カリフォルニアのオムレツ [ホテル]
緑が美しい、シェラトン都ホテル東京の森。
休日の朝早く、大きな窓から眺める森。
静かに新聞を広げる。
明るい、カフェ カリフォルニアで、
コース仕立てのプレミアム ブレックファスト。
トマト,オレンジ,アップル,グレープフルーツ、
4種類のジュースを、かわいいグラスで。
球形のガラスボウルで提供される、
ニンジンのドレッシングをまとったサラダ。
新鮮な野菜のシャキシャキした感覚。
5枚の花弁のようなプレートに、
ブルーベリー,チェリーのジャム,栗のハチミツ,リーブオイル,
砕いたヘーゼルナッツにゴマ,胡椒,少量の唐辛子を加えたもの。
このスパイスとオリーブオイルで、
トーストやクロワッサンをいただくと、香ばしい風味が新感覚。
メイン料理のオムレツは、
プチっとしたソーセージと厚くなく、薄くない、ちょうどいい厚さ。
普通のオムレツと違うのは、軽くホイップして焼いているので、スフレのような感覚。
トリュフ風味のソースと、キノコ,鶏肉,小さなラザニアが隠れている。
デザートは、ワッフルにヨーグルトソースと
フレッシュなフルーツ。
パンの盛り合わせには、
チョコレートのデニッシュとアップルパイ。
コーヒーと楽しむ。
ブッフェスタイルの朝食は、中国料理 四川。
和の朝食は、上方料理 大和屋の大和屋三玄 白金台店。
そして、洋食のアラカルトとコースは、このカフェ カリフォルニア。
ひとつのホテルの3種類の朝は、
それぞれの良さがある。
和洋中のパーフェクト [ホテル]
老舗ホテルの朝食がリニューアル。
ホテルニューオータニ東京の、コーヒーショップ SATSUKI。
これまでの洋食と和食のブッフェが、
”パーフェクトメニュー朝食ブッフェ”と命名して進化した。
夏休み中の土曜日。
エントランスには宿泊客の行列。
ジュースサーバーが並ぶだけでなく、
特製のビネガードリンクや特製ジュースが置かれている。
ミネラルウォーターも複数のブランドが揃う。
温かい料理は常に温かいように、大きなカッティングボードには、
大きなハムやスモークビーフのブロックを、シェフがカットしてくれる。
スモークビーフは、まわりのペッパーが効いて、
中心は、しっとりして美味しい。
エッグステーションでプレーンオムレツ。
しっとりタイプとクリスピータイプ、2種類のベーコン。
並ぶクロワッサン。
デニッシュやパウンドケーキは食べやすい小ぶりなサイズ。
たくさん、いろんな種類が楽しめる。
あらかじめ焼いたトーストもある。
このホテルの定番、ホイップした発酵バター。
新しく出来たカウンターでは、和の小鉢と薬味。
スタッフが1人前ずつ茹でる、讃岐うどん。
温泉卵を添えて、こしのある口あたり。
フレッシュな野菜は依然と変わらず、色鮮やか。
パルメザンチーズとブラックペッパー、
そしてフライドガーリックをトッピングして、オリジナルのサラダ。
ナッツやドライフルーツはカウンターにポットで置かれ、
お好みで料理に添えることができる。
黒と緑のオリーブと、
ホテルの朝食の定番、スモークサーモン。
和の惣菜も以前と変わらず種類が多い。
素朴な定番の料理は、家族連れにもうれしい。
これまでなかった料理ジャンル、中国料理が加わった。
鶏とカシューナッツの炒めもの、朝食メニューの中では、
しっかりしたメニュー。
シンプルな蒸し野菜の蒸籠のとなりには、
美味しそうな点心。
韮饅頭と焼売に、醤油と辛子。
スイカがあると夏休みの雰囲気。
フレッシュなフルーツたち。
軽いライトから4種類、濃さの異なるメープルシロップを
レーズンブレッドのフレンチトーストに。
やわらかく仕上げたフレンチトースト。
メロンとプルーンにナッツを添えた、パンプディング。
ひんやりした口あたりが、料理の最後に相応しい。
絶えることなくゲストが並ぶ朝食。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
フルーツジュースを楽しむ午後 [ホテル]
時々、ホテルのサイトを見ていると、
期間限定のユニークなフェアやイベントのお知らせに出会う。
ホテルオークラ東京のバー、オーキッドバーの
夏らしい企画、「リ フレッシュ フルーツジュース アフタヌーン」。
生の果実を使ったジュース10品を、14:00から17:00まで、
好きなだけ、いただけるので本を携えて涼みに行く。
本館のロビーから少し奥。
落ち着いた雰囲気の、伝統のバー。
日の高い時間は、夜のバーの姿ではなく、
明るく快適な空間。
座り心地がいい、よく手入れされたソファー。
黒糖の特製シロップを添えた、アイスグァバティーから、はじめる。
グァバの風味と紅茶の、すっきりした味が夏向き。
シロップを入れると、複雑で贅沢な甘さが美味しい。
濃厚でいて、すっきりした甘さのバナナジュース。
ミキサーで撹拌して、適度に空気を含んで、口あたりが軽い。
柑橘系の果実がうれしい季節。
爽やかな、シークヮサースカッシュ、見た目も涼しげ。
生の桃を食べているような、桃より桃らしいピーチジュース。
淡いピンク色も美しい。
アセロラパンチは、体の中から綺麗になりそうな、1杯。
アセロラを3粒浮かせている。
ミントの香りが広がる中に、ほのかなハチミツ。
ハーブハニーレモンジュース、暑さが一瞬で去って行く。
カットしたオレンジを添えた、マンゴーオレンジジュース。
マンゴーのエキゾチックな甘さとオレンジの絶妙の配分。
キウイとグレープフルーツの爽やかなコンビネーション。
緑色が美しい、キウイグレープフルーツジュース。
ラズベリー,クランベリー,ブルーベリーを贅沢に、たっぷり使った、
ベリーベリーベリージュース。
10種類のフレッシュジュースの最後は、
淡いグリーンのメロンジュース。
生の熟したメロンの味が堪能できる。
どのフレッシュジュースも、丁寧に作られて、
夏のノンアルコールカクテルとして、1杯でも十分楽しめるクオリティー。
ゆっくり読書しながら、体の中から綺麗になる飲物たち。
メイプルシロップの朝 [ホテル]
静かな休日の朝のロビー。
帝国ホテル東京のロビーは、朝7時前は静まりかえった時間。
丁寧にメンテナンスされた美しいロビーは、
クラシカルでモダンなデザインのカーペット,柱,椅子、
どこを見ても落ち着いて気品がある。
カーペットの幾何学模様に影を映す、
夏の象徴の向日葵の鮮やかな花。
上階のレストランは、夏休みの宿泊ゲストで入店の行列が出来ているが、
1階のパークサイドダイナーは、常連客が多く、落ち着いて朝食がいただける。
アメリカのダイナーを彷彿とさせるデザイン。
真っ赤なソファーや、カジュアルな雰囲気。
クラシカルな模様のカップで、まず温かいコーヒー。
フレンチトーストは、厚めにカットしたバケットに、
卵とミルクを、たっぷり吸わせた豊かな味。
やわらかくて、しっとりして、ほど良い甘さ。
たっぷりとメイプルシロップに浸すのも、
また美味しい。
カリッとしたクリスピータイプのベーコンは、
その塩味で、甘かった口の中を引き締めてくれる役割。
外は夏の暑さ、
千鳥格子模様のカーペットのレストランで快適な朝食。
夏休みの風景 [ホテル]
夏の強い日差し。
近くの東京スカイツリーや東京ディズニーリゾートに向かう、
たくさんの宿泊ゲストたち。
東京の中心部から東の方向にある、
ホテル イースト21 東京の朝食。
2階までの吹き抜けの横を通り、
早朝から営業しているブラスリー ハーモニーへ。
夏休みの子供たちで混雑している。
並ぶジュースサーバーからトマトジュース。
品数は少なく、コーヒーはセルフサービスながら、
洋食と和食を揃え、エッグステーションもある。
新鮮な野菜から、ホワイトアスパラガスを、どっさり。
フレンチドレッシングでいただく。
しっとりタイプとクリスピータイプのベーコンに、
エッグステーションで焼いてもらったプレーンオムレツ。
素朴な和の惣菜もあり、
子供から年配のゲストまで配慮している。
パンケーキと、バケットのフレンチトースト。
メイプルシロップとハチミツで。
真黒に日焼けして、これから試合に行く少年野球チームや、
これから遊びに行くたくさんの子供で賑わうレストラン。
真夏の芝桜 [ホテル]
芝公園の、ザ プリンス パークタワー東京の建物内部を貫く吹き抜け。
エレベーターシャフトが、最上階まで続く、まるで未来都市の一部。
日本料理 芝桜から眺める外の風景は、植栽があり、
店内には瓦屋根を模した日本家屋の佇まいをデザイン。
近代的なホテルの、もうひとつの姿。
ランチは、魚料理中心の丁寧な仕事。
刺身は鮪の赤身。
金目鯛の煮物は、上品な、いい塩梅の味付け。
やわらかくて脂ののった金目鯛、出汁を含んだ野菜。
すっきりした後味の煮汁まで、余すことなくいただいた。
小鉢の、揚げ浸しや蟹の酢の物も上品。
外の光差し込む中、ゆったりと食事ができる。
仕切られた掘り炬燵のある個室もあり、
近代的なホテルでありながら、落ち着けるレストラン。
北極星のカウンター [ホテル]
エントランスの床に投影されたアルファベット"P"。
星のマークがあるのは、
京王プラザホテルのバー、Polestar、つまり北極星。
ボトルの向こうに、ふたつの塔、東京都庁。
抑えた照明に周囲のビル群の輝きが映える。
モヒートのコリンズグラス,窓枠,都庁、
すべて縦の直線で構成する新宿の夜。
青いコースターに、散らした星。
カリッとした薄めのパンのクラブハウスサンドウィッチ。
茹で卵を潰して、マヨネーズと和えたソースが、やさしい味。
関東を一望できるような、
絶好のロケーションのバー。
桃の香り漂うバー [ホテル]
ロビーに沁み渡るヴァイオリンの音色。
つい、さっきまでロビーコンサートが行われていた、
ホテルオークラ東京のロビーは、静かに。
伝統のある、風格漂う、オーキッドバー。
このホテルの雰囲気を凝縮したような佇まい。
バーカウンターに置かれた、フレッシュな桃。
甘い香りが漂う、夏の果実。
桃の香りの中、清涼感のあるモヒート。
ライムとミントの爽やかさ。
しっとりした、落ち着く雰囲気。
夏の暑さを忘れさせてくれる。
アトリウムの光 [ホテル]
アトリウムの天井部分から、やわらかな光。
パークホテル東京のロビー。
座り心地のいいソファー、天井からの光、緑が配され、
高層ビルの中にありながら寛げる、ザ ラウンジの朝食。
ザ ラウンジの周囲に、バーやレストランが囲む構造。
朝食では、ザ ラウンジが満席になった場合、
レストラン タテル ヨシノ 汐留の客席も利用できる。
白を基調とした美しい空間。
大きな窓から東京湾方向が見える。
東京湾の碧を思わせるテーブルクロス、
そして、カトラリーに映る、きれいな花。
ザ ラウンジは、洋食と和食のブッフェスタイル。
品数は少ないものの必要にして十分。
卵料理は、スクランブルエッグと、固茹でのボイルドエッグ。
付け合わせのソーセージ2種類、ベーコンは厚めと薄めの2種類。
小ぶりなクロワッサンは食べやすい大きさ。
鶏肉やブロッコリーはサラダとともに。
豆腐,焼魚,素朴なきんぴら牛蒡,玉子焼など、和の惣菜と御飯。
小分けにした茶蕎麦もある。
カラフルな白玉を浮かべた、冷やしぜんざいで絞めにする。
フレッシュなメロン,パイナップルにヨーグルトも並ぶ。
コーヒーをお替りして、碧いテーブルクロスのテーブルで、ゆっくりと。
先端部分が工事中の、いつもより少し低い東京タワーは、
フロントレセプションの大きな窓の向こうに。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
真っ赤な麺 [ホテル]
金属の箸、浅くて丸いスプーン。
韓国料理のランチ。
新宿の京王プラザホテルの、コリアンダイニング 五穀亭。
暑い日には、冷たい麺料理。
辛さで、すっきりしたいので、ビビン麺。
たっぷりの野菜。
真っ白な玉子の白身、スライスした真っ白な鶏肉、
真っ白なリンゴのスライス。
その下には、真っ赤な唐辛子のたれを絡めた麺。
辛さに、冷たさに、上品で、
野菜や鶏肉と交互に食べるとバランスがいい。
リンゴの甘みの存在感もある。
辛い料理が欲しくなる夏の日。
ハートのオマール [ホテル]
夜の新宿。
夜のハイアットリージェンシー東京。
大きなシャンデリアの下を通り、オールデイダイニング カフェへ。
賑わう店内。
アミューズは、よく冷やしたデミタスカップに、
トマトのジュレを被せたポテトのムース。
ひんやりした口あたりが、夏らしくて美味しい。
贅沢なオマール、半割りにして、まるでハート型の盛り付け。
オマールとホワイト,グリーンのアスパラガスのサラダ仕立て。
オリーブオイルと、あっさりしたマヨネーズを絡めて。
冷やしたオマールが爽やか。
キノコとスモークサーモンのクリームソースでいただくパスタ。
螺旋の形のフジッリは、ソースを纏わりやすいパスタ。
シャキシャキしたタマネギと、レモンの酸味で
重くなりそうなクリームソースが軽やかに。
メインは肉料理。
散らしたオリーブとバルサミコソース。
夏野菜のグリルの上に、
オーストラリア産オリーブ牛のタリアータ。
タリアータ、たたき風に仕上げて、
まわりは焼いて、中はレア。
メイン料理として堂々の肉の旨み。
お口直しは、グレープフルーツ風味のビネガーを
炭酸で割って、涼しげなグラスで。
ルバーブのタルトや、ピスタチオのムースなど。
3種類選べるドルチェにコーヒー。
美味しいドルチェたちに満足のディナー。
漣に向日葵 [ホテル]
蒸し暑い日、すっきりと夜を迎える為に、
ストリングスホテル東京インターコンチネンタルへ。
2階から26階へ、直通のエレベーター。
フロントレセプションの前に広がる吹き抜け。
朝は天井のスリットから、光が差し込む。
床の、かなりの部分は水盤になっている。
オープンキッチンの、ザ ダイニングルームは周囲を水が囲むデザイン。
橋を模したエントランスを渡ってバーカウンターへ。
中国料理のチャイナシャドーの向こうに東京の夜景。
風のない室内ながら、すぐ横の水盤に漣(さざなみ)。
吹き抜けの解放感で涼しい気分。
ヴァージンモヒートのクラッシュした氷にミントの葉。
暑さと湿気が一気に飛んで行く。
小ぶりな向日葵。
梅雨明け間近の東京の夜。
緑の朝食 [ホテル]
雨上がりの朝。
白金台の、緑に囲まれたシェラトン都ホテル東京。
ロビーから眺める木立は、都内にいることを忘れさせる。
螺旋階段で地下1階。
中国料理 四川のほぼ真下、
上方料理 大和屋の大和屋三玄 白金台店。
エントランスの石畳、木立を見ながら奥に進む。
座敷の他に、テーブルと椅子のホール席,
天ぷらカウンター,寿司カウンター、
そして、案内されたのは、障子越しに外が見える和食カウンター。
注文したのは、飲み物が付いた朝餉(あさげ)。
焼魚は鯖、脂ののった鯖で御飯が進む。
温泉玉子,大根の煮物,茄子の揚げ浸し。
どれも、関西風の味付けで上品。
目の前の、まな板で調理がはじまったのは仕出しの準備。
休日は法要などがあるので、朝早くから準備が忙しいとのこと。
手際良く盛り付けられる食材。
程なく、食後のコーヒーが運ばれ、ゆっくりといただく。
美しくカウンターに映る照明の格子柄。
パリの夕暮れ、夕暮れのテラス [ホテル]
ロビーの七夕飾り。
ホテルオークラ東京のロビーは、
いつ来ても和める空間。
特に食事や宴会のゲストが去り、
静まりかえったロビーは、のある静寂。
きれいなバラ。
テーブルの小さなピンクのバラは、
夕暮れの庭園を望む、テラスレストラン。
芝生、篝火、向こうには滝。
冷やしたコンソメジュレに、
真っ白なヴィシソワーズを流した、Paris Soir(パリの夕暮れ)。
涼しげな見た目、ロマンティックなネーミング。
ジュレの冷たさと、後に感じるコク、ポテトの風味。
ヴィヨンカップ1杯で、暑さが去って行く。
開業50周年の歴史と伝統を感じる逸品。
テラスレストランスタイルの
アメリカンクラブハウスサンドウィッチ。
厚めの玉子に、厚めのチキン。
細かく砕いたベーコンが、いい味を出している。
付け合わせのポテトチップスに、
ニンジンやカボチャのチップスが彩りを添える。
コーヒーを、お替りして、初夏の夕暮れ。
目覚めの枝豆粥 [ホテル]
梅雨の中休みの朝。
渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで朝食。
チェックアウトのゲストたち。
大きなオーバル型の吹き抜け。
ひとつ上のフロアの奥にある、
日本料理 金田中 草(かねたなか そう)へ。
白壁に、やさしい書体の店名。
楷書ではなく草書の、やさしさ、カジュアルさが感じられる。
シンプルで現代的な佇まい。
高い天井、シンプルな椅子、ガラスの天板のテーブル。
朝の眩しい光を適度に遮るグレーの布のブラインド。
まず、運ばれてきたのは、リンゴジュース。
続いて、自家製豆腐。
大豆の味が美味しい竹筒に入った豆腐に、生姜と割り醤油。
ひんやしした食感が続く料理を期待させる。
生き生きした葉脈の緑の葉が添えられる白い盆。
鰊旨煮,茄子揚煮に、色鮮やかな南京,絹鞘、
高野豆腐,椎茸、上品な出汁で煮含めている。
太い隠元豆の黒胡麻和え。
胡麻の香ばしさが美味しい。
塩加減のいい時鮭の塩焼きと、甘めの出汁巻き玉子。
大根おろしとともに。
そして、ちりめん山椒を添えた、淡い淡い緑色の枝豆粥。
炊きたての御飯と赤出汁と木箱入りの焼海苔か、
お粥を選ぶことができる。
枝豆粥は、枝豆の風味が、お粥を、さっぱりさせてくれる。
お替りをして2杯楽しむ。
絞めは、コーヒー。
カフェオレボウルのような木の碗。
日本料理の絞めに合うよう入れ物にも、ひと工夫。
砂糖は、和紙で、かわいく包んだ紅白の和三盆。
和三盆をコーヒーに入れ、木の匙で溶かす。
新聞を読み終わったら、渋谷の街へ。
バーカウンターは永遠に [ホテル]
夕暮れのパレスホテル東京。
6月の、まだ明るい夕方が徐々に暗くなる時間。
照明が点灯し、昼間と違った真新しいホテルの姿を見せはじめる。
広々した車寄せから、天井の高いロビーへ。
ゆったりした空間に、木目と品のある色調。
オリーブグリーンのカーペットに、活き活きとした緑の葉。
ロビーの一角。
隠れ家的な、通り過ぎてしまうような小さなプレート。
大きな木の扉の向こうが、メインバーのロイヤルバー。
大人のバーは、
壁に描かれた大きなドラゴンが迎えてくれる。
触り心地がいい、革張りのソファーや椅子。
バーカウンターの椅子は座面が適度に回転して
座ろうとするとゲストを心地良くサポートする。
しっとりした漆黒に周囲の様子を映す美しいバーカウンター。
新品ではない、改装前のホテルのバーで使っていた物を磨いて、
グランドピアノのように表面を加工。
昔から、たくさんのゲストが手を置いたカウンターは、
これからも、多くのゲストを迎え続ける。
蒸し暑い時期に、うれしいヴァージン モヒート。
フレッシュなライムと、ミントの葉、
MONINのライムジュースとクラッシュした氷。
ソーダでアップした清涼感のある1杯。
壁の棚には、年代物の特別なボトルや、
美しいグラスは芸術品。
浮かび上がる輝くグラスを眺めながら過ごす贅沢な時間。
丸の内1-1-1 [ホテル]
2012年5月17日に3年間の休館から目覚めた、
パレスホテル東京のアドレスは、東京都千代田区丸の内1-1-1。
高い天井、広々した贅沢な空間のエントランス。
壁には皇居の濠の石垣を思わせる、重厚な石積み。
周囲の景色と調和した、どこか日本的で格調高いホテルのデザイン。
車寄せの真上には、ひと際目を引く照明のオブジェ。
明るく天井の高いロビーとラウンジ。
外光が差し込むように窓は大きく、白が基調のデザインは、
更に明るさを演出する。
暖炉のように仕切られた壁の向こうが、
オールデイダイニング グランドキッチン。
皇居側の大きな窓から、小雨模様にも関わらず、
十分な光が奥のオープンキッチンまで。
少人数用の個室や、カジュアルな雰囲気の仕切られた空間など、
ひとつのレストランを何通りにも使える工夫。
晴れた爽やかな日に、ゆっくりしたい、
和田倉濠に面したテラス。
都心の喧騒から、まるで切り抜かれたような、
まるでリゾートのような、いい場所。
床から高い天井まで大きな棚が作られ、
オリーブオイルや缶詰やクスクスなどの食材の
大きなパッケージをオブジェとして置いている。
格調ある雰囲気に、カジュアルな要素と
オープンキッチンやマーケットのような活気をプラスする。
並ぶパンたち。
専任スタッフが壁に作られた薪のオーブンで温めてくれる。
スタッフが奨めてくれた、やさしい甘さのミルクパン。
そして小ぶりなクロワッサンは、
薪のオーブンで、やさしい温かさになっていた。
定番のバケットや、ブリオッシュは、軽い仕上がり。
フレッシュな野菜、ひと手間掛けたニンジンや紫キャベツのサラダも美味しい。
生ハムやスモークサーモンは丁寧に盛り付けられて、
足りなくなると、すぐにスタッフが補充している。
オープンキッチンのブッフェボードには、
料理が並ぶ。
オーダーした卵3つのプレーンオムレツには、
カリカリのベーコンを添えて。
バターによる軽い焼き目が、美味しさを倍増させる。
ソーセージや、しっとりタイプのベーコン、
そしてソテーしたトマトやキノコやポテト。
ココット鍋で並ぶ料理たち。
脂のバランスがいいハムは、ブロックから厚めにカットして。
フレッシュなフルーツは、
きれいにカットしたオレンジやグレープフルーツ,
イチゴ,パイナップルなど。
バナナは房で置いているが、傍のスタッフがカットしてボウルに持っている。
シロップ漬けのアプリコットや、老舗ホテルの朝食に欠かせないプルーン。
ボウルの表面に水滴、
クラッシュした氷をスチールのボウルに入れて冷やしたジュース。
ペストリーの種類は少ないが、
丁寧に何層にもなったパイの食感は、とても美味しい。
チョコを芯にして厚めの層で巻いてあるペストリーは、
厚めのパイの食感を楽しめる。
アプリコットの下に隠れたカスタードクリーム。
薄めのパイの食感が楽しめる。
日本的な要素を、
シンプルモダンから格調高さに寄せたデザイン。
また訪れてみたい新しいホテル。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
花開く [ホテル]
濃い翡翠色の絨毯と、真っ白なテーブルクロス。
ハイアットリージェンシー東京の翡翠宮でランチ。
グラスに入った親指ほどの葉の包み。
お湯を注ぐと、少しずつ変化が。
冷やしたガラスのプレートに、涼しげな麺。
胡瓜,中華ハム,海老,くらげ、
五目涼麺は具だくさん。
翡翠色の麺を囲む。
あっさりした胡麻だれ、すっきりした味に胡麻の風味。
上品な、涼しい麺で、暑さが退いて行く。
グラスの中で開いた、花茶。
淡い茶色で、やさしい味。
テーブルの上で、咲く花。
デザートの杏仁豆腐。
更に暑さが退いて行く。
食後のコーヒーもいただいて、
蒸し暑い新宿の街へ。
旅館呉服橋龍名館 [ホテル]
東京駅の前、真新しいビルに1枚の由緒ある看板。
ホテル龍名館東京の前身、龍名館の看板。
エレベーターの扉が開くと東京駅を囲む高層ビル群。
外国人のゲストが大きなバッグを曳いて出て行く。
ロビーとフロントレセプション、そして、日本料理の花ごよみ。
天井まであるガラスで仕切られ、
和の雰囲気を醸し出す、竹のオブジェ。
朝食は、カウンターいっぱいの日本料理のブッフェスタイル。
シリアル,ジュース,コーヒーなど、洋風のメニューもある。
野菜ジュースを1杯飲んで、料理を取りに。
四季彩食膳として、新鮮な野菜や魚など、
丁寧な仕事の料理が並ぶ。
パプリカのお浸し,ほくほくの焼玉葱。
ぜんまいや、新鮮なレタスも美味しい。
茄子の煮浸し,野菜本来の美味しさに、あまり手を加え過ぎず、
味付けの塩梅が、ちょうどいい。
鮪,鰹は、新鮮そのもの。
御飯と味噌汁が進む。
温かい料理たち。
ほくほくの蒸した南瓜,玉子焼,鶏のグリル,豆腐と豚肉の煮物,
やわらかい鮭の焼浸し。
どれも御飯をお替りしたくなるものばかり。
野菜はもちろん、魚料理も美味しい。
鯖の味噌煮は、脂ののった鯖が楽しめる。
窓の外の八重洲のビルを眺めながら、
麩の煮物,とろろ,すき焼き風の煮物には生卵を。
御飯に、とろろ、醤油をひとまわし。
朝から昼までブランチとして営業しているので、
入店した時間にはなかった、大和豚のしゃぶしゃぶや、
天ぷらなど食べ応えのあるメニューに替わってくる。
野菜のしゃぶしゃぶには、胡麻だれやポン酢などが添えられる。
御飯の傍らには、お茶漬け用の出汁があり、
あられや海苔で、締めの1杯。
デザートは、わらび餅に黒蜜,
フルーツのシロップ漬けにヨーグルト,
チョコレートのシフォンケーキ。
コーヒーメーカーでカフェラテを作って、
新聞を読みながら、ゆっくりと。
旅館のようなおもてなしのホテル。
心和む丁寧な料理は魅力的。
朝日のキッチン [ホテル]
朝日が眩しい、グランドハイアット東京。
2階のフレンチキッチンのテラスと、
窓側の席には朝日の光が溢れている。
緩やかな中央のスロープの先には、
広いオープンキッチンとブッフェボードが並ぶ。
窓際のテーブルで、爽やかな雰囲気の中、
トマト,チーズ,フレッシュな野菜。
オリーブやピクルスを添えた、生ハムやサーモン。
中央の、一番目立つブッフェボードには、
パンやペストリーが、たくさんあるので迷ってしまう。
オープンキッチンには温かい卵料理たち。
クリスピーなベーコンや、美味しそうなソーセージ。
オムレツやフライドエッグなど注文すると、
出来立てが楽しめる。
存在感のあるレッグハム。
まな板に、重量感のある大きなハム。
断面に浮き上がる肉汁が美味しそう。
グリルトマト,ポテト,キノコを添えて、
ディジョンマスタードの辛みと酸味でハムをいただく。
適度に、しっとりした、やわらかい肉が
とても美味しい。
オーダーしてテーブルに届いたエッグベネディクト。
豊かな黄色のオランデーズソースに、
ナイフを入れると、溢れだす卵の黄身。
フレンチキッチンで、食べなくてはいけないメニューのひとつ。
砂糖のシャリシャリした食感に、メイプルシロップの甘さ、
しっとりした生地が洗練された美味しさのフレンチトースト。
コーヒーと相性のいい、甘いペストリーたち。
外側の内側の食感とコントラストが美味しいカヌレ。
カリッとした大人の苦みの外側、
まるで、スイートポテトのように、なめらかな内側。
小さな、小さなメロンパンは、上品な甘さ。
チョコレートのデニッシュは、ふわふわの食感。
最後は、フレッシュなフルーツと
きれいな赤い大きなチェリー。
フルーツまで満足感のある料理たち。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
皐月のSATSUKI [ホテル]
鯉のぼりが広い空を優雅に泳ぐ、東京、紀尾井町の朝。
ホテルニューオータニ東京のエントランスは武者飾りが出迎える。
数年振りに訪れた、コーヒーショップ SATSUKI。
外の様子は見えないものの、
ブッフェボードに並ぶカラフルなジュースサーバーが
朝の色合いを感じさせる。
お酢をベースにした健康志向のドリンクも用意される。
こどもの日らしく、子供の大好きなシリアルに
ストロベリーソースを。
クロワッサンをはじめ、食べやすいサイズのパンが並ぶ。
ホイップした発酵バターは、やわらかい口あたり。
オープンキッチンの鉄板には、
盛り上がる卵黄が新鮮さを表す目玉焼きたち。
温かい料理が保温されながらゲストを待っている。
卵3個で作ってもらったプレーンオムレツ。
パーフェクトな楕円型に、厚めのハムとベーコン、ソーセージ。
フレッシュな野菜は大型ホテルらしく、どれも量が多い。
老舗ホテルの美味しいポテトサラダは外せない。
和食の惣菜は種類が多い。
きれいにカットした野菜の筑前煮。
焼魚や鰯の揚げ浸しもある。
しらすや切干大根や、辛みが美味しい菜の花の辛子和え。
自家製豆腐と温泉卵、
そして御飯には、ホテル特製食べるラー油。
和食の流れの締めくくりは、
かわいいサイズの柏餅。
洋食に戻って、濃さの異なるメイプルシロップが置いてあるオープンキッチン。
レーズンブレッドのフレンチトーストに、
半分はライトなメイプルシロップ、もう半分はノーマルなメイプルシロップ。
こどもの日らしいミッキーマウス型のパンケーキ。
たっぷりのハチミツ、フレッシュなイチゴを飾りに。
チョコレート風味のパンプディングも、
コーヒーと楽しむ、こどもの日の朝。
Pomme d’Adam [ホテル]
青空の朝、東京駅丸の内北口。
見上げる丸の内オアゾにある、丸ノ内ホテル。
エレベーターの扉が開くと、奥まで続く絨毯。
ビルの中にいると思えない朝の光と中庭。
フロントレセプションから見上げる吹き抜け。
11フロア分の吹き抜けは解放感がある。
1フロア、階段を上がるとレストラン、
pomme d’Adam(ポム ダダン)。
東側の窓から朝日が差し込み、
斜光のベージュ色のブラインドで、やわらかい明るさに。
傍らにある吹き抜けの効果で、広々した雰囲気。
注がれたコーヒーの香り。
テーブルに届いたプレーンオムレツには、
ブッフェボードから生ハムを選んで添える。
ブルーのテーブルクロス。
種類は多くないが、パンや自家製のジャムが並ぶ。
焼きたてのパンは、ほんのり温かく、朝にうれしい。
フレッシュな野菜に、アクセントになる木の実たち。
スライスアーモンド,クラッシュしたピーナッツ,個性的な松の実。
ドレッシングと木の実を、たっぷり。
温かいポトフ、ほくほくしたジャガイモやニンジン。
セロリやキュウリのスティックを添えて。
たくさんのフルーツから、
キウイ,メロン,パパイヤ,パイナップル,グレープフルーツ。
コーヒーをお替りして、
型に入れて焼いたブリオッシュを楽しむ。
ベージュ色の光の中。
点心の玉手箱 [ホテル]
休日の朝の、マンダリンオリエンタル東京。
凛とした雰囲気に包まれたロビー。
朝7:00はゲストが少なく、ロビー中央の鮮やかな花は静かに、
訪れるゲストを待っている。
東京の街を一望できるアジアンインスパイアダイニング ケシキ。
あいにくの曇り空、でも淡い朝の光が清々しい。
香り高いコーヒーをいただいて、
料理が並ぶブッフェボードへ。
クロワッサンが2種類。
珍しい胚芽入りのクロワッサンと、クロワッサン。
さっくりした食感が美味しい焼きたての味。
ちょうどいいサイズのパンやペストリーが、きれいに並ぶ。
オーダーしたエッグベネディクト。
黄色のオランデーズソースには、軽い焼き目が付いている。
マフィンの上には、たっぷりのカニ、そして緑鮮やかなアスパラガス。
ナイフを差しいれると流れ出すオレンジ色の卵黄。
特別に飼育された鶏の卵は濃厚で。
ソース,カニと絶妙なバランスの豊かな味。
黒酢のドリンクをいただいて、
コールドミートや野菜を取りに再びブッフェボードへ。
火を通さないフレッシュな素材や、
あらかじめ調理した料理が、整然と、たくさん並ぶ。
クスクスや、カレー風味のサラダ仕立ての無国籍な料理は、
小皿に取り分けてある。
どれも上品な味付けが楽しめる。
素材を活かした料理たち。
チーズ各種の傍らにコールドミート。
しっとりしたスモークサーモンやハム。
スモークサーモンには、珍しいバジルのソース。
シリアルの入ったガラス瓶。
湾曲した形、持ちやすい中央の穴が、センスのあるディスプレイ。
温かい料理はオープンキッチンの前。
グリルしたトマトの赤、ガーリック風味のポテトのガレットなど。
吟味した素材たち。
アジアを代表するホテルブランドらしい点心の蒸籠。
色,形,食材さまざまな点心が入った楽しい玉手箱。
迷った末に選んだ点心は、
ホウレンソウの入った緑の饅頭,海老の食感がうれしい焼売,
そして、南瓜の餡の黄色の饅頭。
食べやすい大きさで上品な味。
黒塗りの重箱には和食の惣菜が丁寧に納まる。
特別な日ではないのに、まるで正月のような佇まい。
しらすがたっぷり入ったお粥は和風の料理。
餡と薬味が、朱色の碗の中に。
デザートのフルーツ。
ディスプレイを眺めるだけでも、ホテルの個性が表れる。
きれいにカットしたフルーツは、美しく並ぶ。
小ぶりなパンケーキと、
フルーツたちをいっしょに。
メイプルシロップもたっぷりと。
バナナが香る、本物のバナナよりバナナらしい、
バナナブレッドはコーヒーと楽しむ逸品。
一見、地味な存在ながら、
中に小さくカットしたマンゴーが香る丸いブリオッシュ。
栗の風味とカスタードがうれしいタルト。
ベリーの風味と層になったパイのサクサク感が楽しい。
外は曇り空、食材のクオリティと雰囲気は天気に関わりない。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
眺めを食す [ホテル]
青い空の日本橋、ロイヤルパークホテル。
鉄板焼 すみだは20階。
エントランスからは、東京スカイツリーの上部が見える。
東京から東が、きれいに広がる街並み。
鉄板を扇形に囲むカウンター。
西の方角に立ち並ぶビル群と、東京タワーが見える。
ランチメニューのスペシャルビーフプレート。
最初はホテルの丁寧な仕事が光るポタージュ。
笹の葉にのった牛トロ寿司。
軽く焼いた霜降りの牛肉は酢飯と合う。
やわらい肉から肉汁が口に広がる。
細い鰹節の和風サラダ、そして手際良くスタッフが焼いた、
タンにはレモン、薄切り肉にはマスタード風味のソースで。
レアに焼いてもらったヒレステーキは、
細かい岩塩でいただく。
肉汁を吸った太めのモヤシは、歯応えが美味しい。
御飯と味噌汁とともに。
窓際の席に移動して、デザートを待つ。
4種のデザートとコーヒー。
眼下に広がる日本橋界隈の下町。
落ち着いたホテルで過ごすランチタイム。
パンドラの庭 [ホテル]
目黒駅から坂を下ると、ビルのエントランスに大きな河原屋根。
目黒雅叙園は、近代的なビルと和の融合。
ビルの谷間の赤い和傘と縁台。
ひし形の照明は、扇に見立てた模様が入る。
建物の中の瓦屋根。
和傘と季節の桜をモチーフにした展示物。
交差するエスカレーターに漆喰の白壁。
大きな吹き抜けの下に細長く広がる、カフェラウンジ パンドラ。
庭園と滝が見える落ち着いたテーブルで、
特製のハンバーガーをオーダー。
厚いハンバーグの肉汁は、敷いた野菜が受け止めて、
色鮮やかなチェダーチーズの黄色、トマトの赤。
スパイシーなソースか、添えられたバーベキューソースで。
かわいいマンゴープリンがデザート。
コーヒーはお替りできるので、
束の間の昼の時間を、ゆったりと過ごす、
和と洋の不思議な融合のラウンジ。
ウォーターフロントのレストラン [ホテル]
海を臨むホテルの、海を臨むレストラン。
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイにオープンしたばかりの、
シェフズ ライブ キッチンは、2階のレインボーブリッジ側。
窓からレストランの奥まで明るい店内。
木立の向こうには、レインボーブリッジ。
ココアと豆乳のドリンク、滑らかな口あたり。
オープンキッチン前には、真新しいブッフェボード。
蒸したタケノコ,ブロッコリー,カリフラワー,キャベツ。
ハニーマスタードソースとバーニャカウダソースで、
温かい野菜サラダ。
オープンキッチンで手際よくまとめたプレーンオムレツ。
厚めのベーコンとバケットを、ひとつのプレートで。
オムレツから漂う湯気にカメラのレンズが曇る。
フレッシュな野菜、美味しそうなポテトのグラタンとスクランブルエッグ。
コールドミートやチーズやサーモンはないものの、
必要十分な食材が揃っている。
温かい御飯,味噌汁,卵を混ぜて淡い黄色のお粥。
お粥には、揚げワンタンや搾菜をトッピング。
和風の惣菜はすくないものの、トッピングになる薬味が豊富。
プレートは、4つの仕切りの四角いプレートが活躍。
洋食の料理は、深みのある四角いボウルと、
このプレートを使うシステム。
マフィン,ヨーグルトにフレッシュなフルーツ,
焼きたてのワッフル,チョコのペストリー。
パンケーキとワッフルがあったが、
焼きたてのワッフルを選ぶ、サクサクの軽い食感。
ホイップクリームとメイプルシロップを添えて。
コーヒーは、コーヒーマシンでセルフサービス。
食事の最後はエスプレッソ。
レストランの外のロビーは、明るい木目のデザイン。
海の傍のリゾートをイメージしたホテルには、宴会のゲストが集まりはじめる時間。
ラウンジに広がるブッフェの世界 [ホテル]
雨模様の新宿。
ヒルトン東京のエントランスを入ると、
真正面に広がる、マーブルラウンジ。
フロントレセプションの横のスペースは、
ほぼ、このレストランの一段高いフロアで占める。
中央の螺旋階段,奥のゆったりしたソファー,
一番奥には階段状に水が流れる。
ブッフェボードには、樹木を模した大きなオブジェ。
たくさんのシリアル。
ドライフルーツやナッツの入れ物が並び、
好みのシリアルに、好みのトッピングができる。
ヨーグルトにフルーツをミックスしたジュースは、
スタッフがテーブルを回って置いて行く。
適度なヨーグルトの酸味が美味しい。
各テーブルには、温かいコーヒーが入ったポット。
エッグステーションで、バターの香りのプレーンオムレツ。
パンやペストリーは、いつ来ても種類が豊富。
バケットは自分で好みの厚さにカット。
ペッパー風味のパンや、チョコレート風味のパン。
コメ粉を使ったパンも置いている。
サーモンには細かく刻んだレッドオニオンを。
茹でたブロッコリーには、マスタードが効いた特製マヨネーズを。
香草とソテーしたポテトやチリビーンズ。
グリルしたトマトは、甘みが増して美味しい。
日本料理だけでなく、アジアの料理が豊富に並ぶ。
炒飯など、無国籍なラインナップは外資系ホテルならでは。
出汁巻玉子,焼魚,焼売,カレー風味のサモサ,豆腐とオクラの和え物。
揚げパンと搾菜をトッピングしたのは、
魚の切り身を予め混ぜ込んだ、お粥。
メロン,グレープフルーツ,イチゴなど西洋を感じるフルーツ、
そして、熟したパパイヤやライチなどアジアの風を感じるフルーツ。
パンケーキのまわりにフルーツを並べて豪華なデザート。
かわいいサイズのアップルパイと、
ストロベリージャムが、たっぷり入ったドーナツ。
穴のあいたオールドファッションなドーナツは見た目より、
軽い仕上がり。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
ホテルのエントランスには、日本伝統の盆栽。
雨が止み、盆栽の緑が鮮やかに見える。
日高見と菊姫 [ホテル]
寒い休日の午後。
ハイアットリージェンシー東京の暖かい宴会場で開催された、
「男の料理教室」。
「男の料理教室」第10回のテーマは、早春のお祝い。
和食の繊細な春のイメージを料理の中で。
日本料理 佳香(かこう)の料理長 藤井正氏と
日本料理スタッフによるデモンストレーション。
華やかな、ちらし寿司や、
早春の若葉のように美しい、えんどう豆のすり流し。
着々と出来上がる料理の数々。
プロの技や、食材の知識を織り交ぜながら、約60分のレクチャーが終了。
3,4人毎のグループに分かれて、
火を使う料理からスタート。
出汁を煮含めた干瓢や、椎茸は、ちらし寿司用に細かく刻む。
寿司の上に飾る、彩りの、桜でんぶや茹でた海老。
1枚1枚薄く焼いた卵は、千切りの錦糸玉子。
茹でた、えんどう豆はミキサーで出汁を加えながら混ぜて、
鍋に移したら、塩で味を整えながら、水溶き片栗粉で、とろみを。
作った合わせ酢で酢飯を作ったら、
器に分けて、切っておいた食材で美しく。
すべての料理が出来上がったら、
テーブルに移動して試食開始。
振る舞われた2種類の日本酒。
「町の明かりは消さない」のラベルを貼った、日高見。
東北、宮城県の平孝酒造製。
瓶の裏側には、「感謝の手紙」。
あれから、もうすぐ1年。
東北の力を感じる1杯の酒。
そして、もう1種類は、石川県の菊姫。
飲みやすい口あたりに、
2種類の日本酒は、参加者からお代りの声が掛かる。
日本酒で、ほんのり桜色になった参加者の顔。
えんどう豆のすり流しは、豆の形は見えないものの、
美しい色と、ひと口飲むと広がる豆の風味。
鳥獣戯画をあしらった器に収まる、ちらし寿司。
日頃、その存在を忘れがちな干瓢や椎茸が酢飯と、
いい具合で合っている、甘みも酢の分量も丁度いい。
デザートは、最初に仕込んでおいた、ぜんざい。
白玉粉を練って、茹でて作った白玉団子。
つぶあんで、かんたんに作ったとは思えないほど、
良く出来た、ぜんざい。
10回という節目になった料理教室。
次回は、これまでと趣向を変えて開催とのこと。
プロの技を、かんたんに学べる料理教室は次回も楽しみにしたい。
白い巨塔 [ホテル]
青空に映える赤と白の東京タワー。
そして、白い巨大な塔、ザ プリンス パークタワー東京。
芝公園に建つホテルは、晴れた東京の青空に向かって堂々と。
地下から最上階まで貫く吹き抜け。
白を基調としたデザインは、近未来の建造物を思わせる。
地下の中国料理 陽明殿で、”牛ロースのパワーランチ”をオーダー。
中国の絵画に四方を囲まれた、まるでホールのような店内。
テーブルに届いた牛ロースの黒胡椒炒め。
温められた皿に、たっぷりの牛ロース。
太めにカットして、熱々で、やわらか。
黒胡椒のアクセントに、
醤油やオイスターソースで作ったソースが絡む。
太めのシメジや、野菜の火の通り加減もいい。
とろみのあるスープには、中華ハム。
コーヒーまで付いた、お得なランチ。
庭とホテルと水音と [ホテル]
大学や出版社が多い東京の中心。
ビルの谷間に小鳥が休む中庭。
中庭からホテルの周囲に細い水路を巡らせて、
せせらぎの水音がゲストを迎える、庭のホテル 東京。
朝のロビーは静か。
大きな窓から、雲の間を通った朝の光。
和の素材を使ったデザインは、落ち着く雰囲気。
グリル&バー 流(りゅう)は、和洋のブッフェスタイルの朝食。
中庭が眺められるテーブル席。
ブッフェボードに並ぶ料理の数は多くないものの、
必要なものは揃っている。
塩味が、ちょうどいい生ハムと、
野菜には、ハーブをペースト状にしたドレッシング。
パンは、温かいバケット,トースト,クロワッサン、
ペストリーは1種類。
テーブルで卵料理をオーダーするスタイル。
目玉焼きかオムレツの2種類から、プレーンオムレツを。
焼き色が美味しいソーセージとベーコンをブッフェボードから。
トロトロのオムレツは、なかなか上出来。
カリッと焼いたクルトンと、
パルミジャーノをたっぷり入れたミネストローネ。
豆や野菜が、たくさん入った美味しい1杯。
きちんと作った味で、体が温まる。
バジルを混ぜたオリーブオイルを少量加えてアクセントに。
フレンチドレッシングでいただくグリーンサラダに続いて、
和食のメニューへ。
温かい湯豆腐は、豆腐が美味しい。
合わせ味噌の味噌汁も出汁が効いて、
御飯との相性がいい。
佃煮や和風総菜で進む御飯。
緑が綺麗なキウイフルーツ。
食事中、中庭の冬枯れの小枝に小鳥が留まり、
そして飛び立つ姿を何度となく目にする。
ビルが立ち並ぶ中、ちょっとした自然の演出。