もみじの翠 [グルメ]
四条通りの喧騒から、
ほんの数十メートルしか離れないところに
予約の取りずらい日本料理の店。
堺町通りのじき宮ざわでお昼の料理。
カウンター10席のみの小さな店内。
きれいな木のカウンター。
てきぱきと食事の準備が進む。
店主もスタッフも若く、
窓から見える外のもみじの翠のように眩しい。
最初のお酒は、京都伏見の「抱腹絶倒」。
スッキリした日本酒でスタート。
アスパラガスと薩摩芋のレモン煮は、
非常に上品な味。
サザエに黄味酢。
ガラスの器と盛り付けは初夏の趣。
続くお椀は、
鱸に加賀野菜の金時草(きんじそう)に、
瓜のような太胡瓜。
金時草の歯ざわりと、ほのかな苦味。
太胡瓜は鱸のやわらかさに合わせて、
細かい隠し包丁が。
薄味ながら、しっかりした出汁とのマッチングもいい。
鯛に、鬼おろしで粗めにした大根と鯛の皮。
葛でとろみをつけたポン酢を絡めていただく。
大根の食感がアクセントになって、ポン酢の酸味も丁度いい。
そして、この店の名物、焼胡麻豆腐。
熱々の胡麻豆腐にとろりとした餡と、
たっぷりの胡麻。
うす甘くて、甘すぎない絶妙の味と、とろみと胡麻の香り。
すべてがひとつになって、深い味に。
お食事にも凝った演出。
時間に合わせて土鍋で炊いた御飯の表面から、
まずは、ほんの一口。
炊いたばかりの御飯はアルデンテ。
お替りをお願いすると、米粒に徐々に熱が入って、
アルデンテから、やわらく変化する。
変化の過程を楽しむ御飯のお供は、
オクラや胡瓜の浅漬けや、辛さと甘さが上品なお漬物。
水茄子やセリの赤出汁。
御飯とお漬物はお替りができる。
最後は可愛い丸い、ひと口サイズの最中。
きれいにまとまった料理は、季節毎に食べてみたくなる。
これからが期待できるお店。
見た目も美しいですね。
カウンターって料理人の方の仕事が見れるのでとても楽しいですね。
by フェイリン (2009-06-25 13:56)
>フェイリンさん
オープンキッチンやカウンターは、
料理ができる過程が見られて楽しいですね。
厨房の様子で、おいしいかどうか、
分かったりしますよね。
by gorosan5670 (2009-06-26 07:40)
さすが京都の日本料理とゆう気がします。
素敵な日本料理のお店を探して行ってみたくなりました。
名古屋にもあるかしら?
by おっくー (2009-06-26 18:11)
>おっくーさん
名古屋は、いい店が多いですよね。
蒲郡や名古屋周辺には、
いいお寿司屋さんが多いと思いますよ。
名古屋に住んでた頃を思い出します。
by gorosan5670 (2009-06-26 18:56)