秋のタルティーヌ [ホテル]
早朝の、グランドハイアット東京の静かなロビー。
大きな顔の形をしたオブジェ。
階段を上がった先にある、フレンチ キッチンへ向かう。
これからの季節は特に気持ちのいいテラス席を通り過ぎ、
奥にあるガラス扉の個室へ。
サンデーモーニングクッキングクラスのシェフズ テーブル。
大きなテーブルと本棚、大きな窓から朝の光。
新鮮な食材とと調味料。
キッチンに集まって、調理がはじまる。
副総料理長のダヴィッド ブラン氏の調理がはじまる。
テーマは、タルティーヌ。
朝食だけでなく、ランチや軽食にもなるタルティーヌ。
4種のタルティーヌを作る。
砕いた胡桃を混ぜたクリームチーズに
バターでローストした洋ナシと胡桃。
軽く温めた、クルミとレーズンのパンに盛り付けて
スライスしたゴートチーズとトッピング。
最後に数分、オーブンに入れて温めて、
彩りのチャイブと胡椒をふりかけて、
Tartine Autumunalの出来あがり。
洋ナシの上品な甘さと胡桃とチーズの風味が美味しい。
豊かな収穫期の秋をイメージさせる、ひと品。
Tartine Benedictは、卵とサバイヨンを使った、
エッグベネディクトのような朝食向きのタルティーヌ。
ソテーしたベーコンとホウレンソウに、
カットした茹で卵をのせ、
卵黄と澄ましバターと白ワインで作った美味しそうな色の
サバイヨンソースを。
オーブンで焼き色が付いたら出来上がり。
バターリッチなソースが美味しい。
3品目は、野菜たっぷりの、Tartine Croque-Vegitable。
オリーブオイルで軽く煮たスライスしたナスとズッキーニ、
カットしたパプリカやラディッシュなどを用意。
黒オリーブで作ったタップナードソースをトーストに塗り、
野菜を重ねていく。
カットすると、カラフルな断面が楽しい。
合わせた野菜の美味しさを黒オリーブが
まとめてくれる。
最後は、Tartine Fruity。
バターとハチミツを塗って、軽く温めた丸いブリオッシュ。
煮詰めたポルトと季節のイチジクを盛り付け、
ハチミツとチョコレート、刻んで香りを出したミントを飾る。
これだけで立派なデザートになる大人の甘さ。
調理が終わったら、テーブルに戻って、食事がはじまる。
スタッフがサービスしてくれるスモークサーモンや生ハム。
バスケットに盛られたパンたちと、コーヒー。
フレンチ キッチンのブッフェボードに、いつも並ぶ美味しい料理たち。
先ほど調理過程を見たタルティーヌ4種を味わう。
ベリーをあしらったミューズリーがデザート。
人気のクッキングクラスは、
秋の朝を豊かな気分にさせてくれる。
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