紳士と淑女の馬車 [グルメ]
5月の銀座の爽やかな夕暮れ。
華やかなネオンの光に照らされながら、松屋銀座へ。
8階のレストランフロアは、
平日の夜は空いている。
ゆっくりと食事ができる、上野精養軒。
創業当時、明治初頭を彷彿とさせる馬車のロゴ。
晩餐会に向かうのか、紳士と淑女。
テーブルには、紺色に金色の模様が美しいプレート。
洋食の定番ハヤシライス。
フィレステーキを添えた、ハヤシフィレステーキライスをオーダー。
ポットに入った、なめらかなハヤシソース。
ライスの上に、ロゼ色が美しいフィレステーキ。
タマネギの甘みとデミグラスソースの奥深い旨さ。
大きめにカットしたタマネギの食感が美味しく、
ハヤシソースだけでも十分に美味しい。
加えてフィレステーキ、やわらかいフィレは、
火の通し加減が絶妙。
白いテーブルクロスと、ゆったりとした雰囲気。
デパートにあっても、老舗レストランの佇まい。
馬車のロゴの、ナプキンやトゥースピックの袋。
文明開化の時代に思いを馳せる。
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