東山の黄昏 [ホテル]
夏になると午後6時でも意外と明るい。
東山のハイアットリージェンシー京都。
隣は三十三間堂、向かい側は京都国立博物館。
夕方になると観光客が帰って、静かな時間が流れている。
一歩ロビーに入ると、抑えた灯かりに、
奥のザ・グリルから薪が燃える香りが広がる。
天井の格子模様が、和と洋の調和したホテルの
特徴をよく表している。
外国人ゲストが多く、日本人が少なく感じる。
trattoria sette(トラットリア セッテ)は、
ロビー横のらせん階段を上がった2階にある。
ペストリーブティックとガラスで覆われたワインセラー。
オープンキッチンをL字型に客席が囲む。
窓の外は、道路側は竹、内側は庭と客室を望む。
砂利に流れが描いてある日本庭園を見ながら、
イタリア料理をいただくことに。
木を使った内装が落ち着きを演出。
太い木で作った椅子とテーブルも、
なかなかいい。
前菜は、鱧のマリネと枝豆のスフォルマート ドライトマトのソース。
祇園祭の時期は、鱧と決まっている。
マリネした鱧に野菜と
枝豆でできたやわらかいパテ状のスフォルマート。
野菜の中の茗荷がアクセント。
スフォルマートは、豆の食感と、豆の味が上品。
鱧には梅肉が付き物。
梅の代わりにドライトマトが効いている。
スープはミネストローネ。
具沢山で、たっぷり入っている。
野菜をいっぱい食べた、という感じ。
グリシニとパンは、オリーブオイルと岩塩を付けて。
パンのフワフワが、おいしい。
外は、すっかり日が落ちて、
限られた灯かりで雰囲気がいい。
メインはパスタ。
太めのパスタ、ブガッティーニにトマトとナスと
リコッタチーズ。
チーズがたっぷり、パスタが太くて満足感あり。
デザートは、白ワインのゼリーの中にイチジク。
ワインの香りが大人の味。
シンプルなデザインも”大人のデザート”している。
固すぎず、やわらかすぎないゼリーと
イチジクの食感が、スルッと胃に入っていく。
コーヒーをゆっくりいただく。
ロビーを通らず、外からこのレストランへ出入りもできる。
竹林に渡した橋が印象的。
ロビーから出る時に、外国人のスタッフが、
「ありがとうございました、気ぃ付けて・・・」
京都弁で送り出されると、風にそよぐ竹林。
暑い夏の京都も、涼しく感じる。
パスタおいしそうーーー。
たべたーーーーい!
by おっくー (2008-07-14 00:00)
濃厚そうなミネストローネですね(^^♪
ふわふわのパンが気になりますね"^_^"
グリシニの堅さと対照的?ですね。
太麺パスタは魅力的ですね(^_-)-☆
by vivian (2008-07-14 21:43)
>おっくーさん
リコッタチーズがたっぷり入った
パスタでした。
パスタかピッツァを選べるので、
迷った末のパスタでした。
選んで良かったです。
by gorosan5670 (2008-07-14 22:36)
>vivianさん
具沢山のミネストローネ、
おいしかったですよ。
グリシニは、お替りできます。
夏は細めのカッペリーニを
よくいただきますが、
ブガッティーニもおいしいですね。
by gorosan5670 (2008-07-14 22:38)