピーベーコンや、
カラフルなココット鍋に、料理や野菜。
それぞれの食材に合う調理法で丁寧に作られている。
バターの焦げ色が美味しいプレーンオムレツに、
クリスピーベーコンを。
ふんわり仕上げたオムレツにベーコンの塩味。
なくなるとスタッフが足してくれる温かいコーヒーに、
やわらかなブリオッシュと、トーストしたレーズンブレッド。
きれいに並んだオレンジ色のスモークサーモンは、
しっとりして美味しい、付け合わせにケッパーとレモン。
絶妙の火の通し具合の鶏は、やわらかく、
彩りのピンクペッパーと松の実を添えて。
蒸したサツマイモは甘く、
マリネしたキュウリは新鮮。
プロシュート,ラタトィユ,ピクルスなど、
様々な味を楽しむ。
アルミホイルで保温した大きな塊のジャンボン ブラン。
ロゼ色のようなピンク色に、粒マスタードとボイルした野菜たち。
グリーンの、芽キャベツ,オクラ,ブロッコリー。
ホワイトの、カリフラワー,ペコロス,ヤングコーン。
それぞれ別のココット鍋で蒸し煮してある気配り。
しっとりたベーコン、チポラタ ソーセージと
カットしたトゥールーズ ソーセージに、スクランブルエッグ。
ソテーしたマッシュルームと、ローズマリーが香るポテトは、
どこか秋の収穫をイメージさせる。
トゥールーズ ソーセージは、香草の香りとジューシーさが美味しい。
ブルーチーズや、山羊のチーズには、
ドライフルーツを添えて。
フレッシュなカットフルーツと、シロップ漬けのフルーツには、
ミューズリーを添えて。
コーヒーをお替りして、
ベリーの酸味が美味しいパイと、
こぼれるほどレーズンを巻き込んだデニッシュ。
都心に居ながら、広々した贅沢な空間と、
木々の緑が、朝の気分を豊かにしてくれるホテル。
国旗はためく中華街 [ホテル]
ロビーは、チェックアウトのゲストが並ぶ。
中国風の飾り付けが、ところどころ。
朝食は、フロントレセプション横の、ブラスリー ミリー ラ フォーレ。
ビストロやカフェのようなデザインで、カジュアルな雰囲気。
ブッフェスタイルの朝食。
まずは、定番のトマトジュース。
温かいコーヒーやジュースはセルフサービスで。
籠に盛られたクロワッサンやデニッシュ。
エッグステーションで頼んだプレーンオムレツは、
シェフが手際よく作り上げる。
奥には、夜はバーになるU字型のカウンターがブッフェボード。
品数は多くないが、野菜や温菜が並ぶ。
スクランブルエッグに、ソーセージとベーコン。
プレートには、和風と中国風の惣菜。
大きめにカットした根菜の筑前煮や、
中華風の炒め物。
御飯と味噌汁の横には、納豆や海苔など定番のメニュー。
からりとした揚げパンと、刻み葱をトッピングして、
中華粥をいただく。
ひと匙の胡麻油で、中華粥に。
洋風の温野菜やペンネもあるが、
大きな蒸籠には、系列の重慶飯店の点心師による、
焼売と肉まん。
大きめの焼売は、豚肉が、しっかりたっぷり入って、
八角など香辛料が香って本格的な味。
肉まんも、香りがいい。
デザートは、フルーツのシロップ漬けと杏仁豆腐。
中華街で働く人たちが行き交う道路を眺めて、
しっかりしたアップルパイと、温かいコーヒーで締めくくり。
京の朝粥を後楽園で [ホテル]
あいにくの曇天の朝。
東京ドームホテルの周辺は、いつものように賑わっている。
建物の周囲に池を巡らせて、
広々したロビーは壮観。
4階の、熊魚菴たん熊北店の東京ドームホテル店へ。
4階ワンフロアほぼすべてのスペースに、
テーブル席や個室や座敷を構える。
天麩羅,鉄板焼き,寿司のスペースには、
本店のある京都の地名、嵯峨野,祇園,清水の名前。
案内されたテーブル席からは、東京ドームや
アトラクションが一望できる。
大きな窓とカジュアルな明るい雰囲気。
運ばれた膳は、京の朝粥。
ジェットコースターの曲がった軌道や観覧車を眺めながら、
いただく和食とは、なかなか珍しい。
ふっくらした甘塩の鮭。
炊き合わせは、きれいに面取りした小芋や茄子、
彩りの赤蒟蒻。
薄味で煮含まれていて美味しい。
ひじきの煮ものや玉子焼は、どこか懐かしい味。
胡麻和えにした若いオクラは、食感と胡麻の風味が美味しい。
もったりした、お粥を茶碗へ。
吉野葛でとろみを付けた鼈甲色の鼈甲餡。
甘辛の餡に、なめたけ。
鼈甲餡の量で、お粥のやわらかさを調整しながらいただく。
京都の料亭,料理屋で馴染みのある、ちりめん山椒。
ぴりりとした山椒の風味が、お粥によく合う。
近くから見上げると存在感のあるホテル。
周辺のアトラクションに向かう家族連れが増える時間帯になる。
サラダ、サラダ、サラダ [ホテル]
流れる雲は東京湾の朝の空。
新橋に近い、三井ガーデンホテル銀座プレミアの朝食。
16階のロビーは、黒を基調としたデザイン。
2方向に大きな窓があり、
西には、六本木のビル群と東京タワー、
その先には、富士山の頂きが見える。
南には、広がる東京のベイエリア。
南側に面した、Restaurant Skyは、ブッフェスタイルの朝食。
エントランスで渡されるプレートを持って、席は自由に選べる。
テーブルと椅子、ソファー、珍しいのは窓際に並んだ、
小さなベッドのようなソファー。
寛ぎやすく、小さな子供の家族連れにも良いかもしれない。
ドリンクは、窓際のブッフェボードに。
野菜ジュースと温かいコーヒー。
中央の大きなブッフェボードには、15種類ほどの、
サラダ、サラダ、サラダ。
オープンキッチンから出来たてが運ばれるサラダたち。
どれも、ひと手間加えた個性あるものばかり。
ソファーに運んで楽し。
さっぱりした茹で豚とゴーヤ。
レタスを混ぜ込んだポテトサラダ。
しっとり、やわらかくて厚みのあるローストビーフのサラダは、
レンコンとゴボウを和えて。
野菜よりローストビーフの割合が多く、ロゼ色が美味しい。
赤いビーツとチーズのサラダは、アクセントにクルミを。
シャキシャキのモヤシのサラダ。
ツナとニンジンのサラダは、彩りにブラックオリーブ。
生ハムとアスパラガスのサラダ。
青パパイヤと小エビのサラダ。
中華風のネギソースは、やわらかくてジューシーに仕上げた蒸鶏に。
大きなボウルには、生野菜が鮮やかにディスプレイ。
赤色、緑色は、見ているだけでも楽しい。
ビネガー,オリーブオイル,岩塩,黒い炭塩が傍らにあり、
好みのサラダにできる。
岩塩とフレンチドレッシングで、
フレッシュな野菜をいただく。
サラダは前菜ではなく、メインの位置付け。
エッグステーションはないが、
贅沢な黄色のスクランブルエッグ。
トロトロに仕上げたスクランブルエッグに、しっとりしたベーコンと、
大きめにカットしたマッシュルームや野菜のトマトソース煮。
他に温かいメニューは、
和風の鶏の炊き込み御飯と、カボチャのスープ。
さらりとしたカボチャのスープを
ソファーのサイドテーブルに置くと、秋の雲が映る。
オープンキッチンの前には、
焼き立てのクロワッサンやデニッシュ。
まだ、ほんのり温かい、かわいいサイズのクロワッサンが美味しい。
甘いクリームソースを絡ませたカットフルーツもサラダ仕立て。
サラダのあるブッフェボードに並ぶ。
イチゴやバナナに、大きくカットした夕張メロンとパイナップル。
すっきりした甘さの真っ白なブラマンジェには、マンゴーのソース。
クラッシュしたアーモンドと、ドライチェリーを添えて。
野菜はフレッシュで、個性が楽しいサラダ、
豚肉,鶏,ローストビーフ、どれも火の通し加減がいい。
目の前の築地市場や高層マンション、
その向こうにレインボーブリッジや東京ゲートブリッジ。
ベイエリアが、よく見渡せるソファーで、
ふんわり軽いアップルパイとチョコレートのデニッシュ。
”楽しみのなる朝食”と題した朝食は、充実の品揃え。
たっぷり野菜をいただいた朝。
秋空のフレンチトースト [ホテル]
過ごしやすい10月の朝。
見上げると秋の雲と、秋の青空。
ザ ペニンシュラ 東京の、ザ ロビーへ。
エントランスには、手入れの行き届いた瑞々しい生花。
淡い桃色がホテルの雰囲気を代表している。
いつ来ても、高い天井と広々した空間が気持ちいい。
他のホテルにない贅沢で、大胆なデザイン。
最近は客室稼働率が、ほぼ100%なので、
中央のソファーで順番を待つことに。
この空間なら待つ時間が、ゆっくり流れるよう。
案内されたコーナーの、L字のソファー。
ゆったりできるのは、ロビー全体が見渡せるから。
オレンジ,グレープフルーツ,トマトなど選べるジュース。
他に日替わりのジュースがある、この朝はピーチジュース。
生の桃のような味、淡い色合いがフレッシュであることを表している。
バナナ,イチゴ,ドライチェリーを飾ったバナナブレッドのフレンチトースト。
軽い仕上がりと、甘すぎない上品さが美味しい。
添えられたマスカルポーネのクリーム。
バナナ,フルーツ,クリーム、そして輝くメイプルシロップを
すべて合わせて、バランスを楽しむ。
しっかりしたコーヒーは好みの酸味。
新聞を読みながら、スタッフに、お替りをお願いする。
バターを付けなくても、ふっくらして、サクサクのクロワッサンは美味しい。
練り込んだバターの香り。
ミルクの風味が美味しいマフィン,オレンジとカスタードが魅力のデニッシュ。
木を多用したデザインが温かさを感じさせてくれる。
サンドイッチを作ろう [ホテル]
小雨の東京都港区の朝。
汐留のパークホテル 東京の系列ホテル、芝パークホテルで朝食を。
表通りに面した本館と、路地を隔てた別館の2棟。
以前、本館にあったフロントレセプションは別館1階に移り、
本館1階はロビーとコーヒーショップ プリムラがある。
昭和を感じるデザイン、カーペットには切株のデザイン。
朝食は洋食のブッフェスタイル。
料理は奥のブッフェカウンターに並んでいる。
クラシックなカーテンと植栽、黄色が鮮やかな椅子。
冷えたオレンジジュース。
ジュースは2種類、コーヒーはセルフサービス、
カジュアルな雰囲気で、料理の種類は少ないものの、
必要十分なバリエーション。
基本に忠実に作ったポテトサラダ。
サーモンと野菜に、フレンチドレッシング。
蒸し上げた温野菜には、
ガーリックを効かせたバーニャカウダ風ドレッシング。
玉子料理は3種類。
濃い黄色が美味しいトロトロのスクランブルエッグと、
甘めのトマトソースの大きなオムレツとボイルエッグ。
ベーコンとソーセージの塩味でオムレツと
スクランブルエッグをいただく。
小ぶりのサイズのクロワッサンは焼きたて。
サクサクで温かく、玉子料理と相性がいい。
次は温かい料理。
白ワインと生クリームのソースが美味しい魚のソテーには、
キノコとトマトを添えて、
デミグラスソースで煮込んだハンバーグ、
そして、朝食には珍しいカレー風味のチキンピラフ。
キャベツたっぷりのミネストローネもある。
ブッフェボードのサーモンは、
レタス,スライストマト,チェダーチーズ,ロースハムと、いっしょに並ぶ。
傍らには、薄めにスライスした2種類のパン。
好みのサンドイッチを作れるように置かれている。
軽くトーストした胚芽パンに、マスタードバター。
具材と、アクセントの黒胡椒。
朝食に相応しいサンドイッチ。
デザートは、焼き色が嬉しいパンプディング。
冷えて、上品な甘さが美味しい。
デニッシュは、焼き上げて間がないのか、ほのかに温かい。
欧米のゲストが多く、観光や空港に向かう姿。
カジュアルな朝食を終えて、六本木方面へ。
高輪の丘 [ホテル]
早朝の品川駅から、なだらかな坂を上って、
Marriottと提携して、リノベーションしたばかりの、
ザ プリンス さくら タワー東京へ。
丘の上に建つホテルのエントランスへ続くアプローチは、
規則的に組まれた木の屋根が、朝の光を、やわらかくしてくれる。
真新しいフロントレセプションは、シンプルモダンなデザインで、
西洋風の中に、和の要素が感じられる。
工夫された照明も手伝って、広々と快適。
木立に囲まれた庭園を望む、リストランテ カフェ チリエージョ。
隣接するグランドプリンスホテル高輪との高低差を活かした庭は、
自然が感じられて、朝食に相応しい。
間近の池が爽やかさを増してくれる。
和の雰囲気を感じる間仕切りを効果的に使った店内。
中央にバーがあり、左右に客席、奥にオープンキッチン。
オープンキッチン前には、温かい料理やサラダ,フルーツが並ぶ。
コーヒーは、たっぷり3杯入るコーヒープレスで。
庭を眺めながら、まず温かいコーヒー。
生ハム,サラミ,スモークサーモン,魚介のサラダから。
チーズやナッツ類も置いている。
バケットやクロワッサンは角度を付けてディスプレィしている。
オープンキッチンで、エッグベネディクトをオーダー。
かわいいサイズのマフィンに、やわらかいベーコン、
空気を含ませたオランデーズソース、とろりと流れる卵黄。
ちょうどいい塩味で、出来たてが美味しいエッグベネディクト。
ブッフェボードのスクランブルエッグに、
ベーコン,ソーセージ2種,ジャーマンポテト。
タジン鍋で蒸し上げた野菜は、シンプルに塩でいただく。
野菜のソテーやペンネもある。
フレッシュな野菜の後は、さらりとしたコーンスープ。
スープは、コーンとミネストローネの2種類。
和のメニューは、トッピングが、たくさん置いてある、お粥。
あらかじめ種を取り除いた梅干し、野沢菜としらすをトッピング。
定番のトマトジュースやリンゴジュースの他に、
珍しい紅芋のビネガードリンクもある。
デザート代わりに、冷たいキウイのスムージー。
甘さほどほどで、爽やかな口あたり。
甘いメロンや、大粒の葡萄に続いて、
フレンチトーストとワッフルを。
ハチミツとメイプルシロップだけでなく、
ブルーベリーとチェリーのフルーツソース。
スタッフに、新しいコーヒープレスをお願いして、
見た目に美味しいデニッシュ。
品川駅の近くにいると思えない緑豊かな雰囲気と、
リノベーションしたモダンなデザインが魅力の場所。
朝日の揺らぎの中で [ホテル]
都会の真ん中にいるとは思えない、穏やかな朝の風景。
ザ キャピトルホテル東急の周囲に巡らせた池に、わずかな漣。
高層ビルの合間から差し込む朝日。
池の漣に反射した朝日は、オールデイダイニング ORIGAMIの軒で、
心地いい揺らぎの模様を作っている。
まるで庭園の中で朝食をいただいているような気持ちにさせる。
窓際に並んだフレッシュジュースから、
とろりとした甘さのマンゴージュースと、
すっきりした爽やかな野菜ジュースを。
2013年5月からはじまったブッフェスタイルの朝食。
たくさんの種類と、そのディスプレイの美しさがいい。
軽く燻製したスモークサーモンは、
小粒のケイパーとタマネギとレモンでいただく。
まるで刺身のような食感と新鮮さが美味しい。
いい塩気の生ハムはピクルスと。
朝食には珍しいオイルサーディンは、カリカリのバケットと。
軽くソテーしたズッキーニやナスやゼブラトマトと。
クレソンを添えたハムと鴨の燻製。
どれも厳選した素材が分かるものばかり。
食べやすいサイズのパンやデニッシュたちが並ぶ。
フランス、Lescore(レスキュール)のバターは、有塩と無塩の2種類。
まろやかな美味しさが魅力。
そして、さっくりしたクロワッサンは、軽い食感がいい。
モッツァレラらグリュイエールなどのチーズ。
コーンフレークをはじめとしたシリアル。
ココットには温かいオートミール。
ハチミツとドライフルーツに、きな粉をトッピング。
洋の料理が、きな粉の香ばしい風味で、和の表情に。
オーダーした卵料理は、プレーンオムレツ。
はち切れんばかりの、綺麗な姿に、中はトロトロ。
温かい料理も充実している。
素材それぞれに応じて、
ボイルしたもの、ソテーしたもの、揚げたもの。
ベーコンは、しっかり火を通したものと、
しっとりしたもの、2種類。
余分な脂を吸う為のパンを敷いている気配り。
クリスピー過ぎず、しっかりした味と
やわらかい脂の甘みを味わう。
ゴーヤと卵のソテーは上品な味、
ソテーした紫タマネギやナスを添えて。
マジョラムを入れたものなど3種類のボイルしたソーセージは、
それぞれの美味しさのの違いを楽しむ。
甘いサツマイモやカボチャのソテーと
食感が嬉しいレンコン。
きれいに蒸し上げたジャガイモは、
何も付けなくても美味しい。
野菜のピクルスやトマトとチーズのカクテル仕立て、
マヨネーズで和えたサラダ。
秋らしいキノコのリゾットには、黄色の銀杏。
キノコの旨味が出ている。
8月まではフォーがあったブッフェボードには、
朝食に珍しいメニュー、丸鶏1羽で作った参鶏湯。
ほぐした鶏,ココットに入った栗と銀杏,
ネギ,ショウガ,クコの実を入れたボールに美味しいスープ。
岩塩で味を調えると、肌寒い朝に美味しい、ひと品。
名残のスイカや、果肉が黄色いキウイもある。
フレッシュなカットフルーツに、
プルーンやドライフルーツをトッピング。
ローストした松の実とクルミが
秋をイメージさせてくれる。
温かいフレンチトーストは、
やわらいバケットの軽い焼色で
メイプルシロップを敷いたプレートの上に。
かわいいサイズのフォカッチャは、
ズッキーニとセミドライトマトがのる軽い塩味。
ブリオッシュと、
バナナの香りが口の中に広がるバナナブレッドは、
小さいサイズでも存在感あり。
ポットで提供される温かいコーヒー。
トアルコトラジャのバランスのとれたコーヒーを
いただきながら、爽やかな気持ちの朝の時間を過ごす。
50種類の楽しみ [ホテル]
ひさしぶりに洗車しようと向かった、ホテルオークラ東京。
本館地下2階の、スピードキング ホテルオークラ東京店に
車を預け、本館ロビーへ。
漆塗りのテーブルと椅子が、花弁を表現する落ち着いた佇まい。
ランチタイムの飲茶を頂きに、
チャイニーズテーブル スターライトへ向かう。
11階のエレベーターホールから長いアプローチの先。
スタッフの行き届いたサービスで、
フリーオーダースタイルの頂級飲茶を、お願いする。
テーブルで注文し、出来たていただける嬉しいランチ。
小柱やイカと、干豆腐の千切りをジュレのドレッシングで和えた、
爽やかな中華風サラダからスタート。
続いて、ふんわり軽い海老の揚げ餃子と、胡麻と蟹の風味の挟み揚げ。
蒸籠で熱々の焼売と餃子。
どれも上品な味わいで、ちょうどいいサイズ。
ここからは、点心,料理,デザート全50種類を
好きなだけオーダーできる。
ツルリとした食感が美味しい、刺身クラゲ。
やわらかいスペアリブの梅肉蒸しは、梅の酸味が隠し味。
軽く揚げたプリプリの海老に、
ほんのり甘いマヨネーズソースをまとった、海老のマヨネーズソース。
オイスターソースが美味しい、牛肉の包み蒸し。
シャキシャキした食感に中華スープの旨味の、野菜のさっぱり炒め。
醤油で煮込んだ巻き湯葉は、肉の餡がジューシー。
彩り鮮やかな蒸し餃子の翡翠仕立て。
ハチミツを塗って焼いた自家製チャーシューは、
やわらかさと、味付けの奥行きが絶品。
季節の冬瓜は干し貝柱の旨味を吸いこんで美味しい。
プルプルの豚足コラーゲンの醤油煮込みは、
とろけるように、やわらかい。
きれいな球形のパン包み揚げの中心は、イカとホタテ。
豚肉と韮がたっぷり入った、香港餃子香り焼き。
キツネ色の美しい揚げ色の中は、細切り牛肉の春巻。
まだまだ食べてみたいメニューがあるものの、
最後は、甘酢がさっぱりする胡瓜で。
温かい茉莉花茶を、お願いして、デザートへ進む。
さっぱりした、お気に入りの愛玉子(オーギョーチ)のライチ風味。
外せない杏仁豆腐。
ふんわりした中華蒸しパンの、マーラーカオ。
胡麻の風味と、なめらかな餡の胡麻団子。
どの料理も、上品で丁寧な仕事が光る逸品揃い。
点心師とシェフの技が堪能できる。
秋のタルティーヌ [ホテル]
早朝の、グランドハイアット東京の静かなロビー。
大きな顔の形をしたオブジェ。
階段を上がった先にある、フレンチ キッチンへ向かう。
これからの季節は特に気持ちのいいテラス席を通り過ぎ、
奥にあるガラス扉の個室へ。
サンデーモーニングクッキングクラスのシェフズ テーブル。
大きなテーブルと本棚、大きな窓から朝の光。
新鮮な食材とと調味料。
キッチンに集まって、調理がはじまる。
副総料理長のダヴィッド ブラン氏の調理がはじまる。
テーマは、タルティーヌ。
朝食だけでなく、ランチや軽食にもなるタルティーヌ。
4種のタルティーヌを作る。
砕いた胡桃を混ぜたクリームチーズに
バターでローストした洋ナシと胡桃。
軽く温めた、クルミとレーズンのパンに盛り付けて
スライスしたゴートチーズとトッピング。
最後に数分、オーブンに入れて温めて、
彩りのチャイブと胡椒をふりかけて、
Tartine Autumunalの出来あがり。
洋ナシの上品な甘さと胡桃とチーズの風味が美味しい。
豊かな収穫期の秋をイメージさせる、ひと品。
Tartine Benedictは、卵とサバイヨンを使った、
エッグベネディクトのような朝食向きのタルティーヌ。
ソテーしたベーコンとホウレンソウに、
カットした茹で卵をのせ、
卵黄と澄ましバターと白ワインで作った美味しそうな色の
サバイヨンソースを。
オーブンで焼き色が付いたら出来上がり。
バターリッチなソースが美味しい。
3品目は、野菜たっぷりの、Tartine Croque-Vegitable。
オリーブオイルで軽く煮たスライスしたナスとズッキーニ、
カットしたパプリカやラディッシュなどを用意。
黒オリーブで作ったタップナードソースをトーストに塗り、
野菜を重ねていく。
カットすると、カラフルな断面が楽しい。
合わせた野菜の美味しさを黒オリーブが
まとめてくれる。
最後は、Tartine Fruity。
バターとハチミツを塗って、軽く温めた丸いブリオッシュ。
煮詰めたポルトと季節のイチジクを盛り付け、
ハチミツとチョコレート、刻んで香りを出したミントを飾る。
これだけで立派なデザートになる大人の甘さ。
調理が終わったら、テーブルに戻って、食事がはじまる。
スタッフがサービスしてくれるスモークサーモンや生ハム。
バスケットに盛られたパンたちと、コーヒー。
フレンチ キッチンのブッフェボードに、いつも並ぶ美味しい料理たち。
先ほど調理過程を見たタルティーヌ4種を味わう。
ベリーをあしらったミューズリーがデザート。
人気のクッキングクラスは、
秋の朝を豊かな気分にさせてくれる。
竹筒の杏 [ホテル]
残暑の厳しい9月の夕方。
涼みに訪れた、ホテルオークラ東京。
温かい雰囲気の、中国料理 桃花林。
スタッフが笑顔で迎えてくれる。
手元のプレートや、
ジャスミンティーの入ったポットには桃の絵柄。
間仕切りには、鳳凰が舞う。
さり気無く置いたナプキンは、
花の蕾のように結んでいる。
棒々鶏冷麺は、濃厚な芝麻醤のソースに
茹で加減が絶妙な中太麺。
オレンジ色の辣油は、品のある辛さがアクセント。
やわらかい鶏とクラゲの食感、
香る香菜と中央に盛った千切り野菜の爽やかさ。
落ち着くシートに深く腰掛け、
デザートは、竹筒入り古式杏仁豆腐。
冷えた竹筒に、シロップに浮かぶクコの実とバジルシード。
珍しい北杏(ホッキョウ)と南杏(ナンキョウ)を
贅沢に使用した本格的な杏仁豆腐。
コクの北杏、香りの南杏をバランスよくブレンドして、
スッキリした甘みと、口に含んだ時と後で広がる爽やかな香り。
伝統のロビーは、四花弁を屏風のようにデザインした、
日本的な雰囲気が落ち着く。
季節の草木を眺めながら、ゆったりした時間。
黄金の一滴 [ホテル]
朝日を浴びて、瑞々しい緑。
高層ビルの最上階は、
天井のガラスを通して降り注ぐ光と緑が気持ちいい。
西新宿のパークハイアット東京のエレベーターを降りると、
誰もいない早朝のラウンジ。
ジランドールは、ゲストを待つ、並んだ新聞と揃った料理。
洗練されたデザインと、落ち着いた雰囲気が、
お気に入りの空間。
フレッシュジュースをいただいて、
大きくて、しっとりしたスモークサーモンに
オリーブやピクルス、ハムを。
スモークサーモンに、ほのかなディルの香り。
カマンベール,チェダー,ハーブを混ぜたクリームチーズなど、
チーズの種類も充実している。
そして、パンのバリエーションは見ているだけで、うれしくなる。
定番のクロワッサン,
セミドライトマトとパルミジャーノをのせたミニサイズのフォカッチャ,
トースト,バケット,甘いマフィンやペストリーたち。
キャラメリゼしたクルミとシロップ漬けのフルーツ、
モッツァレラと新鮮な野菜。
テーブルに届いたエッグベネディクト。
サーモンかハムを選ぶスタイルで、
選んだのは、しっとりした、やわらかいハム。
軽く仕上げたオランデーズソースと、ハムの塩気のバランスがいい。
黒胡椒のアクセントで美味しくいただいた。
以前にはなかった温かい料理も
ブッフェボードに並ぶようになった。
焼き色が絶妙な、プリッとしたソーセージ、
厚めのベーコンに、
グリルしたエリンギ,ポテト,トマト。
さらさらとした上品な、お粥もある。
高菜と梅干しを、陶製の匙でいただく。
厳選した魅力的なフルーツたち。
そして、養蜂箱から取り出した、そのままのハチミツ。
よく見ると小さな六角形のハニカム構造の中に、
黄金に輝くハチミツが詰まっている。
一滴一滴、落ちてくるハチミツをフルーツに。
ココット皿に溢れるようなシナモンロール。
フワフワの食感とアイシングした砂糖が美味しい。
コーヒーをお替りして楽しむ。
ジランドールの朝の雰囲気は、
いつ訪れても幸せにさせてくれる。
真っ白なパンケーキ [ホテル]
午後のティータイムに通りかかった、
昭島のフォレスト イン 昭和館。
最上階10階のラウンジ ダコタは広い森が見渡せる。
窓一面から明るい光が、店名の表すように
飛行機のキャビンをイメージした店内隅々まで届いている。
深みのあるコーヒーをいただきながら、
注文したパンケーキを楽しむ。
ホワイトチョコレートの白いソースをまとったパンケーキ。
砕いたマカダミアナッツと、凍らせたフルーツ。
ナッツがアクセントに、
次に冷たいパイナップルやマンゴーやベリーの食感が楽しい。
iPadを見ながら、外の景色を眺めながら、
ゆっくりと時間が過ぎると、
外に出るころには、すっかり夏の夕暮れ。
ゆっくりと出来たてを [ホテル]
西新宿のハイアットリージェンシー東京。
3階の、酒肴 omborato(おんぼらあと)は、
白を基調としたデザインで、明るい雰囲気。
西側の窓から明るい日差し。
休日のランチは、ブッフェスタイルの日本料理が楽しめる。
新鮮な鮪,はまち,帆立、姿造りの鯛。
刺身の美味しさは新鮮な素材と、包丁の仕事。
鯛は霜造りで、皮と身の間の旨味も堪能できる。
氷の上に、豪華な蟹。
三杯酢で、さっぱりといただく。
温かい料理から、豚しゃぶを。
紅葉おろしとポン酢、続いて、なめらかな胡麻だれ。
しっとりした豚肉が美味しい。
南瓜のしんじょうには、たっぷりの蟹の餡。
蒸籠で蒸し上げた、熱々を。
青菜のお浸しや、茄子の煮浸しは、
夏を感じる重要な脇役。
幾重にも、ふんわり仕上げた出汁巻き玉子。
銀餡をまとわせて、温かい状態を保ち、
つやつやした見た目から美味しさが分かる。
たっぷりの大根おろしと。
テーブルを周るワゴンには、出来たての自家製豆腐。
ほのかに磯の香りがする藻塩でいただく。
温かい、あっさりした中に大豆の風味。
藻塩が引き立てる。
ブッフェボードには飲物も並ぶ。
オレンジジュース,コーヒー,紅茶、
そして、夏らしい麦茶が美味しい。
ブッフェボードの中央には、
スタッフが揚げる天麩羅。
海老,薩摩芋,アスパラガスを、塩とレモンで。
サクサクの衣、出来たてをいただける贅沢な気分。
いくらでも食べられそうな軽い食感。
温かい料理は、他にもたくさん。
鶏の竜田揚げ,鯛の煮物,牛肉の柳川風。
揚げたての串揚げはタルタルソースで。
牛肉の筑前煮風は、トロトロの牛肉の脂が美味しい。
お酢でさっぱりした、鶏の揚浸しや、
どこか懐かしい糸蒟蒻と明太子の炒め物。
水菜と、かりかりに炒ったじゃこに、
ゴマ風味のドレッシングは、新感覚のサラダ。
絞めのお食事は、
粟の炊き込み御飯や味噌汁、
そして、綺麗な桃色の鮪や、
いくらがのった、かわいい小丼。
寿司はテーブルでオーダーすると、
店内にある鮨 みやこから運んでくれる。
どれも新鮮、鮪,鯛,はまち,サーモン,いか,甘海老。
ちょうどいいサイズで、出来たてが味わえる。
小分けした稲庭うどん。
冷たい出汁に、揚げ玉と葱。
デザートも豊富。
アイスクリームやプリン、かわいいサイズのケーキ。
黒蜜でいただく、抹茶を塗した、わらび餅。
西瓜,キウイ,グレープフルーツとシロップと寒天は、
朝顔に見たてた涼しげなガラスの器で。
さっぱりとしたら、上品な甘さのプリンと抹茶のアイスクリーム。
冷水に気持ち良く漂う白玉は、ぜんざいで。
かわいいサイズの、おはぎ。
最後は、温かいコーヒーを。
温かい料理は温かく、新鮮な料理は、より新鮮に、
出来たての美味しさを、上品な味付けで楽しんだブッフェ。
石川県の方言”ごゆっくりと”を店名にした”おんぼらあと”で、
ゆっくりと、ゆったりと。
昭和時代的富士山冷麺 [ホテル]
夜の六本木、グランドハイアット東京。
大小様々な大きさの陶器を組み合わせた、
エントランスのデザインが印象的な、
中国料理 チャイナルーム。
店内は、天井の赤い照明が、
カトラリーやポットやプレートに反射して、
ヨーロッパや日本ではない、異国情緒を演出する。
温かい茉莉花茶(ジャスミンティー)をいただいて、
カシューナッツを、唐辛子やスパイスと炒めた、おつまみを。
かろやかな辛みとスパイスが食欲を呼び起こす。
注文したのは、
洗練されたメニューの中で、異彩を放つ名前、
「昭和時代的富士山冷麺 思ひ出の昭和の冷やし中華」。
麺の上に、こんもり盛った錦糸玉子、麺を囲む具材の数々。
冷やし中華の定番の盛り付け、
富士山に見たてた、冷やし中華の王道。
思わず微笑む、あまりにも定番な、なると、
蒸し鶏,トマト,甘く煮た椎茸,もやし,色どりの胡瓜、
そして、どこか懐かしい紅生姜。
中国酢を効かせて、さっぱりした甘さが爽やかなスープ。
中太麺には、あらかじめ絡めてある胡麻油が香って、食感もいい。
時々、辛子のアクセント。
バランスの良さ、丁寧な調理と技。
オーソドックスなデザインにしているのは、シェフの遊び心。
シェフが楽しんで作っている様子が思い浮かぶ。
デザートは、「グランドハイアット香港特製クラシックマンゴープリン」。
冷やした器に、固過ぎず、やわらか過ぎない、
絶妙な食感のプリン。
フレッシュなマンゴーのような、なめらかさ。
マンゴーのピューレと、フレッシュなマンゴー。
上品な甘さが美味しい。
エントランスには、季節の花、紫陽花。
抑えた照明に、パープルのグラデーションが美しい6月の夜。
ホテルの庵 [ホテル]
ロビーの植栽、新緑の美しい季節。
ホテルオークラ東京のロビーは、
いつものように清々しい。
本館7階に、あまり知られていない茶室がある。
宿泊しなくても利用できる、この庵(いおり)の名は、
聴松庵(ちょうしょうあん)。
創業者 大倉喜七郎の雅号、”聴松”を名にした茶室は、
ホテルの中にあって、凛とした風情が漂う。
”松風を聴く”と解釈すれば、茶の湯の用語”松風”は釜の湯の沸く音。
湯の沸く音に耳を傾けられる静寂が、ここにはある。
窓際の待合に腰下ろし、
曲水の宴の河の大きなうねりを白砂で模した、
手入れの行き届いた日本庭園を眺める。
3本の枝垂れ桜がある、この庭園は、
大きなホテルの中で、茶室と
周囲のゲストルームから眺められる美しい庭。
蹲(つくばい)の手水鉢(ちょうずばち)で、手を清め、
打ち水をした石畳を歩いて、青畳がきれいな茶室へ。
軸は、「漁夫生涯竹一竿」。
一輪差しの季節の花、床の間から、お香が薫る。
お菓子は青梅、新緑の季節に相応しい。
中は、なめらかな漉し餡。
手水鉢の水音が、静けさ引き立て、
茶筅の音が鮮明に聞こえる。
萩焼でいただく、落ち着いた一服。
外国の大柄なゲストも入りやすいよう、
茶室特有のせまい躙口(にじりぐち)はなく、入りやすい。
天井は、杉板や竹など5種類の材料を組み合わせた細工。
茶室の外の、窓側の立礼席は、
10人程度のグループにも対応できる広さ。
日頃、感じる機会が少ない静寂を再確認し、
背筋が伸びるような気分にさせてくれる、
ホテルの中の庵(いおり)。
晴れのデリカテッセン [ホテル]
特徴あるエントランスの廂(ひさし)。
特徴ある影は、5月にも関わらず強い日差しで、
きれいな四角形を地上に描く。
ここは、西新宿のパークハイアット東京。
新宿パークタワーに一歩入ると、
ランチの時間は、多くのビジネスマンが
1階ロビーを通り過ぎる。
お気に入りのデリカテッセンでンチセットをオーダーして、
いつも利用する、惣菜の並ぶショーケース横のテーブルは
通り過ぎてテラスへ。
磨かれた大理石のテーブルは、
東京都庁方向に開けた空間。
噴水の水音が心地いい。
高層ビルの影で、ちょうどいい爽やかさ。
温めてもらったクロックムッシュは、
しっとりしたハムと溶けているチーズが美味しい。
パンの表面のチーズの焦げ目も、いいアクセント。
イワシのマリネと、リコッタチーズのサラダ。
フレッシュな野菜が、うれしい。
デザートは、フルーツサラダ。
パン,サラダ,フルーツの3品と、
温めたミルクを添えた、濃い目のコーヒー。
春から初夏と初秋の、屋外が快適な時期には、
必ず訪れる、お気に入りの場所。
昼下がりの丘の上 [ホテル]
休日の午後、東京の都心。
気持ちのいい晴れた空の下、
神田界隈を散策し、丘の上の、山の上ホテルへ。
本館1階のコーヒーパーラー ヒルトップは、
古き良き時代の喫茶店のようなデザイン。
白い壁の額,クラシックな小花の飾りの明かり。
テーブルには、レースのテーブルクロス。
スタッフのコスチュームも、ノスタルジック。
カトラリーには、使い込まれて、
消えかかったホテルのロゴ。
大切に使われていることが、よく分かる。
特製リンゴパイ アイスクリーム添え。
溶けるバニラアイスの周囲には、
大人の苦みを効かせた出来立ての温かい、
キャラメルソース。
ソースの温かさで溶けていくアイスクリーム。
ソテーしたリンゴは、やわらかくて、
ナイフで綺麗に切れる。
しっとりした火の入れ具合が絶妙。
フレッシュなリンゴと、火を通して甘さを増した両方の、
いいところが味わえる。
キャラメルソースの上に、
焼き立ての、サクサクのパイ生地。
その上にリンゴ、その上にまた焼き立てのパイ。
普通のアップルパイではなく、
コース料理の最後のデザートのよう。
水出しの濃いダッチコーヒーが、
キャラメルソースやバニラアイスと相性がいい。
落ち着いて寛ぐ休日の昼下がり。
東京タワーと朝食を [ホテル]
好天に恵まれたゴールデンウィーク。
芝公園に建つ、ザ プリンス パークタワー東京に
朝の太陽が、眩しく反射する。
朝食を提供するレストランは、
日本料理 芝桜と、33階のスカイバンケット。
33階に上がると、既に開店を待つ行列。
スカイバンケットは、普段は宴会に使用されているが、
毎朝、洋食を中心としたブッフェスタイルの朝食を提供している。
33階の窓から、手を伸ばせば届きそうな東京タワー。
青い空を背景に、その堂々とした姿が映える。
スタッフがジューサーで作る、チェリートマトとブルーベリーのジュース。
新鮮なベリーの酸味が甘すぎずに美味しい1杯。
シリアルやチーズの隣には、
フレッシュな野菜と、手を加えたサラダが各種。
オレンジとニンジンのサラダ,紫キャベツとベリーのサラダ,
クレソンとインゲンと蒸し鶏のサラダ,キノコとクスクスのサラダ,
海藻サラダ,オクラとパプリカのサラダ、などなど。
色鮮やかで、上品な味付け。
トーストの他、食べやすいサイズのクロワッサンやペストリー。
鶏とチーズのサンドイッチや、シンプルな玉子のサンドイッチもある。
ブッフェボードの端にはエッグステーション。
温かい料理も揃っている。
プレーンオムレツに、
厚めと薄めのベーコンを添えて。
温かいスープはクラムチャウダー。
タマネギの甘みが十分出ている。
眼下には増上寺の境内と木々が広がり、
遠くには高層ビル群。
クルミとハムに、ドレッシングとフレッシュな野菜。
白い御飯と、釜で提供されるお粥。
松の実やキムチなど、お粥のトッピングが豊富に並ぶ。
温かい料理から、
ハーブとソテーしたポテト,シンプルに蒸した野菜,
ニョッキのグラタン仕立てとハム。
シンプルな料理は朝に相応しい。
珍しい料理もある。
マテ茶を練り込んだ麺をエスニック風にいただく。
フォーのようなアジア風の麺料理。
スタッフがホットプレートで焼くのは、
ワッフルとパンケーキ。
出来たてのパンケーキに生クリームとベリーのジャム。
ナッツやドライフルーツと、
フレッシュな果物たち。
ボウルいっぱいに盛ってあるイチゴを添えて。
マフィン,フィナンシェ,チョコレートをしみこませたパウンドケーキ。
白桃と黄桃のペストリーは、甘すぎずコーヒーと相性がいい。
コーヒーは、スタッフが注いでくれるので、
新聞を読みながら、ゆっくりとパイをいただきながら、
外の景色を楽しむ。
東京タワーとともにいただいた朝食。
朝食は柚子の香り [ホテル]
ゴールデンウィークの朝、お台場の空は、きれいな青空。
ホテル日航東京の、
ゲストルームのバルコニーが、波のように見える。
広いロビーは、白い壁に朝の光が反射して、
気持ちがいい。
日本料理 さくらは、階段を上った3階の東京の市街地を望む側。
店内は土壁を湾曲させたエントランスを通った先。
曲線のデザインが各所に配されて、
やわらかな和の印象。
日本庭園を眺めながら、
まず最初に、柚子茶をいただく。
柚子の爽やかな香りが清々しい。
日本庭園の先には、
レインボーブリッジと東京の街。
視界の左端は、東京タワー、
視界の右端は、東京スカイツリー。
続いて、自家製豆腐。
やわらかい豆腐には、醤油でなく塩で。
それぞれの器にも工夫がうかがえる料理の数々。
さらさらの、お粥には甘めの餡。
串を打って焼いた厚みのある鮭は、
皮目が、パリッとして脂がのっている。
汲み上げ湯葉は、やわらかいスクランブルエッグのような、
食感が美味しい。
牛肉の時雨煮や、筍の煮物は、
甘めの味付けが美味しい。
温泉卵は、
海藻の、あおさの風味と出汁が効いている。
景色を眺めながら、ゆっくりできる日本料理の朝食。
お台場は、東京から最も近いリゾート。
Yokan Aux Abricots [ホテル]
東京駅丸の内駅舎の向かい側。
開業間もない、KITTE。
斬新なデザインの、大きな吹き抜けの周囲に
たくさんのレストランやショップが並ぶ。
4階は、ステーショナリーや雑貨を取り扱うセレクトショップが
見ているだけでも楽しい。
新しいショップの傍らに、
昔の雰囲気を残す旧東京中央郵便局長室。
窓から、向かい側の東京駅の灯り。
新旧が融合する夜景が美しい。
場所は変わって、
薄手のカーテンの向こうは、KITTE。
東京駅丸の内駅舎の中から向かい側を望む。
東京ステーションホテルの中にある、とらやのTORAYA TOKYO。
とらやパリ店のフルーツ羊羹。
Yokan Aux Abricots アプリコット羊羹は、
宝石か、高価なブローチのような赤色に、
アプリコットのピューレを忍ばせた、一輪の花のような羊羹。
雄しべや、雌しべのように見えるアプリコットのオレンジ色。
しっとりした、艶やかな、透き通る色が、
漆黒のプレートに映える。
酸味と甘みを、温かいコーヒーと。
静かに休める空間は、
古い煉瓦とモダンな照明の、新旧の融合。
帰宅を急ぐ人々で混雑する改札前。
煌びやかなドームが美しい連休の合間の夜。
テラスの白い薔薇 [ホテル]
ゴールデンウィークの、
晴れた気持ちのいい朝。
1階の駐車場から、アクセスが便利な、
ホテルオークラ東京のテラスレストラン。
まだ、誰もいない早朝のショッピングアーケード。
レストランの席に着くと、
スパークリングワインや、ウォッカのあるブッフェボードの
飲物の中から、レモンとタバスコをグラスに。
そして、トマトジュースと、ホテルのロゴのマドラー。
和風庭園の芝生に、
日が当って、休日の朝の雰囲気。
いつも通り、丁寧に並んだ料理。
フレッシュな野菜に、昔から変わらないフレンチドレッシング。
エッグステーションに立つベテランシェフに、
プレーンオムレツをオーダーし、
クリスピーなベーコンと。
ひさしぶりに、レーズンブレッドに手を伸ばす。
回転式のトースターで、きれいな焼目。
温かい料理から、ソテーしたカラフルな野菜と、
これ以上の、なめらかさはないようなマッシュポテト。
トマトソースの酸味が美味しいグラタン。
焼いた皮が美味しそうな鮭や、
白い御飯と相性がいい佃煮や漬物があるので、
お粥に、鰹出汁が効いた餡を加えて、
和食もいただく。
淡いオレンジとグリーンの天井のストライプが
スプーンの曲面に映る。
きれいに並んだフレッシュフルーツたち。
皮付きバナナは、食べやすいように
半分にカットして盛られている。
メロンやパイナップルやシロップ漬けのイチゴに
アクセントのナッツを散らす。
美味しいフルーツグラタンを楽しんだ後は、
ワッフルにメイプルシロップとハチミツ。
甘さ控えめで品のあるフルーツティーとともに。
フロアには、コーヒーのポットと、
紅茶のポットを持ったスタッフが常にゲストの様子を察して
来てくれるので、ゆったりとコーヒーをいただける。
テーブルに置かれた白い薔薇のように、
上品な気分で、優雅に迎える連休の朝。
武蔵の眺め [ホテル]
浅草ビューホテルのロビーは、
絢爛豪華な大きな熊手や、金色に輝く神輿が、
浅草や、江戸や、祭りを連想させるディスプレイ。
これから東京の名所に向かう為に、
チェックアウトするゲストで混雑している。
26階の、スカイグリルブッフェ&バー 武蔵の窓には、
すぐそこにあるような、朝の大きな東京スカイツリー。
せり出した窓にはカウンターやテーブルがあり、
千葉方面を一望のもと、朝食がいただける。
ミネラルウォーターは、
硬水,軟水,国内,海外のボトルが揃っている。
オープンキッチンには、温かい料理をはじめ、
ブレックファストから引き続きランチのメニューになる、
たくさんの料理が並ぶ。
フレッシュな葉野菜を中心にしたカウンターは、
そのままでも、野菜のしゃぶしゃぶでも楽しめるスタイル。
タコのマリネや、シーフードサラダ、
湯むきしたトマトなど、冷たい料理を盛り合わせて、
まず、前菜に。
パンの種類は少ないものの、
バターリッチなクロワッサン。
オープンキッチンでは、スタッフがフライドエッグと、
プレーンオムレツを作り続ける。
ガーリックトーストや、お好み焼きもある。
オーブンで焼いたベーコンと、豚肉のソテーは、
やわらかくて美味しい。
オムレツには、アサリのクリームソース。
チキンのグリル,洋風モツ煮込み,野菜のソテーや、
カレーやスパゲッティなど、しっかりしたメニューも豊富。
下町を意識した、和の惣菜も充実している。
焼き立ての鯖や鮭、筍の土佐煮、さっぱりした紅白なます、
中華風の蒸し上がった焼売もある。
大きな土鍋には、
つみれや、出汁が染みた大根。
七味で、つみれと蒟蒻を。
太めの大きなしらす、大根おろしと葱をあしらって、
冷えた讃岐うどんでいただく。
かやく御飯の他、御飯とお粥も用意している。
洋食、和食、ランチブッフェのような豊富な品揃え。
東京の下町を意識したメニューはデザートにも。
洋風のシフォンケーキやチョコレートケーキがあるものの、
人形焼,雷おこし,わらび餅,ぜんざい,ミニサイズのみたらし団子の
甘味の存在感。
ヨーグルトに、カットしたメロン,マンゴー,パイナップル、
そして、カラフルな金平糖をトッピングに。
カリカリした食感が楽しい金平糖。
ふんわり仕上がったフレンチトースト。
軽い仕上がりに、メイプルシロップを。
ビスキュイを添えた、
バニラのアイスクリームで、デザートを締めくくる。
朝日を浴びながら、東京の下町らしいブレックファスト。
Vegetable Garden [ホテル]
神谷町駅から丘の方向へ。
ホテルオークラ東京の別館へ続く、
木立に囲まれた小道は意外に知られていない。
竹や桜が静かに出迎えてくれる夜。
本館のロビーと同じコンセプトの、居心地いい別館のロビー。
ダイニングカフェ カメリアは、明るいオールデイダイニング。
春野菜を中心にしたプリフィックスのブッフェスタイル。
"Vegetable Garden"と命名したブッフェボードには、
色鮮やかな野菜、野菜、春野菜。
和風,フレンチ,イタリアンに加えて、創作ドレッシングの数々。
トッピングや調味料が、迷ってしまうほど揃っている。
レタスやキャベツには、チェダーチーズのドレッシング。
海藻には、バルサミコ酢のドレッシング。
コースのスープ、
鶏とオクラのカメリアオリジナル ガンボスープは、
ワイルドでなく、上品な仕上がり。
オクラのとろみ、ダイス状にカットした鶏、
具だくさんで、体が温まる。
蒸籠で蒸し上げた、新ジャガイモには自家製マヨネーズ。
青菜には、サウザンドレッシング。
ニンジンには、フレンチドレッシング。
カボチャには、粒マスタードのドレッシング。
新タマネギのマリネ,キノコのマリネ,
紫キャベツのサラダ,ゴボウのマヨネーズ風味。
どれも丁寧な料理、安心していただける美味しさ。
温かい野菜は、キャベツのバジル風味,
シンプルな野菜のソテー,ジャガイモのマスタードソテー、
そして、茹でた筍は柚味噌で、春の食感を楽しむ。
コースのメインは、白ワインで蒸した白身魚に
ヴェルモット風味のクリームソースをたっぷりと。
円く春野菜が囲む。
ふっくら蒸して、脂ののった白身魚と、
ソースと春野菜が、目にも舌にも春を感じる。
コースのデザートは、シェフパティシエ特撰 春苺のデザート。
ミルクのジェラートで、さっぱりして、
ストロベリークリームの入ったスポンジと、
周囲のフレッシュな春苺をいただく。
老舗ホテルのダイニングらしい上品な美味しさ。
料理も、スタッフのサービスも、
安心して寛げるレストラン。