赤い苺とロゼ色の鴨 [ホテル]
広いレストランの中で、場所によって景色は変わる。
ハイアットリージェンシー東京の、オールデイダイニング カフェの夕食。
エントランスから、最も離れた奥の席。
リビングの棚のようなディスプレイが、
落ち着いた雰囲気。
アミューズは、ほんのり甘いサツマイモのムース。
温めたパンには、オリーブ油,バルサミコ酢,岩塩を添えて。
色鮮やかな苺は、上質の軽いオリーブ油でマリネして、
ロゼ色に火を通した鴨。
バルサミコ風味のソースと、ストロベリーソースを
それぞれ1本の線にした、斬新なデザイン。
フルーツと相性のいい鴨と、
微妙で繊細なイチゴの甘さが新しくて新鮮。
しっかりした味のミートソースのニョッキ。
熱々のチーズが美味しい。
ミートソースの中の肉の食感も楽しめる。
メインの、ひと皿は、仔羊のロースト。
やわらかく仕上げた、やわらかい肉にスパイシーなソースと
肉汁を仕上げたソースが美味しい。
前菜からメインまで、肉中心のチョイスでも、
それぞれの個性が際立つ内容で変化が面白い。
シャンパングラスに、クラッシュした氷と
ライチとレモンのビネガーで、口の中をリフレッシュ。
ドルチェはイタリア料理の定番、ティラミス。
素朴なバニラアイスとのコンビネーションにコーヒーを楽しむ。
しっかりした造りのテーブルで、ゆったりした夕食。
ソファのような大きめの椅子に深く座って、余韻を楽しむ。
コメント 0