目覚めの枝豆粥 [ホテル]
梅雨の中休みの朝。
渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで朝食。
チェックアウトのゲストたち。
大きなオーバル型の吹き抜け。
ひとつ上のフロアの奥にある、
日本料理 金田中 草(かねたなか そう)へ。
白壁に、やさしい書体の店名。
楷書ではなく草書の、やさしさ、カジュアルさが感じられる。
シンプルで現代的な佇まい。
高い天井、シンプルな椅子、ガラスの天板のテーブル。
朝の眩しい光を適度に遮るグレーの布のブラインド。
まず、運ばれてきたのは、リンゴジュース。
続いて、自家製豆腐。
大豆の味が美味しい竹筒に入った豆腐に、生姜と割り醤油。
ひんやしした食感が続く料理を期待させる。
生き生きした葉脈の緑の葉が添えられる白い盆。
鰊旨煮,茄子揚煮に、色鮮やかな南京,絹鞘、
高野豆腐,椎茸、上品な出汁で煮含めている。
太い隠元豆の黒胡麻和え。
胡麻の香ばしさが美味しい。
塩加減のいい時鮭の塩焼きと、甘めの出汁巻き玉子。
大根おろしとともに。
そして、ちりめん山椒を添えた、淡い淡い緑色の枝豆粥。
炊きたての御飯と赤出汁と木箱入りの焼海苔か、
お粥を選ぶことができる。
枝豆粥は、枝豆の風味が、お粥を、さっぱりさせてくれる。
お替りをして2杯楽しむ。
絞めは、コーヒー。
カフェオレボウルのような木の碗。
日本料理の絞めに合うよう入れ物にも、ひと工夫。
砂糖は、和紙で、かわいく包んだ紅白の和三盆。
和三盆をコーヒーに入れ、木の匙で溶かす。
新聞を読み終わったら、渋谷の街へ。
お粥、とても美味しそうです。
何杯でも行けそうな感じですね。
by youzi (2012-07-15 09:17)