煌びやかな朝食 [ホテル]
生駒の山の稜線をオレンジ色に染める朝日。
インターコンチネンタルホテル大阪で迎える朝。
朝食は、20階のノカへ。
クリスマスを目前にして、煌びやかなクリスマスツリーと、
プレゼントのカラフルなボックスがエントランスに置かれている。
大きな窓からは、まだ薄暗い大阪の街。
南東側が見渡せるテーブルで、
まず、温かいコーヒーを。
小花のデザインは、どこか和の雰囲気を感じさせる。
壁側にはオープンキッチン。
中央には、大理石の大小のブッフェボード。
黄色や赤色の明るくカラフルな照明とデザインは、
カジュアルでもあり、個性的。
フロアを行き交うスタッフのコスチュームは、
ダンガリーシャツにチノパンのカジュアルで好感が持てるスタイル。
ブレックファストからディナーまで、ブッフェレストランとして、
気取らないスタイルを演出している。
あらかじめ、かわいいサイズのグラスに分けられた、
フレッシュジュースやスムージー。
ベリーのスムージーを持ってテーブルに戻ると、
朝日が更に輝きを増している。
閃光のように差し込む朝日。
テーブルに置かれた木製のプレートを持ってエッグステーションへ。
木製のプレートにはテーブルナンバーを刻印している。
出来上がった卵料理をスムーズにテーブルへ届ける工夫。
丹波産,淡路島産,信州蓼科産など、
厳選した卵を調理してくれるエッグステーション。
注文した豊かな黄色のプレーンオムレツは、ふわふわ。
クロワッサン,デニッシュ,キッシュなどはオープンキッチンに、
トーストやロールパンはコンフィチュールと、大理石のブッフェボードに。
ふんわりしたクロワッサンと、
卵とベーコンの塩味のバランスがいいキッシュを。
種類が豊富なハムたち。
面白いのはオーダーを受けてスタッフがスライスしてくれる、
スライスハムステーションがあること。
ピカピカの丸い刃を装着した電動スライサーが、
ブロックのハムを静かに、きれいにカットする。
しっとりしたスモークサーモンと、
香草のディルを塗したサーモンにスライスオニオンとケッパー。
スライスしたハムにはピクルスを添えて。
温かい料理はオープンキッチンに綺麗に並ぶ。
それぞれ保温されて、最適な状態を保っている。
ちょうどいい焼き加減のベーコンと、
チキンのソーセージ。
枝豆をあしらっているのは茶碗蒸し風。
レーズンを散らしたパンプディング。
フレッシュなカットフルーツ。
シリアルやミューズリーは、
小瓶に分けられてゲストの手に取られるのを待っている。
和食も充実した品揃え。
御飯,味噌汁,焼魚,惣菜,お漬物が
美しくディスプレイされている。
美しく並んだトーストやロールパンやコンフィチュールの中に、
スチール製の長い管がある。
アクリル板のケースに収まるのは、
巣箱から取り出した、木枠のままのフレッシュなハチミツ。
一滴一滴、スチール製の管を流れてボウルに溜まる仕掛け。
木枠のままのハチミツは、パークハイアット東京のジランドールの朝食以外で、
はじめて出会う。
フレッシュなカットフルーツに、
フレッシュなハチミツをソースにして、いただく。
パンプディングには、ホイップしたクリームを、
そして、メイプルシロップ。
豊富なデニッシュから、渋皮の大きなマロンをのせたものを。
カスタードの適度な甘みと粒の大きいマロンの相性がいい。
夜明けの大阪の街を眺めながら、
温かいコーヒーをお替りする。
フロントレセプション側のラウンジ 3-60(スリー シックスティ)も
明るくなりはじめる。
角のソファーからは、こちらも大阪の街が一望できる。
ゲストルームで、しばらく寛いで、
身支度を整えたら、バラのクリスマスツリーに、お別れを。
煌びやかな大阪 [ホテル]
クリスマスを目前にしたJR大阪駅の北側。
大規模な再開発によって、
煌びやかなイルミネーションが似合う新しいビル群が誕生した。
グランフロント大阪、ショップ,レストラン,オフィス、
そして、インターコンチネンタルホテル大阪がある。
JR大阪駅からグランフロント大阪へデッキを進み、
周囲にショップを配した、広々した吹き抜けを歩く。
その先に、ホテルのエントランス。
20階のフロントレセプションには、
パープルとピンクを組み合わせた絢爛豪華なクリスマスツリー。
エレベーター前からスタッフが立つデスクまで、
床に弧を描く光の帯が印象的。
ポインセチアで囲まれたカラフルな七福神のオブジェや、
個性的なデザインのオブジェが並ぶ。
落ち着いたデザインのゲストルーム。
広々した、およそ50㎡もあるゲストルームは、
和のデザインが、あちこちに配されながら、
個性を醸し出す雰囲気。
更に、天井高が高いので居心地良く、快適。
ガラスで囲われたバスルーム。
落ち着いた色調と灯りが、和室のような印象。
ベッドサイドには、電動カーテンを操作するスイッチがあり、
持っているスマートフォンをBluetoothで接続できる、
BOSEのSoundlinkⅡが置いてある。
南東方向を見渡せる窓。
梅田の大きな観覧車が、真紅の光を放ち、
大阪平野の端まで続く街の光が、
活気のある大阪を感じさせる。
窓側の、ひとり掛けソファには、
金魚が泳ぐ模様のアクリルボックスに、かわいいお菓子。
テレビの横にはBlu-ray Discプレーヤーがあり、
テレビの音は、壁に埋め込まれたBOSEの
1.1chホームシアターシステムCineMate 1 SRで
楽しむことができる。
ガラスの天板と、石と木を組み合わせた個性的なデスク。
引き出しも多く、機能的なデザイン。
ルームキーは、浄瑠璃の人形の横顔。
さり気なく置かれた急須や湯呑があるのも和の感覚。
デスクの横の壁にはミニバーが隠れている。
フルボトルのワインやコーヒーカップや電気ケトルなど、
必要十分以上のラインナップ。
コーヒーは、ネスプレッソのマシンでドリップできる。
エントランス横にウォークインクローゼット。
長期滞在にも十分な容量。
ベンチ,金庫,アイロン,アイロン台,傘,ガウンなど、
ルームサービスに頼まなくても、必要な物は揃っている。
大理石の床のバスルームは、
ちょうどいいサイズのバスタブや天井のレインシャワーが使いやすい。
ガラスの引き戸を開けると、
そのままベッドサイドへつながる開放的なデザイン。
アメニティは、Agraria。
所々に木製や竹製の小物を配して、
わずかな和を感じることで、雰囲気にアクセントと個性を感じる。
デスクで、ひと仕事終えて、夜遅く20階のバーへ。
バー アディは、城郭を連想させる石とガラスのデザイン。
DJブースから流れるコンテンポラリーな音楽を聴きながら、
大阪産のレモンを使ったピンク色のレモネード。
寒い冬に、温かい快適なバーで冷えた飲物が贅沢。
天井の、ガラスを散りばめたシャンデリアに照らされた、
どっしりしたソファーも落ち着ける。
ゲストルームに戻り、バスタブを、お湯で満たす。
ターンダウンサービスが終わったベッドサイドには、
金魚が泳ぐ模様のアクリルボックスに、小さなお団子。
外資系のホテルで多い、チョコレートではなく、
和のスイーツなのが個性的。
黄金色に輝く [ホテル]
品格ある落ち着いたロビーの中央に、
美しいクリスマスツリー。
いつもは季節の植栽がある、
ロビーの中央は、クリスマスの華やいだ雰囲気。
ホテルオークラ東京の本館のロビーは、
いつ来ても気持ちがいい。
まだ、朝の静かな時間に、
オーキッドルームで朝食にする。
高い天井に、広々した空間。
菱形の六面体を組み合わせた、天井から吊るした切子玉の照明が
いつも通り温かく照らす。
まず、コーヒー。
美味しいコーヒーに映る切子玉の光。
待っていたフレンチトーストが運ばれてくる。
黄金色に輝き、ふっくらとした、その姿。
たっぷりとメイプルシロップ。
バターをのせると、バターが溶けて流れ落ちる。
シロップとバターの艶で、
フレンチトーストが更に輝きを増す。
数々のレストランで提供されるフレンチトーストの中でも、
最も印象的な逸品。
ナイフを差し入れると、やわらかくて、しっとり。
肌理細やかな美味しさで、豊かな朝にさせてくれる。
聖夜の王冠 [ホテル]
シックな黒のボウタイ。
毎年、クリスマスの時期になると、
エントランスの真上のオブジェは、
ドレスアップした姿で出迎えてくれる。
西新宿のパークハイアット東京。
クリスマスのデコレーションが、
ペストリーブティックや、
エレベーターホールに散りばめられて、
とても豊かで厳かな気分に。
41階のピークラウンジには、
氷柱のようなクリスマスツリー。
少し空いた時間に、カウンターで温かいコーヒーを。
バーカウンターで、スイーツとコーヒーも
気分が落ち着いて美味しいもの。
和紙で包んだ、かわいい砂糖菓子。
抹茶のクッキーは、弦のある和風のプレートで。
クリスマスらしい赤色のストロベリーのタルト。
イチゴが、まるで王冠のよう。
酸味のあるオレンジソースと、散らしたビスタチオ。
甘いイチゴに、クリームを絡めて。
夜は一段と雰囲気のあるライブラリー。
このホテルの中でも、お気に入りの光景。
ジランドールの前には、
雪景色のモミの木のようなデコレーション。
見上げる天井の、鉄骨とガラスが、
今日は雪の結晶に見えてくる。