よりそう新年 [グルメ]
京都御所のある烏丸通りから一条通りを入ったところ。
とらやの虎屋菓寮京都店で、新年の和菓子。
鏡のような水盤に映るモダンな建物。
中に入ると、壁には卯年の凧。
「よりそう」のデザインは、兎の親子。
よりそう兎は夕暮れが似合う温かい色合い。
品のある餡と、お抹茶。
京の調(しらべ)は、オリジナルの宇治抹茶。
住宅に囲まれた、この一角。
夕暮れは静かに。
ゆく年くる年・SOU・SOU・雪うさぎ [グルメ]
2011年最後の、SOU・SOUしつらい。
京都の街も慌ただしい、この季節。
繁華街の中心部にあって静かな2階。
黒豆の黒,さつま芋の黄色。
寅年を表わす、かわいい菓子は、ほのかな甘さ。
敷かれた葉書の柄は、卯年を表わす、雪うさぎ。
ゆく年と、くる年を、肌理細かい抹茶をいただきながら。
やさしいレストラン [グルメ]
京都、鴨川から丸太町通りを少し歩いたところにある、
Restaurant Lannion(レストラン ラニオン)でディナー。
和める雰囲気のレストラン。
最初に供されたのは、サンマの燻製。
サックリしたパイとともに。
たっぷりのズワイガニとタスマニア産サーモンと野菜たち。
やさしい酸味で海の幸をいただくサラダ仕立て。
蝦夷鹿とフォアグラのテリーヌ。
自家製パンと、このテリーヌと白ワインがあれば、
それで満足できる完成度。
キジハタ(アコウ)のカリッと焼いた皮と脂ののった身。
自然の恵みをいただく大きな野菜。
まとめるのはゴボウのソース。
ジロールをアクセントに、あっさりした中に魚の存在感。
マダムとの会話に和やかな時間が流れる中、デザートが登場。
軽いヴァニラのムースにキャラメルのアイスクリーム,
しっとりしたラ フランスのコンポート。
デジカメで撮りたくなる盛り付け。
デジカメを構える、guranさん,mayuさん,ぎーこさん。
楽しい時間を、ありがとうございました。
小菓子と温かい飲み物。
4人それぞれに違うカップ&ソーサーで。
男性はクールな、女性はエレガントなデザインは、マダムのチョイス。
Bernardaud(ベルナルド)の品のある食器たち。
やさしい時間を過ごせるレストラン。
通いたくなるレストランが、また1軒増えた。
格子に映る [グルメ]
夕暮れの京都の街。
紫野和久傳堺町店で、軽い夕食を。
宙に浮く丸い照明に、大きな梁。
小粒の小豆を煎った、艶ほくろ。
カリッとした食感と、ほんのり甘い。
鯛の味噌茶漬け。
出汁と味噌で煮含めた鯛に、木の芽の香り。
お茶を注ぐと香り立つ。
デザートは、れんこん菓子、西湖。
つるりとした冷たい食感に上品な甘さ。
師走、正月前の静かな町屋のカフェ。
師走・SOU・SOU・南天 [グルメ]
京都、洛中のSOU・SOUしつらい、師走の街でいただく和菓子。
外の雑踏とは一線を画する静かなカフェ。
雪に埋もれた南天。
白餡に小麦粉を混ぜて蒸した白と紫の”こなし”で
黒糖風味のこし餡を、くるりと巻いて、あしらった緑の木の葉。
美味しいコーヒーで、ほっとしてから、
寒くなった京の街へ。
霜月・SOU・SOU・紅葉狩り [グルメ]
秋の観光シーズンで混雑する京都の中心部。
路地奥にあるSOU・SOUしつらい。
温かみのある木目が、寒くなる季節に落ち着ける。
床の間の明かりも、普段より温かく感じる午後。
11月(霜月)のテキスタイルのモチーフは、真っ赤な紅葉。
真っ赤な紅葉の上に、橙色に、ほのかな赤。
和菓子の名前は”紅葉狩り”。
和菓子らしい季節感感じるデザイン。
温かい抹茶と相性のいい、ほのかな甘さ。
観光シーズンの京都は細い路地の奥まで観光客。
これから年の瀬に向かう京都。
秋から冬へ、京都の魅力が増す季節。
元気な大阪 [グルメ]
初秋の大阪。
イタリアン、アラカルトで楽しむ夜。
Trattoria Pappa(トラットリア パッパ)は、
オープンキッチンで働くスタッフの活気が伝わるリストランテ。
剣先イカと、そうめん南瓜のソテーは、
食感が特徴の前菜。
サクサクした、そうめん南瓜が楽しく、やわらかいイカと
大きくカットした野菜たち。
名残の鮎と豆苗をオリーブオイルで絡めた細めのキタッラ。
パスタの懐は深い、洋の食材でなくても美味しくまとめる。
豆苗の食感とミンチ状にした、やさしい鮎。
子持ちの鮎の新しい楽しみ方。
ズコットと、ビスタチオのジェラートと、ダブルのエスプレッソ。
グループのゲストも多く、街角のイタリアンは、大阪らしく賑やか。
元気な大阪を感じた夜。
神無月・SOU・SOU・長閑 [グルメ]
SOU・SOUしつらい。
ガラスの突起が特徴のグラスがテーブルに。
朝晩は秋の風が吹く京都の洛中。
10月(神無月)の和菓子は”長閑(のどか)”。
菊をモチーフにした洋風の和菓子。
くるりと巻いたロールケーキ風、カシスの紫色がアクセント。
相性のいいアイスコーヒーと。
そろそろ秋も深まる京都。
アイスコーヒーの季節から抹茶が欲しくなる季節へ。
モダンな和菓子店 [グルメ]
涼しくなった大阪の街角。
モダンなコンクリートのショップは、和菓子店。
日月餅(にちげつもち)新町店には、茶寮スペースも併設。
和菓子が並ぶコンクリートのカウンター、奥は両側に椅子を置く茶寮。
椅子のデザインも興味深い。
直線で構成された直方体、意外に座り心地がいい。
緑が美しい、くるみ餅。
つきたての小さな餅に枝豆で作った餡。
餡の適度な粗さに豆の風味、甘さと餅の食感がうれしい。
温かいお茶とのセット。
蒸し菓子の、新町しぐれが付いている。
コンクリートのカウンターで、クールに輝く薄いガラスのコップ。
モダンな空間は、秋の雰囲気。
新京極の昭和 [グルメ]
慌ただしく、時間のない夕方の京都の繁華街。
短い時間で夕食を。
飛び込んだのは、昭和の香り漂う、京極スタンド。
客同士が対面するカウンターに腰掛け、
テレビには夕方の関西ローカルニュース。
ビールや、おつまみ、思い思いに楽しむ人たち。
レトロなタイル張りの壁、昭和の雰囲気。
メニューは、大衆食堂らしい定食。
トンカツ,揚げた焼売,惣菜の小鉢に味噌汁。
懐かしい味がするハンバーグで御飯が進む。
関西の雰囲気満載のレトロな、気取らない食堂。
秋のガスパール [グルメ]
クラシックコンサートの後は、
夕方の京都、洛中、四条烏丸のフレンチへ。
いつでも満席のGaspard(ガスパール)。
温かい灯りの下、美味しいフレンチのディナー。
アミューズは、いつものようにチーズ入りのプチシュー。
続いて選んだオードヴルは、岩牡蠣のコンソメジュレ仕立て。
カットした岩牡蠣と、ひんやりしたジュレとカリフラワーのピュレ。
オードヴルの2品目。
食感が楽しいエスカルゴのパネ。
根セロリのピュレとともに。
フォアグラのフランにコンソメ、
2層になったロワイヤルのスタイル。
下からフランをすくって、いただく温かいスープ。
メインは2品。
魚は鯛のポアレ シェリービネガー風味のソース。
きれいな焼き目の付いた皮、ふっくらした身。
魚と相性のいいソースと。
お口直しのグラニテ。
肉料理は、骨付き仔羊のロースト。
ロゼ色が目にも美味しい仕上がり。
そして、フロマージュ。
いろんなチーズを少しずつ。
ホイップした生クリーム、クレーム シャンティを
たっぷり添えたババ オ ラム。
ラム酒を含んだ、しっとりした大人のデザート。
シャンパンキャップで作ったミニチェアには、
かわいいネームプレート。
その向こうに、テーブルを囲む、guranさん,mayuさん,ぎーこさん、
ありがとうございました。
長月・SOU・SOU・大和撫子 [グルメ]
SOU・SOUしつらいは、秋の雰囲気。
すこしずつ近づく秋を感じる京都の街。
アイスコーヒーのグラスの向こうに、
秋を感じるテキスタイル。
9月(長月)のテキスタイルをモチーフにした和菓子は、”大和撫子”。
撫子は、秋の七草のひとつ。
つるりとした食感が美味しい。
光,色彩,香り,味覚、感覚が冴える季節、秋の到来。
京都の魅力が増す季節。
涼の京、京の涼 [グルメ]
暑い京都の夏。
涼しげな白い暖簾に空色の文字。
下鴨の裏通りに品のある佇まいの宝泉堂の茶寮 宝泉。
門をくぐると石畳に、苔生した庭。
凛とした静かな空気の中、遠くで、じりじりと蝉の音。
廊下の端や、庭石の上には蚊取り線香。
窓に簾が掛かり、障子は御簾に替えられて、
畳の上には網代が敷かれる、夏の装い。
庭を眺める落ち着いた席で寛いでいると、
丹波の黒大豆を甘く煮た、「丹波黒大寿」。
冷えたお茶とともに。
深い緑が美しい泡立つ冷抹茶。
注文を受けてから作る、ガラスの器の、わらび餅。
つるりとした食感、冷たく口あたりがいい。
するりと喉を通る上品な甘さ。
黒蜜を添えても美味しい。
素足に網代の感触が涼しい。
団扇片手に、ずっと座って、
庭を眺めているだけでも気持ちがいい。
京都、洛北の夕刻、夏には必ず訪れたい茶寮。
路地裏にあるデンマーク [グルメ]
東京ミッドタウン,六本木ヒルズ,国立新美術館、
東京、六本木を代表する場所に囲まれた路地裏。
Cafe Daisy(カフェ デイジー)は、デンマーク料理のレストラン。
緑と木に囲まれた、ほっとする店構え。
冷房の効いた奥の客席の手前に、籐の椅子が並んだテラス。
明るい日差しの中、遅い朝食、ブランチに。
使用する器は、もちろんデンマークの
ROYAL COPENHAGEN(ロイヤル コペンハーゲン)。
プレートの中心に堂々の、
デイジー風エッグベネディクト。
デニッシュマフィンに、出来立ての卵2個のフライドエッグ。
ちょうどいい厚さのベーコン、茹で立てのアスパラ。
オランデーズソースの豊かな黄色が囲む。
半熟の卵の黄身を崩して、いただく。
ベーコンの塩味が全体をまとめる。
やさしいアスパラの食感もいい。
添えたポテトやパンで、オランデーズソースを吸わせて。
近代的な建物だけではない、六本木の魅力。
オリーブのシャンデリア [グルメ]
ミッドランドスクエアのガラスに映るJR名古屋駅の2棟の高層ビル。
青い空に伸びる2棟の先には太陽の光線。
グランメゾン、L'AUBERGE DE L'ILL NAGOYA(オーベルジュ ド リル ナゴヤ)は、
42階の奥にある。
一歩中に入ると、真っ白な天井、真っ白な壁。
ウェイティングスペースで、名古屋の街を見ながら待つ。
大きな絵、シガーが置かれ、上質なレストランの予感。
迎え入れられた空間は、上の階まで吹き抜け。
中央の大きなシャンデリアは、
オリーブの木で造られた温かい雰囲気。
大きな窓からは、どこまでも遠く続く街。
かわいいアミューズと、
ココナッツが、ほのかに香る爽やかなフルーツジュース。
新緑のような緑の透明感と味のバランスがいい。
野菜とスイカのガスパチョ仕立てのスープに浮かぶ、
アスパラガスのアイスクリーム。
夏らしくて、やさしい味付けと冷たさ。
大理石のプレートに置かれた、
無塩と有塩のECHIRE(エシレ)のバター。
フランス産小麦を使ったパンとともに。
泡立つ卵白の白に、エディブルフラワーのブルーが映える。
下にはマグロのタルタルと、淡い緑の枝豆の冷たいヴルーテ。
ほのかにアーモンドが香り、鶉のポーチドエッグが、まろやかさを。
全体が上品で繊細にまとまっている。
フランス伝統の牛煮込みを、
ほぐしてカネロニに巻いたブルゴーニュ風。
しっかりした牛の味、濃厚なソースを泡立てて軽く仕上げている。
ダイス状にカットしてソテーしたシャンピニオンやエスカルゴ。
贅沢な食材を上品に、さりげなく、そして存在感がある。
プレデセールはガラスに入ったベリー。
冷えたベリーとクリームに続いて、デザートのアンサンブル。
ハイビスカスと白桃のコンポートと、
アーモンドのアイスクリームに、紅茶が香るパンデピス。
透明なゼリーの中は、フレッシュの桃そのものの味。
軽くスパイシーなパンデピスとアイスの相性も計算されたもの。
小菓子とコーヒーで、落ち着いた午後の時間。
上品な香りや味のアクセントを巧に使った料理。
目で楽しいデザイン、白い贅沢なグランメゾン。
広がる麩の世界 [グルメ]
京都、五条大橋の近くにある、
お麩と、ゆば料理の半兵衛麩でランチ。
改装した町家と、麩や、ゆばを販売する洋館が細い路地にある、
京都らしい店構え。
暖簾をくぐると、夏の装い。
五条大橋近くということで、弁慶と牛若丸の屏風。
奥のレストランは、テーブルとカウンターで構成された和洋折衷のデザイン。
井戸水で作った煎茶は、口あたりが、やわらか。
運ばれてきた膳は、腹の虫をおさめるという意味の「むし養い」。
木の芽の香る、味噌をのせた生麩の田楽。
麩の中に百合根を入れた利休坊。
餡を入れ、ほおずきに見立てた橙色の生麩はデザート。
御飯を中心に美しい盛り付け。
冷えた出汁に山葵がアクセントの、なめらかな、ゆば豆腐。
鶏肉、ささみのような和え物や牛肉のしぐれ煮見立て。
麩や、ゆばの食感が、まるで鶏や牛に感じる不思議。
からりと揚がった塩味の、ゆばの唐揚げ。
生姜が効いた、汲み上げゆば醤油が香る出汁が絡む。
揚げた生麩に大根おろしの、みぞれ碗。
白味噌に和辛子のアクセント、よもぎ麩の風味が美味しい、お碗。
温かい料理は、タイミングを計って運ばれてくる。
生姜や山葵などアクセントと、バリエーションのある出汁。
食感を巧みに変化させた麩と、ゆばで広がる日本料理の世界。
カラメルの海に [グルメ]
古き良き喫茶店、スマート珈琲店。
安心できる昔ながらの喫茶店は、京都市役所近くの寺町通り。
コーヒーとミルクのやさしさが楽しめる冷たいアイスカフェオーレ。
ガラスの器が涼しげな自家製プリン。
たっぷりのカラメルの海に、美味しそうな姿のプリン。
やわかいプリンをカラメルとともに、口に運ぶ。
懐かしい甘さ、冷えたカラメル。
会話を楽しむ、新聞を読む、文庫本を読む、
ゆっくり時間が流れる京都の喫茶店。
祇園の白いリストランテ [グルメ]
京都の鴨川を渡る風が気持ちのいい夜。
大和大路のリストランテ デイ カッチャトーリ(Ristorante dei CACCIATORI)。
白を基調にしたシンプルなデザイン。
近隣の祇園の繁華街とは、一線を画する雰囲気が流れるリストランテ。
パプリカでツナを巻いた、インヴォルティーニ。
白いプレートに鮮やかな黄色と赤からスタート。
たっぷりとパルミジャーノがのった、
熟成但馬牛のカルパッチョ。
量のバランスが、ちょうどいい。
オリーブオイルとレモンの酸味が効いたソースは、
暑気を払う爽やかな感覚。
但馬牛の旨味も十分楽しめる。
京都北部、若狭湾で揚がったサゴシ。
温かい剣先イカのインパデッラ。
剣先イカは、やさしく火を通して弾力があって、やわらか。
きれいに火が入った新鮮なサゴシと野菜。
パセリやアンチョビで作ったソースと。
臭みなく、やわらかい、
秋田産仔ウサギのフェガト(イタリア語でレバーのこと)を使った、マルタリアーティ。
パスタ生地をカットしたマルタリアーティ。
厚さ,茹で加減とも申し分のないパスタ、上品な味付け。
古代小麦,ロマネスコカリフラワー,モロッコインゲンを敷いて、
フレンチのオランデーズソースのような、白いベルジェーゼソースで
囲んだ、しっとりした仕上がりの岩手産ホロホロ鳥。
メインの料理に相応しい、ホロホロ鳥の旨味。
木イチゴのソースが美しい、
桃のフレッシュな風味を引き出したシロップ漬け、シロッパート。
なめらかなレモンのソルベを添えて、爽やかに。
ピエモンテの小菓子とエスプレッソ。
伝統の味とフレッシュな感覚を楽しめるリストランテ。
丁寧に作った料理の数々を楽しんで、月明かりの鴨川へ。
蕎麦の老舗の夏 [グルメ]
京都の洛中、
老舗の旅館や古い町家が並ぶ通りにある晦庵 河道屋。
暖簾をくぐると、数寄屋造りの佇まい。
畳に腰を下ろして、待つのは天ぷら蕎麦。
粗めの籠に盛り付けた、喉越しのいい蕎麦。
濃く見えて、スッキリした蕎麦つゆで。
外の日差しが嘘のように、涼しい町家。
サクサク、軽い海老,獅子唐,大葉の天ぷら。
塩昆布と梅の香りが爽やかな季節の御飯。
刻んだ大葉と、梅の淡い塩味,酸味がさっぱりさせる。
夏から秋、秋から冬になると、
名物の芳香炉がいただきたくなる、このお店。
葉月・SOU・SOU・夏花火 [グルメ]
軒に吊るした風鈴。
軒に吊るした長刀鉾の粽(ちまき)。
京都、四条河原町の奥の路地。
細い階段から、2階のSOU・SOUしつらいへ。
8月(葉月)の和菓子を楽しむ時間。
8月のテキスタイルは、”夏花火”。
きれいな青色に、花のような、花火のような模様が咲く。
枇杷の果肉を、寒天で固めた白琥珀。
葉書の上に、涼しい透明の、ひんやり口あたりのいい和菓子。
濃い目にドリップしたコーヒーを、
冷水で満たした、螺旋のガラス管で急速に冷やす。
球形の氷が、グラスに触れて、涼しい音。
飾った団扇が涼を呼ぶ、午後のひととき。
碧いジェラテリア [グルメ]
暑い日差しの中、原宿から表参道へ歩くと、
新しいジェラテリアの碧い文字。
GROM(グロム)は、イタリア、トリノのジェラテリア。
白い壁と、木目を使った明るいデザイン。
素朴とイタリアのシンプルな色使いを感じる。
厚みのある、素朴なビスケットをトッピング。
選んだフレーバーは、甘さが新鮮なピスタチオ。
苦味が大人の味の、コーヒー。
コーヒーの苦みと冷たさが美味しいグアテマラ産コーヒーのジェラート。
濃いシリア産ピスタチオの甘さも美味しい。
2010年8月には、渋谷店もオープン予定。
暑さを忘れるジェラートの冷たさ。
真夏のカツレツ [グルメ]
梅雨明けの真夏の日差しが降り注ぐ東京、銀座。
老舗の洋食屋、煉瓦亭でランチ。
古き良き銀座のレストラン。
行列が途切れた午後の遅い時間。
2階のフロアでオーダーした料理を待つ。
涼しげなガラスの器のサラダ。
フレッシュなキュウリ,トマト,レタス。
美味しいポテトサラダと、マヨネーズの塩味で、
ひんやりした野菜たちを。
丸いプレートのサイズと同じ大きな、特製大カツレツ。
真夏の太陽のような丸いカツレツ。
さっくり揚がった衣、ジューシーな豚肉。
半分は塩とマスタード、半分はウスターソースで。
まったく隠れて見えないキャベツの千切りは、
フライの衣と、流れ出た肉汁で美味しくいただく。
オムライス,ハヤシライス,エビフライ、魅力的な洋食メニューの中で、
インパクトのある大きさの、このカツレツ。
しっかり食べて、暑い日差しの銀座の街へ。
豪華絢爛、博多の丼 [グルメ]
小雨が止んだ福岡の街。
海の味覚を求めて、
博多漁港の福岡市中央卸売市場鮮魚市場へ。
夜の人気のない市場会館に、賑やかな食堂。
おきよ食堂は、地元の客でテーブル席は満席。
店のお奨めメニューを注文、海鮮丼。
新鮮な魚に醤油ベースのたれを絡めて、御飯に盛っている。
御飯の上に、たくさんの豪華絢爛、海の幸。
どれも鮮度がいいので、いくらでも食べられる。
魚のあらの吸い物も、しっかり魚の旨みが楽しめる。
壁一面に、俳優やタレントのサイン色紙。
テレビが置かれ、いろんな置物がある漁師の街の食堂。
賑やかな街の、賑やかな食堂。
新幹線に乗る時は [グルメ]
トリコローレの哺乳瓶 [グルメ]
買い物の途中で立ち寄ったイタリアン。
biberon(ビベロン)は京都の街の中心部にある。
落ち着いた内装の店内。
オープンキッチンにカウンター。
座り心地のいい椅子、シェードが美しい照明。
浮かんだパプリカのシャーベットがアクセント、
爽やかなジャガイモの冷たいスープ。
たっぷりの野菜と大きなパルマ産のハム。
ハムの塩味で野菜を巻いて。
パスタは、京都の夏の味覚、鱧、そして、
夏を代表する野菜、オクラのスパゲティ。
ホロホロやわらかい食感の鱧を、やさしくまとめたパスタ。
ドルチェは、カタラーナ。
しっとりしたオレンジ風味のアイスキャラメリゼ。
キャラメルの苦味と甘さを楽しむ。
イタリアの格言、”ワインは大人のミルクである”。
ユニークなロゴマーク、哺乳瓶をイタリアの国旗の緑・白・赤でデザイン。
biberonは、イタリア語で哺乳瓶のこと。
ワインと楽しみたい料理たち。
自由な組み合わせ [グルメ]
大阪の中心部、本町の地下街にある、せんば自由軒せんば本店。
活気ある、大阪らしいレストラン。
名物は、カレーのルーとライスを、あらかじめ混ぜたインディアンカレー。
そして、これも名物ハイシライス。
インディアンカレーとハイシライス、どちらも主役を
一度に味わえる画期的なメニューを発見。
左にインディアンカレー、右にハイシライス。
カレーにはウスターソースを、ひとまわし。
生卵を崩しながら、甘めのハイシ、
生卵を崩しながら、スパイスが効いたカレー。
ノスタルジックな、古き良き大阪を感じる店内。
どこか懐かしい味を楽しんで、雨の大阪の街へ。
暮れる北新地 [グルメ]
午後の大阪、立ち寄ったのは北新地のバー。
BAR Hardi(バー アルディ)は、ビルの最上階から
通りを行き交う車、梅田のビル群を望む。
窓際の灯りの温かい木目の色。
カフェのような、カジュアルでいて、
落ち着いたデザインのバー。
オーナーでもある女性バーテンダーのセンスが光る。
涼しげなミント,ライムのカクテルと、
ソーセージとパンの間に、
カレー風味のキャベツを挟んだ、”大阪ドッグ。”
暑い日に、カレー味はぴったり。
カウンターで、暮れる大阪の街を見ながら。
初夏の先斗町 [グルメ]
京都、先斗町の路地の奥。
余志屋(よしや)は、いつも満員。
中から聞こえる笑い声。
1階のカウンターは満席で、細い階段で2階の御座敷へ。
まず、冷えた茄子に、胡麻だれ。
ひんやりした食感で、次の料理が待ち遠しい。
冷やし茶碗蒸しは、中に季節のじゅんさいも。
新鮮な烏賊,蛸などなど、いい魚は刺身が美味しい。
ふわふわの玉子焼き。
焼き立てを大根おろしで。
そして、鴨まんじゅう、手間をかけた仕事が奥深い味。
脇役のポテトサラダも抜群に美味しい、鴨ロース。
マスタードをアクセントにいただく、やわらかい鴨の肉。
しめ鯖も焙ると、更に魅力が増す食材。
蓋を開けると、野菜たっぷりのうま煮あんかけ。
パプリカ,湯葉,茄子など野菜と餡が一体になっている。
おろし生姜を加えると、引き締まって更に美味しく。
やわらかい帆立のフライ,やわらかいヒレカツ。
そして、締めの2種類の釜飯。
鮭と、京都の夏の味、鱧。
さっぱり塩味の鮭も美味しい。
骨切りした厚い身、やさしい味の鱧も美味しい。
最後は黒糖のアイスクリーム。
アイスクリームとシャーベットの中間、
さっぱりしたデザート。
店を出て、暑さが退いた先斗町の通りを。
ありがとうございました、guranさんとmayuさん。
新茶にはタルトを [グルメ]
京都は、新茶の季節。
洛中の一保堂茶舗の喫茶室 嘉木(かぼく)に新茶の香り。
午後の時間に、ゆっくりと楽しむ、お茶とお菓子。
Patisserie petit Japonais(パティスリー プチ ジャポネ)による、
オリジナルのタルトと新茶のセット。
湯呑で適度に冷ました湯を、急須に。
新茶の香り,苦味,深みを。
タルトの名は、ハジカミ。
新生姜のムースに甘夏の酸味。
やわらかいムースは、やさしく日本茶に寄り添う食感。
二煎目,三煎目も、新茶の魅力を余すことなく。
時間の、ゆっくり進む午後のお茶。