流れる雲の朝 [ホテル]
昨日までの雨雲が去った六本木。
風の勢いは衰えず、西から東へ流れる雲。
見上げる高層ビルにある、ザ リッツ カールトン東京。
春の草花のディスプレィを横に、
エレベーターで45階へ。
エレベーターの扉が開くと、高い天井、
大理石の床に反射する朝の光。
早朝の、誰もいないロビーを独占するような気分。
朝の光は、大きな窓を通して横から入ってくる。
開店すぐの、クラシックアメリカングリル タワーズグリル。
コーヒーカップやカトラリーが、ゲストを待っている。
オープンキッチンの前に置かれた料理たち。
フレッシュな野菜には、クラッシュした氷が添えられ、
輝いて、美味しそうに見える。
フレッシュな、搾りたてのグレープフルーツジュース。
果肉が、たくさん入って、お替りする美味しさ。
野菜と、塩加減のいいニシンの燻製,
しっとり仕上がったターキー(七面鳥),
塩漬けのハムは、パンとともに。
スモークサーモンは2種類。
オレンジ色が鮮やかなサーモンと、ディルを塗した香りを楽しむサーモン。
雲が通り過ぎると、目の前には、東京タワー。
トーストやバケットの横に、
紡錘のような形のクロワッサン。
さっくりして、さらりとした食感は、どの料理とも相性がいい。
オープンキッチンで、大きめのプレーンオムレツを作ってもらう。
なめらかなマッシュポテト,ソテーした野菜,
ハーブが香るソーセージと、しっとりしたベーコンを添えて。
ふんわり仕上がったスパニッシュオムレツには、
ポテトや野菜が、たっぷり入っている。
かわいいサイズのコロッケは、春キャベツのコロッケ。
春を感じるキャベツの甘さが美味しい。
ほとんどは洋風のメニューながら、2品だけ中国料理のメニュー。
ひとつは、ぱらぱらに仕上げた焼豚チャーハン。
シンプルながら、軽い食感が美味しい。
もひとつは、餡が美味しい春巻。
小さな食べやすいサイズで、具には味が、
しっかり付いている。
風の流れで、晴れたり、曇ったり。
電動のブラインドで、スタッフがこまめに明るさを調節する心遣い。
ミネストローネの横に和食のメニュー。
御飯,お粥,味噌汁,海苔や漬物、
そして、ふっくら焼き上げた鮭。
塩加減が、ちょうど良く、脂の乗った鮭に高菜漬け。
醤油ベースの餡をかけた、お粥が進む。
席を立つと、スタッフがプレートを片付け、
ナプキンは三角に畳んでくれる。
さりげなく、足してあるコーヒーをいただいて、
ブルーベリーとフランボワーズとミューズリーに、
カットしたフルーツ。
たくさんのコンフィチュールも魅力的、
たくさん並んだペストリーも魅力的。
上品な抹茶と小豆のケーキ、
バナナの香りが美味しい、バナナとチョコチップのケーキ。
かわいいサイズの丸いパン。
フランボワーズの奥には、
ベリーのコンフィチュールとカスタードクリーム。
つやつやしたグレープフルーツの爽やかな酸味と、
パイの中にクリームが入ったパイ。
大きくても、ふわふわ軽い、
オレンジが香る軽い食感のペストリー。
目まぐるしく変わる空。
晴れたり、曇ったり。
流れる雲の間に見える東京の街を眺めながら、
楽しんだ料理と、たくさんのペストリー。
Green Curtain [ホテル]
夜の、パークハイアット東京。
メインエントランスの壁に浮かび上がるオブジェ。
41階のエレベーターの扉が開くと、
高い天井に東京の夜景。
高層ビルにいることを忘れさせてくれる草木。
グリーンカーテンが、
テーブルやソファーを仕切り、
居心地のいい空間を演出している。
グリーンカーテンを背に、
弧を描く大理石のカウンターへ。
ピークバーは、お気に入りのバーのひとつ。
ここに座ると、東京タワーから東京スカイツリーまで、
東京のランドマークが一望できる。
キウイとカーミングティーをフローズン仕立てにしたカクテル。
大葉を飾ったカクテルの名は、Green Curtain。
爽やかな、すっきりした口あたり。
スナックは、フィッシュ アンド チップス ピークスタイル。
ひと口サイズの白身魚のフライと、ワッフルカットの揚げたてポテト。
添えられたタルタルソースと、シェリービネガーを、お好みで。
濃厚なタルタルソースと、淡白な白身魚が定番の美味しさ。
少量のシェリービネガーで、
酸味と、熟成した洋酒のような風味が加わる。
ここに来ると、どこかから微かな風が吹いている感じがする。
高層ビルの最上階でなく、外にいるような。
肩の力が、すっと抜けて爽やかな気分。
椿の丘のバー [ホテル]
昔、椿が自生していたことから、その名が付いた椿山荘。
丘陵地に建つ、ホテル椿山荘東京の車寄せ。
夜が更けて、静かなロビーに足を踏み入れる。
深緑の落ち着いた色調のカーペット。
落ち着いたソファー、ガラスの水盤に浮かぶ花弁たちが、
出迎えてくれる。
メインバー ル マーキーは、
友人と談笑したり、明日の観光を相談する外国人の老夫妻、
ひとりでシガーを燻らせるゲスト、様々な楽しみ方。
大理石のカウンターの端に座り、雑誌や新聞を広げる。
ノンアルコール ビールで作ってもらったレッドアイ。
クラブハウスサンドイッチは、
ほぐした鶏肉と固茹で玉子が、たっぷり入った、やさしい味。
ケチャップ,マスタード,マヨネーズを好みで足して、好みの味に。
ほのかにシガーの香りをジャケットに含ませたら、
階下の、庭の見える窓を通る。
ライトアップされた庭園は、昼間の様子と違った、
ダイナミックな光景。
椿の丘を下って、家路を急ぐ。
赤い苺とロゼ色の鴨 [ホテル]
広いレストランの中で、場所によって景色は変わる。
ハイアットリージェンシー東京の、オールデイダイニング カフェの夕食。
エントランスから、最も離れた奥の席。
リビングの棚のようなディスプレイが、
落ち着いた雰囲気。
アミューズは、ほんのり甘いサツマイモのムース。
温めたパンには、オリーブ油,バルサミコ酢,岩塩を添えて。
色鮮やかな苺は、上質の軽いオリーブ油でマリネして、
ロゼ色に火を通した鴨。
バルサミコ風味のソースと、ストロベリーソースを
それぞれ1本の線にした、斬新なデザイン。
フルーツと相性のいい鴨と、
微妙で繊細なイチゴの甘さが新しくて新鮮。
しっかりした味のミートソースのニョッキ。
熱々のチーズが美味しい。
ミートソースの中の肉の食感も楽しめる。
メインの、ひと皿は、仔羊のロースト。
やわらかく仕上げた、やわらかい肉にスパイシーなソースと
肉汁を仕上げたソースが美味しい。
前菜からメインまで、肉中心のチョイスでも、
それぞれの個性が際立つ内容で変化が面白い。
シャンパングラスに、クラッシュした氷と
ライチとレモンのビネガーで、口の中をリフレッシュ。
ドルチェはイタリア料理の定番、ティラミス。
素朴なバニラアイスとのコンビネーションにコーヒーを楽しむ。
しっかりした造りのテーブルで、ゆったりした夕食。
ソファのような大きめの椅子に深く座って、余韻を楽しむ。
汐留ハーモニー [ホテル]
朝から、初夏のような暖かさの東京、汐留。
ロイヤルパーク汐留タワー(2013年10月からロイヤルパークホテル ザ 汐留)へ
知人と朝食。
東京の観光スポットへ出掛けるゲストたちで、
混雑するフロントレセプションの反対側のラウンジは静かに。
東京湾から差し込む朝の光。
高層ビルの間から、緑豊かな浜離宮恩賜公園や、
ベイエリアのビル群を望む景色。
朝食は、スペシャリティレストラン ハーモニー。
この日のゲストは、ほとんどが欧米の外国人。
まるで、アジアのどこかの都市のホテルで、朝食をいただいているよう。
サーモン,ブロッコリー,タマネギで和えたサラダを中心に、
チーズやオリーブや、ひと手間かけた野菜が並ぶ。
紫キャベツとインゲンのサラダと、ニンジンのサラダで色鮮やか。
オープンキッチンで作ってもらった、大きめのプレーンオムレツに、
このレストランのスペシャリテ、トリュフソースを、たっぷりと。
クリスピーなベーコン,食感が嬉しいソーセージ、
そして、ペンネと、螺旋が特徴のフジッリのパスタ料理。
濃い目のソースがペンネの中と、フジッリの螺旋に絡まる美味しさ。
パンの種類は多くないものの、定番のトーストやクロワッサンは、
ホテルメイドの安定した美味しさ。
窓際には、和食の料理も充実。
ハチミツとヨーグルトは、シロップ漬けのフルーツに、
フレッシュなカットフルーツを、ガラスのボウルの周囲に。
晴れた日や、暑い日が似合う高層ビルからの景色。
涼しげな冷たい飲み物をいただいたら、銀座の街へ。
春を待つオムレツ [ホテル]
晴れた朝の、
フォーシーズンズ ホテル 丸の内 東京。
見上げる高層ビルの7階が、ekki BAR & GRILL。
早朝のロビーは、宿泊ゲストがいない静かな時間。
ソファーが並ぶロビーの奥に、
現在的なオブジェ。
外国人のビジネスマンが新聞を広げる隣のテーブルへ。
東京駅に滑り込んでくる電車を眺めながら。
ミネラルウォーターが注がれた、
パープルのゴブレットの向こうには、
線路を挟んで反対側の高層ビル。
ヘルシーブレックファストの最初は、美しいジュース。
ミックスしたベリーのジュースは綺麗な色。
さらりとした口あたりで、お替りをいただいた。
健康になりそうなドライフルーツ,ナッツなどの
ハニーグラノラは低脂肪のヨーグルトが隠れている。
添えられた、サクランボのハチミツ,アカシアのハチミツ,
スペイン産のハチミツを好みで足しながら甘さを調節する。
全粒粉のトーストは、絶妙な焼き色。
ボイルしたブロッコリーとスナップエンドウの緑が映える、
真っ白な卵白で作ったホワイトオムレツ。
上品な塩味と、刻んだハーブで爽やかで軽い食感。
細かいハーブの緑は、雪の下で春を待つ草木のよう。
ドライトマトのようにトマトを凝縮したソースは、
普通のケチャップではない深い味。
ショットグラスには、
ビネガーとヨーグルトのドリンク。
コーヒーは、テーブルに銀色のポットで提供される。
自分で注いで、ゆっくりと新聞を読みながら。
ガラスのテーブルに映える青空。
上空を飛ぶ飛行機は、テーブルのガラスの上を右から左へ。
時々、横切る鳥は、左から右へ。
寒くても気持いい天気の東京駅。
残雪の後、早春の前 [ホテル]
東京に大雪が降った日から数日後、
東京駅から近い、シャングリ ラ ホテル東京で朝食を。
ロビーに飾った春の息吹を感じる花と、淡い緑。
アジアのデザインが新鮮なソファーや壁の絵。
Piacere(ピャチェーレ)の大きな窓から、
晴れ渡った東京の空を眺めながら、
いつも変わらず美味しいメロンジュース。
淡い緑色は、遠くにいる春を連想する。
年中、メロンジュースの味を一定に保つ為、
甘みのあるメロンと、酸味のあるメロンを
ブレンドしているのは、シェフやスタッフの努力の賜物。
何回も訪れている朝食、はじめて注文した和朝食。
和の惣菜と味噌汁と御飯に加えて、
ブッフェボードに並んだ料理も楽しむことができる。
雪のような白さの、
しらすと大根おろしには、醤油を、ひとまわし。
厚みのある出汁巻き玉子、出汁の染みた煮物など、
安心していただける料理たち。
ブッフェボードは、エントランスの横にあり、
ゲストたちで混んでいる。
花のような盛り付けのスモークサーモンは、
刻んだディルをまぶして、もっちりとした食感が美味しい。
フレッシュな野菜や、バジルのショートパスタのように、
手を加えた料理。
エリンギのソテー,刻んだチコリ,
スモークサーモンには、ケイパーとレモンと紫タマネギ。
窓際には、いつものように、
シリアルやジュースやスムージー。
寒い日にうれしいミネストローネ。
チャパタのクルトンと、バジルソースを添えていただくと、
先ほどいただいた味噌汁と違った美味しさ。
スタッフがテーブルを回って提供する、
焼き立てのクロワッサン。
ロワイヤル仕立ての茶碗蒸しは、西洋と日本の融合。
木の芽をあしらっている。
ドライトマトのキッシュは、小さい秀作。
トマトの風味が引き立っている。
かわいいサイズのポテトコロッケは、
細かく挽いたパン粉に、ジャガイモの美味しさ、
庶民派イメージのコロッケも、おしゃれな装いに。
ヨーグルトに、粗く潰したイチゴのソース。
ミューズリーとフルーツのシロップ漬けに、
ホテルの朝食で外せないプルーンを。
パンやペストリーは、食事の最後のお楽しみ。
食べやすい小ぶりなサイズが、たくさん並ぶ。
選ぶのが楽しい、小さな誘惑。
斬新なディスプレイの台にのった、
かわいいサイズのカヌレ。
エグゼクティブ ペストリー シェフ 岡村直也さんのお奨め。
外側の香ばしい大人の味と食感、
中は、しっとり上品な甘さのカヌレは、
いくつでも食べたくなる。
マンゴーとホイップクリームを挟んだ、軽い食感や、
小豆と抹茶のマフィンも、上品な甘さと、ちょうどいい大きさ。
コーヒークリームのパイは、
飲むコーヒーよりもコーヒーらしい大人のスイーツ。
くるりと捻ったパイ生地の中に、たっぷりのベリー。
コーヒーを飲みながら、外の景色を眺めながら楽しむ。
東京ではない、アジアの何処かにいるような、
独特の調度品やデザインは、
非日常の感覚にさせてくれる数少ないホテルのひとつ。
ホテル内のディスプレイは、ひと足早い春を感じる。
外には、雪が残る冬の寒い日の朝。
煉瓦の感触 [ホテル]
2012年10月に、
東京駅丸の内駅舎の保存・復原が完成した時、
連日のように、賑わった駅舎の周辺は、今では静かな夜。
静かに佇む、丸の内駅舎。
東京ステーションホテルの真新しいロビーは、
明るく、クラシックで、落ち着いた雰囲気。
ロビーからエレベーターで2階へ。
南ドームの内側は、やわらかい明かりが回廊を照らす。
回廊の一角にあるのは、とらやのTORAYA TOKYO。
駅の喧騒とは無縁の、静かなカフェ。
落ち着いて、暮れる夜を楽しめる。
内装は、東京駅の煉瓦を活かしたデザイン。
東京駅が開業した当時の様子が、間近で感じられる。
注文した”TOKYOプレート”は、
まるで煉瓦を組み合わせたような盛り付け。
濃い抹茶ソースを添えた、奥深い甘さの、小豆とカカオのフォンダン、
爽やかな、ポワールキャラメル羊羹、
そして、定番の美味しさの羊羹、”夜の梅”。
温かいコーヒーで、3種類を楽しむ。
手元のシュガーポットには、春を感じさせる花の包装の角砂糖。
東京駅の中で、いい空間を発見した。
微笑む羽子板 [ホテル]
柏手を打って見上げるのは、水天宮の社殿。
朱塗りの欄干、朝早く弱い光の中、灯る提灯。
水天宮の、すぐ南。
ロイヤルパークホテルの朝食。
吹き抜けのロビーの天井は、
天の川のようなシャンデリア。
いつもと違うのは、お正月の飾り付け。
大きな飾り羽子板には、微笑む花魁(おいらん)。
ブッフェスタイルの、コーヒーショップ シンフォニーの前には、
これから、たくさん来店する宿泊客の為に、
椅子が並べられている。
奥のガラス張りのキッチンから、中央まで続くブッフェボード。
ブッフェボードを囲むように、テーブルが配置されている。
大きな窓の外は、滝。
朝の光に輝いて、反射した光が店内を照らす。
黄色,オレンジ,赤,緑,白、
一列に並んだジュースサーバーには、
何種類もの飲物。
氷といっしょに銀盆に、フレッシュなキュウリとトマト。
ひんやりとして、みずみずしい野菜は、
もろみ味噌かオリーブオイルでいただくスタイル。
そのままでも十分美味しい野菜と、
定番の美味しさのポテトサラダ。
エッグステーションで、
手際よく出来上がるプレーンオムレツ。
ハム,ソーセージ,クリスピーなベーコンを添えて。
温かいうちに、卵のトロトロ感を楽しむ。
パンやペストリーは、
選ぶのが楽しくなるほど、種類が豊富。
クロワッサンと、小さなフランスパンは、
温かい料理とともに。
焦げ目が美味しいポテトグラタン,
ジューシーに焼き上がったチキンのソテー,
温野菜に、パルミジャーノを掛けたペンネ。
どれも丁寧に作られていて、安心していただける。
しっかり食べたいゲストには、
ミネストローネやピラフも用意されている。
日本料理のメニューも豊富。
鯵の干物,鮭,湯豆腐、そして小鉢に分けられた惣菜。
鯵1尾に、玉子焼と炊いた野菜。
お粥の、やさしい味。
バケットのフレンチトースト,
ミニサイズのパンケーキ,ワッフルは、
なくなると、すぐにスタッフが補充してくれる。
フレッシュな、メロンやパイナップル、
シロップ漬けのアプリコットとプルーン、
ワッフルに、ホイップクリーム、
溶かしてソース代わりにするのは、
チョコレートとマロンの、アイスクリーム。
スタッフが取り分けてくれるアイスクリームは、
定番のバニラや抹茶に、ラズベリーもある。
たくさんあるペストリーの中から、
アプリコットとカスタードクリームのペストリー。
甘さが、ほどよく、
コーヒーマシーンで抽出するエスプレッソと。
丁寧に作った料理を楽しんだ後は、
レモンとライムを絞ったミネラルウォーター。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
港、横浜、羅針盤 [ホテル]
横浜駅からすぐの場所にある、
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズで朝食。
ロビーは、
曲線と直線を組み合わせたダイナミックなデザイン。
花や草木を配して、華やかな印象。
朝食は2階の、オールデイ ブッフェ コンパス。
既に大勢の宿泊客で混雑している。
コーヒーはセルフサービスなので、
ホテルのロゴが刻印されたマグカップでいただく。
中央のオープンキッチンで作ってもらった、
プレーンオムレツ。
バターの焦げ目が、見た目に美味しい。
ソフトなベーコンと、クリスピーなベーコンと、
ソーセージを添えて。
パンの種類は多くないものの、
大きなクロワッサンやペストリーが並ぶ。
ハムや、ブルーチーズや、山羊のチーズに、
カラフルな生野菜をいっしょに。
生野菜だけでなく、ドレッシングで和えたサラダや、
ポテトサラダなど、手を加えた料理が多い。
フライドチキン,ローストポーク,具だくさんのスープ、
そして、焼きそばのようにボリュームのあるメニューも多い。
中華街のある横浜らしく、点心は、
蒸籠の蓋を取ると、蒸気の中から現れる。
和食のメニューの中には、
1月らしい、数の子もある。
あっさりした和風のお粥に、アクセントに揚げワンタン。
ブッフェスタイル主体のレストランなので、
デザートまで豊富な種類のメニュー。
ミッキーマウスの形をしたパンケーキに、
シロップ漬けのフルーツ。
洋食,中国料理,日本料理、すべて揃った料理の数々。
家族連れが喜ぶレストラン。
金の水引 [ホテル]
赤坂、日枝神社の石造りの鳥居を見上げる朝。
ザ キャピトルホテル東急で、新年の朝食。
ダイナミックなデザインのエントランス。
ロビーには、お正月らしい鮮やかな飾り付け。
ロビーから、橋のような廊下を渡って、
日本料理 水簾へ。
デザインが印象的な外観、空と周囲のビルが映り込む池。
シンプルモダンな内装は、洗練された日本料理がいただける予感。
静かで落ち着いた雰囲気がいい。
輪に結んだ金の水引、松と千両と蘭は、
お正月の雰囲気を演出する。
フレッシュなオレンジジュースに続いて、
注文したお粥と料理が運ばれる。
御飯かお粥が選べるスタイル。
前日までは、お節料理だったそうだが、
1月3日からは通常の和朝食のメニューとのこと。
黒塗りの重箱の一段目。
ふっくらと脂がのった焼魚,胡麻豆腐,海老,慈姑(くわい)など、
どれも上品な味と、いい材料を使っている。
お粥に合わせる美味しい小鉢。
いくらの和え物,軽い焼き目のたらこ,上品な仕上げのひじきなど。
さらりとした、お粥は朝の体に、やさしく染み渡る。
お粥に添えられた猪口には、梅葛餡。
さっぱりとして、抑えた酸味と梅の風味は美味しいだけでなく、
合わせる料理を邪魔しない。
茶碗に出来た紅白の模様は、正月に相応しい。
重箱の2段目は、
ふんわりとした出汁巻と炊き合わせ。
薄味でいてそれぞれの材料に味が染みて美味しい。
この温かい2品も、目に美しく、体にやさしい。
香り豊かな、なめ茸の赤出汁と、香の物が付き、
満足のお膳。
食後のコーヒーは、金色のラインが入った黒いカップ&ソーサーでいただける。
和の雰囲気を感じるデザインで、器の統一感がうれしい。
好みの濃いめのコーヒー。
やわらかな外光で新聞を読み、
新年に相応しい朝食の余韻。
イルミネーションの先に [ホテル]
目黒駅から、行人坂(ぎょうにんざか)を下って、
目黒雅叙園のエントランスから奥に進むと、
雪をイメージしたイルミネーションと大きな門。
朝早く、まだ静かなフロントレセプションを通り過ぎたところに、
ブレックファストを提供する、西欧料理 クラウンラウンジがある。
和の雰囲気は、
天井やブッフェボードを扇を模した弧で表現。
ブッフェボードには、和洋折衷のメニューが並ぶ。
オレンジジュースや牛乳など、定番の飲み物と、
ジューサーに入ったバナナジュース。
グラスに注ぐ前にジューサーで撹拌撹拌。
すっきりした甘さが美味しい1杯。
洋風の温かいメニューから。
プチトマトとパプリカで、きれいに盛り付けた、
ベーコンとソーセージ。
細切りのジャガイモとホワイトソースの
美味しいグラタンとともに。
スタッフにプレーンオムレツを注文して、
まず、体を温める。
パンの種類は少ないものの、
トースト,レーズンブレッドやワッフルもある。
トースターで軽く焼き目を付けたトーストを。
洋風の冷菜は、
大きさを揃えた、キッシュ,テリーヌたち。
フレッシュな野菜と、小エビやサーモン。
ポテトサラダと海藻を添えて。
温かいサツマイモのポタージュは、
なめらかで、ほんのりとサツマイモの甘さが美味しい。
日本料理のメニューも多い。
聖護院大根と鶏の煮物は、見た目にも温かい土鍋で提供。
やわかく煮えて、柚子味噌と相性がいい。
鯵,鮭,金目鯛は、あらかじめ焼いているが、
赤く燃える炭の七輪で、温めることができる心遣いがうれしい。
あさりと葱の味噌汁,温泉卵,湯豆腐などを揃えて。
御飯と、クコの実などが入った中華粥が準備してあり、
ピータンや揚げワンタンなどをトッピングして、
中華粥をいただく。
和風,洋風どちらのメニューも、
丁寧に調理してあるので、子供から年配の方まで、
安心していただける味。
シリアルやヨーグルトやフルーツに並んで、
プリンやプチタルトもある。
そして、アイスクリームも、バニラやラズベリーなど、
6種類あり、ワッフルコーンもあるので、
子供たちが喜ぶ構成。
真っ白なミルクのジェラートに、和を感じる、あずきのアイスクリーム。
甘すぎない味が大人にも、うれしい。
豪華絢爛、和洋折衷な雰囲気の廊下に、
徐々に朝の光が差し込む。
宝石を添えたオムレツ [ホテル]
寒い朝。
灰色の空の下、品川駅から歩いて向かうのは、
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル。
高い天井から降り注ぐ光は、
外の天気と違って、温かい光。
クリスマスツリーの星のオーナメントが美しい。
ザ ダイニングルームのブレックファスト ブッフェ。
ガラス張りのキッチンの前に料理が並ぶ。
ジュースサーバーの前には、
グレープフルーツやオレンジなど、
使っているフルーツがディスプレイされて分かりやすい。
水にはミントとオレンジやレモンを入れて、
清々しさを演出する。
スモークサーモン,ビーフパストラミ,スモークハムの
コールドミートを前菜に。
エッグステーションでオーダーしたのは、
刻んだトリュフを入れたトリュフオムレツ。
トリュフ以外に、タマネギ,パプリカ,マッシュルーム,チーズなど、
およそ10種類の具材を好みで合わせることができる。
2種類のソーセージと、クリスピーベーコンとともに、
オムレツ用の具材にあった、レッドキャビア(マスの卵)を、
たっぷりと、ソース代わりに添える。
イクラより少し小さなオレンジ色の粒が、
口の中で弾けて、トリュフと卵のトロトロと混ざる。
塩加減が、ちょうどいい。
パンやペストリーは、小さめのサイズで、
何種類も取ってしまう。
フレッシュな野菜と、
チキンとコーンを和えたサラダとタコのマリネ。
御飯と味噌汁の日本料理も並ぶ。
味噌汁用の具材も豊富。
そして、”御飯の友” になるお漬物が小鉢で並ぶ。
お粥は、ホタテの貝柱がたっぷり入った中華粥。
トッピングには、刻んだ搾菜,揚げパン,ピーナッツを。
貝柱のスープが贅沢で美味しい。
プレーンヨーグルトに、
大きな角切りのマンゴーのジャムと
こちらも大きな角切りのバナナのジャム。
フルーツの食感が十分残っているので、
ピュレ状のジャムよりフレッシュな味。
すっきりとした甘さが美味しいパンプディングには、
フレッシュなフルーツと、栗のハチミツを添えて。
新幹線が出発する時間まで、新聞を広げて、
ゆっくりと過ごす、クリスマス間近の朝。
山里の寛ぎ [ホテル]
朝日を浴びるホテルオークラ東京の本館。
ひさしぶりに、日本料理の山里で朝食。
凛とした空気のロビー。
丁寧にメンテナンスされたロビーは、
いつ訪れても、気持ちがいい。
明るい雰囲気の山里。
まず、温かい紫蘇の風味の香煎茶。
木の蓋を取ると、
薬膳粥の鮮やかな色合い。
クコの実,松の実,白木耳など、
体に良さそうな食材。
碗に、よそって、餡を回し掛けて、
温かいお粥を、ひと口。
ゆっくりと寛げる雰囲気に。
寒い朝は、うれしいお粥。
脂ののった鮭と、山葵漬けを蒲鉾にのせていただく。
干し海老の旨みを吸った煮物。
混布と大豆の炒め煮。
さっぱりとした、蟹と胡瓜の酢の物。
どれも上品で美味しいものばかり。
甘さのある梅干しをいただいて、
朝食を締めくくる。
パームツリーとクリスマスツリー [ホテル]
横浜の冬の空を見上げるのは、
クリスマスのデコレーション、赤いリボンを結んだ真っ白なトナカイ。
エントランスから見上げる天井の鮮やかな色彩は、
パン パシフィック 横浜ベイホテル東急(2013年4月から横浜ベイホテル東急)のロビー。
輝くクリスマスツリーと天井のコントラストが美しい。
フロントレセプションには、
南国リゾートの雰囲気を演出するパームツリー。
その奥にある、オールデイダイニング カフェ トスカで朝食。
高い天井の大きな窓から、
よこはまコスモワールドの観覧車。
コスモクロック21が、レストランの周囲に巡らせた水盤に映る。
パームツリーと観覧車を望む大きな空間。
中央の円形のブースは、エッグステーション。
その周囲にブッフェボードが並ぶ。
セルフサービスのコーヒーを。
海や南国をイメージさせるコーヒーカップとソーサーで。
さまざまな具材を選べるエッグステーション。
ケチャップやマスタード以外に、
フレッシュトマトのソース,デミグラスソースなど、
組み合わせを考える楽しさを提供。
プレーンオムレツに、ベーコンとソーセージ。
ソースは、とろりとしたホワイトソースを合わせる。
スタッフが絞るフレッシュなオレンジジュース。
パンはメゾンカイザー。
スタッフが横にあるオーブンで温めてくれる。
選んだのは、サクッと美味しいクロワッサンと、
タマネギの甘さのオニオンチャバタ。
ボリュームのあるトマトソースのパスタや、
タマネギを煮詰めたホテル特製カレーもある。
スクランブルエッグと胡椒の効いたハム。
サラダのコーナーから、
コールスロー,もやしのサラダ,ラタトゥイユ、
そして茹でたブロッコリー。
品数は少ないものの、和食も用意される。
宮城県、登米市のお米で炊いた御飯に合う、
野沢菜や佃煮など。
お粥と味噌汁に、
田舎風の煮物と鮭。
デザートはフレッシュフルーツに、
ドライフルーツ、バナナとレーズンをトッピング。
最後にメゾンカイザーのパンを。
優実豊かなヘーゼルナッツをパウダーにして練り込んだパンは、
チョコチップがアクセント。
ゆずの皮の砂糖漬けと、
ゆずのピューレが上品なデニッシュ。
対照的な、夏の南国と冬のクリスマス。
両方を楽しめた横浜の朝食。
雷門のエッグベメディクト [ホテル]
朝日を背にして、
シルエットが浮かび上がる東京スカイツリー。
早朝の浅草の街。
浅草寺、雷門の斜め向かい側に
2012年8月にオープンしたばかりのホテルがある。
ザ ゲートホテル雷門 by HULICのロゴは、
漢字の”門”をデザイン化したもの。
エレベーターで着いた13階。
フロントレセプションの前の窓から、
浅草の街と雷門を見渡せる。
R レストラン & バーは、壁側にバーカウンター、
窓側に、東京スカイツリーを間近に臨むテーブル席と、
気持ちのいい、バルコニー。
奥の広い空間に、ブッフェボードが置かれている。
野菜中心のベジタブルブッフェ。
大きめのカップでいただく温かいコーヒー。
お替りは、スタッフが、すぐに気付いてくれる。
スタッフが絞るフレッシュオレンジジュース。
グラスに朝日が差し込む。
卵料理はテーブルでオーダーするスタイル。
スクランブルエッグか、エッグベネディクトを選べる。
オーダーしたエッグベネディクトは、
燻製の香りが美味しい厚めのベーコンにオランデーズソースと、
サーモンを敷いた、卵2個。
卵の濃い黄色、オレンジ色に近い黄身が流れ出る。
出来たての温かい卵料理がうれしい。
パンは、バケット,レーズンブレッド,クロワッサンの3種類。
テーブルには、贅沢にECHIRE(エシレ)のバター。
赤色がきれいな、マリネしたトマト。
ソテーしたナスや、シンプルに茹でたカボチャ。
ホウレンソウや、自然な甘さが美味しいレーズンとニンジンのサラダ。
素朴な味付けが美味しい野菜。
マヨネーズソースで和えたキュウリ。
ダイコンや葉物野菜は和風のドレッシングで。
温かい料理は、
蒸したジャガイモや、タマネギの甘さを活かしたラタトゥイユ。
ジェノベーゼソースをアクセントにしたペンネもある。
ジュースはフレッシュオレンジジュース1種類。
シリアル,ハム,ヨーグルト,フルーツ,デニッシュはない。
シンプルなブッフェながら、
新鮮な素材を、シンプルに、丁寧に調理。
浅草寺の五重塔が、
はっきり見える晴れた空が気持ちいい。
フレンチトーストバー [ホテル]
ブッフェスタイルに特化したレストランは、
大型ホテルに欠かせなくなった。
朝食に個性的なメニューを提供するホテルニューオータニ東京の
洋食ブッフェ Top of The Tower。
メインエントランスから、
ロビー階の通路を歩いて、ガーデンタワーへ。
40階の、洋食ブッフェ Top of The Towerは、
その名の通りブッフェスタイルのレストラン。
ゆったりとした朝食ではなく、
団体客や、忙しいビジネスマンにスムーズに朝食を提供するよう、
テーブルと椅子が配置されている。
朝日が差す窓からは、東京タワー。
シリアルの入ったケースと牛乳の向こうに広がるのは、
朝日を浴びる新宿のビル群。
新宿を望む一角にブッフェボードがある。
まず、チーズがトロトロの大きなオムレツ。
ベーコン,ソーセージ,ハム,ポテトなど温かい料理。
固めと、やわらかめ2種類のベーコンに、
珍しいチキンとハーブのソーセージ。
溶けたチーズが糸を引くオムレツと、スクランブルエッグ。
あらかじめ焼いてあるトーストや、
たべやすい大きさのデニッシュたち。
サクサクのクロワッサン。
地上の森や林を背景にしたフレッシュな野菜。
朝食には珍しいタコのマリネにブラックオリーブ、
コールドミートと、クリームとペッパーのチーズを添えて。
コーヒーショップ SATSUKIのようなオープンキッチンはないものの、
和食のメニューも充実している。
御飯,玄米粥,中華粥の他、讃岐うどんも置いている。
ミニパンケーキやパンプディングの横には、
珍しい”フレンチトーストバー”がある。
専任のスタッフが焼くフレンチトースト。
甘いデザートだけでなく、食事として楽しめるフレンチトーストもある。
トッピングやソースのバリエーションも豊富。
フレンチトーストをアレンジできる。
イタリアンのフォカッチャは、ローズマリーの香りが効いたフレンチトーストに。
野菜を刻んだソースと、チーズクリームを添えて。
薄めのトーストをフレンチトーストにして、チーズをのせたマルゲリータ風には、
トマトソースと、トマトのマリネ、パルメザンチーズを。
フレンチトーストに、
チェダーチーズとハムを挟んだクロックムッシュ風は、ボリュームがある。
細めのバケットには、
卵とオレンジジュースを、たっぷり含ませているので、
姿のないオレンジが美味しく香る、フレンチトースト オレンジーナ。
クロテッドバターとハチミツをトッピング。
そして、ノルマンディ フレンチトーストは、
レーズンブレッドのフレンチトースト。
3種類のソースでいただくことに。
オレンジとグレープフルーツのソースで、さっぱりと。
バナナとリンゴをキャラメリゼした甘さが濃厚なソース。
そして、栗とココナッツのクリームソースが新たな美味しさ。
栗の風味と食感と、カボチャの種がアクセントになって、
ココナッツがクリームを軽く仕上げている。
最後に、季節の梨や柿などフレッシュフルーツと、
シロップ漬けのフルーツ。
差し込む朝日が気持ちいい朝。
誰もいないロビー [ホテル]
早朝の、京王プラザホテル。
いつもは団体客で混雑するメインロビーは、
ジョギングから戻った外国人ゲストが通リ過ぎるだけ。
2階は、フロアの端から端まで、レストランやバーが並ぶ。
朝食を提供するのは、
コーヒーハウス 樹林,スーパーブッフェ グラスコート,新和食 かがりの3店。
この日は、宿泊客が多く、中国料理 南園も和洋ブッフェを提供。
朝食は、和定食と和食ブッフェの、
新和食 かがりに、はじめて訪れる。
太い材木の柱を使って古民家をイメージさせる民芸調のデザイン。
ブッフェボードは、エントランス近くの一室に並ぶ。
飲物は、お茶以外に、ジュース,ミルク,コーヒーもある。
ソーセージ,ハム,サラダ,フルーツ以外は、和の料理。
焼魚は、鮭と白身の2種類。
御飯にうれしい、とろろには醤油と山葵で。
蒟蒻の煮物,玉子焼,小蕪と人参の煮物に、
あたたかい鶏そぼろ餡。
蒸籠に蒸し上がった茶碗蒸し。
中は、しめじ、薄味で、やわらかい。
湯豆腐には、たっぷりの生姜と刻み葱。
御飯,お粥,味噌汁は、常時スタッフがスタンバイしており、提供してくれる。
1杯目は御飯,2杯目は、お粥に葉唐辛子。
醤油味の太い麺、焼うどんもある。
野菜サラダには、梅風味のドレッシングで、さっぱりと。
店の奥はカウンターや、ガラスを使ったデザインの広い空間も。
デザートは、メロンと黒蜜をかけた、わらび餅。
コーヒーハウス 樹林,スーパーブッフェ グラスコートと比較すると、
団体客や家族連れが少なく、年齢層は高め。
落ち着いて和の朝食がいただける。
雲の中のトライベックス [ホテル]
雨雲が覆う東京の朝。
いつもは遠くまで見える、地上100mの、
小田急ホテル センチュリー サザンタワーのロビー。
時おり、風に煽られた雨粒が窓を濡らす。
早朝にも関わらず、たくさんの宿泊客で混雑する、
レストラン トライベックスの朝食は、ブッフェスタイル。
オープンキッチンに並んだ温かい料理から、
ポテトと温野菜と、スクランブルエッグ。
珍しい料理は、卵白を、ふわふわにまとめたホワイトスクランブルエッグ。
軽い塩味、真っ白の姿が新鮮。
エッグステーションにオーダーしたのは、
ホウレンソウ入りの、大きめのオムレツ。
クリスピーと厚めの2種のベーコン、太めのソーセージを添えて。
パンとペストリーの品数は、さほど多くないが、
必要十分な量が揃う。
ハムと野菜は、フレンチドレッシングで。
そして、窓際に並んだ和食メニュー。
お粥,御飯,味噌汁、
惣菜は、定番の焼魚,玉子焼,冷奴,ひじきや豆の煮物。
焼きたてのワッフル。
ハチミツ,リンゴのジャム,メイプルシロップを混ぜ込んだメイプルバター。
フルーツカクテルとフレッシュなフルーツで豪華な装い。
ジャムをのせても、サクサクの食感を保って、美味しくいただける。
レモンティーとバナナマフィン。
しっかりとバナナの香り、たっぷりのナッツ。
楽しい時間を、ありがとうございました。
秋の夜長の楽しみ方 [ホテル]
一見、無機質に思えるシンプルなデザイン。
シェラトン都ホテル東京の、M BAR。
木の床、
そして、太い樹木の表皮の形状を残したカウンター。
ジャズが流れ、シガーを燻らせるゲスト。
目の前で、手際よく出来あがる、ヴァージン モヒート。
クラッシュした氷で満たされたグラスを傾けると、
ミントとライムの上品な香り。
奥の居心地のいいソファーも魅力的。
カウンターで、ゆっくり過ごすのも魅力的。
都内にありながら、ホテルの中に森のような庭園。
涼しさに誘われて、外に出ると、
ライトアップされて、緑色が昼間よりも鮮明。
緑豊かなホテルの夜は、
華やかな夏と違った趣がある。
夜のチャペル [ホテル]
夕方になって、ホテルの明かりが灯りはじめる時間。
森に囲まれた、フォレスト イン 昭和館。
小鳥と、草木の葉や花弁を組み合わせた、いいロゴ。
夕食は、レストラン セントロで。
前菜とデザートはブッフェスタイル、
メイン料理はテーブルでオーダー。
前菜は温かい料理と冷たい料理。
イタリア風やスペイン風の料理が並ぶ。
生ハムとナスのピクルス,ホタテのサラダ仕立て,タンドリーチキンと野菜のソテー,
バルサミコ風味の太刀魚のマリネ,ヤリイカとキノコのスペイン風マリネ。
どれも味付けにバリエーションがあって楽しめる。
秋の訪れを感じるパンプキンのポタージュ。
ディルとケイパーでシンプルにいただくスモークサーモン,
ホタテとは違った独特の食感がうれしい平貝。
レモンで煮たチキンは、爽やかな味。
レーズンがアクセントのアジのソテー。
メイン料理に選んだのは、
ミンチをファルスした、地養鶏のバロティーヌ、
粒マスタードが効いたソースで。
鶏肉を巻いて火を入れているので、やわらかくて美味しい。
充実したデザートたち。
色が美しい、タピオカとブドウのジュレ仕立てとパンナコッタは、
細いガラスの器。
バニラビーンズが、たっぷり入ったプディングには、
イチゴのトッピング。
秋を感じるブドウのシャーベットと、バニラのアイスクリーム。
大きなイチゴのショートケーキと、
抹茶のムース仕立て。
これも秋を感じる2品。
ナッツがたっぷりのタルトと、
甘く煮含めた栗がのるモンブラン。
ゆったりと、ブッフェボードの料理を楽しめるのは、
郊外のホテルならでは。
すべての料理が丁寧に調理されているので安心していただける。
すっかり暗くなった庭に、明かりが灯ったチャペルが佇む。
港を眺める籐の椅子 [ホテル]
横浜、山下公園の噴水の向こうに見える老舗ホテル、
ホテルニューグランドのタワー。
静かな朝にも関わらず、
ホテルの周囲は、ブルーのパイロンやフェンス、
揃いのロゴのTシャツのスタッフ、そして報道関係者。
タワーのロビーは、広くはないが、落ち着いた雰囲気。
タワー5階の、パノラミック レストラン ル ノルマンディは、
海をイメージさせるブルーのシートが迎えてくれる。
爽やかな朝の光と、目の前に広がる横浜港。
窓際は、海辺のリゾートのような素晴らしい眺め。
既に朝食の準備が整い、
案内されたのは、窓際の特等席。
倉庫群,氷川丸,公園,遠くに東京のビル群,
近代的な、横浜みなとみらい21地区まで、一望できる。
籐の椅子の座面は、ブルーのストライプ。
海を眺めながら、朝食がスタート、
トラディショナルな洋食のブッフェスタイル。
スープは2種類。
温かい野菜のスープと、珍しい冷たいコーンポタージュ。
甘さと、さらりとした口あたり。
扇型に盛り付けた厚みのあるスモークサーモン。
そして、コールドミート。
銀盆がクラシカルな雰囲気を醸し出す。
パンとペストリー。
種類は多くないものの、わかりやすく美しい配置がいい。
オーバルのトレイにバターが並び、ナプキンの下は氷。
老舗ホテルならではの気配りが随所に見られる。
テーブルでオーダーした、大きめのプレーンオムレツ。
ふっくらした形が美しい、中はトロトロ。
熟成したワインのような色合いのベーコン。
太めのソーセージ,ポテトとコンビーフのソテー、
そしてスクランブルエッグ。
クラシックなホテルでは外せないポテトサラダは期待通りの味。
フレッシュな野菜は、シンプルなフレンチドレッシングで。
挽肉の旨味が出ているソースとショートパスタ。
ボリュームもあって、単品の料理としていただける美味しさ。
パンケーキにメイプルシロップと、
フレッシュなフルーツ。
どれもクラシカルで丁寧な料理たち。
目の前に広がる海では、今まさにレースがはじまろうとしている。
ホテルの周囲には、徐々に人通りが増え、
ホテルの前を疾走する自転車は、プロのトライアスリート。
2012世界トライアスロンシリーズ横浜大会がはじまっている。
ホテル本館は、歴史を感じる佇まい。
重厚な造りの中に、よく見ると和風のデザイン。
ライトのシェードや石造りの模様、
そして、エレベーターの周囲には天女が舞う。
パティオには、クラシックな噴水。
落ち着いたホテルでいただく、
晴れた日の朝食は清々しい気分にさせてくれた。
雨の朝のローズウッド [ホテル]
音をたてて降る雨の朝。
神田駿河台の丘の上に建つ、山の上ホテル。
別館のロビーに入ると、雨音は聞こえず、
よく手入れされた歴史ある調度品が迎えてくれる。
新しいホテルにはない落ち着いた佇まい。
ワイン&レストラン アビアントーで、朝食。
赤みがかった木目、
赤ワインのように熟成した色合いのローズウッドは、歴史を感じる雰囲気。
使い込まれたカトラリーや銀のポット、
使い込まれたテーブルや椅子。
雨で肌寒い朝にうれしいホットコーヒー。
クラシックなプリントのコースターに、
冷えたトマトジュース。
軽いトースト,さっくりしたクロワッサン,
白くて、ふんわりとしたハイジロール。
温かさを逃さないよう、ナプキンで包まれている。
たっぷりのマッシュルームと小エビを巻いたオムレツは、
煮込んだトマトソースの酸味がいい。
フレッシュな野菜は、シンプルなドレッシングで。
クラシックなホテルで、丁寧な料理の朝食。
外は大雨でも豊かな気分。
バイキングの殿堂 2012 [ホテル]
いつもロビーの生花が綺麗な、
帝国ホテル東京のロビー。
思わずデジカメを向け、写真に納まるゲストが絶えない。
17階の、インペリアル バイキング サールの朝食。
ここは、ブッフェスタイル”バイキング”を、はじめたレストラン。
洋食,和食の豊富なメニューは中央のブッフェボードに。
趣向を凝らした料理や、シンプルでも、いい素材が並ぶ。
厚めのスモークサーモンは、新鮮で、しっとり。
スモークビーフや、ハムなどコールドミートに、
オリーブやピクルスを添えて。
エッグステーションで手際良く焼いてもらったプレーンオムレツ。
大きめにオーダーして、美しい楕円形が美味しそう。
しっとりと、クリスピーのベーコン。
2種類のソーセージ。
ホウレンソウのクリーム煮や、
カリフラワーとブロッコリーを中心にした野菜のソテー。
シンプルなニンジンのサラダを。
定番のポテトサラダも老舗ホテルらしい安定した美味しさ。
パケットやトーストなど、パンの種類も豊富。
サクサクのクロワッサンやデニッシュ。
和食コーナーは入り口近くにある。
御飯,お粥,お味噌汁は、スタッフがサーブしてくれる。
素朴に見えて、厳選した素材と丁寧な仕事が光る。
この日の焼魚は、アイナメ。
氷水に、気持ち良さそうに白い豆腐。
大ぶりの甘さと塩気が、ちょうどいい梅干し。
御飯に、とろろと生醤油が、とても美味しい。
ワッフル,パンケーキ,フレンチトーストの3種類が揃うデザート系。
焼きたてのパンケーキにバターと、たっぷりのハチミツ。
バケットのフレンチトーストにはメイプルシロップ。
甘いフレッシュなフルーツたち。
9月になっても暑いので、甘いスイカが美味しく感じる。
老舗ホテルの朝食に不可欠なシロップで煮たプルーン。
広い窓から東京の景色。
少し曇っていても、窓から十分な朝の光。
東京ホテル朝食日記の朝食会。
楽しい時間を、ありがとうございました。
富士屋ホテルのポテトサラダ [ホテル]
マロンシャンティの影 [ホテル]
何度も訪れている、京王プラザホテル。
フロントレセプションの奥に広いラウンジ。
カクテル&ティーラウンジのバーカウンター。
暑さを払う1杯。
アイスフレッシュハーブティー。
コリンズグラスに入ったモヒートのような涼しい眺め。
すっきりした味。
バニラアイスクリームに、
秋の訪れ、マロンクリームを、
そして、真っ白なクレームシャンティと、ひと粒のマロン。
早く食べないと、溶けてしまう。
バーカウンターで、スイーツとコーヒーもいい。
釜炊き御飯の音 [ホテル]
ハイアットリージェンシー東京の朝。
ロビーの大きなシャンデリアが放つ光。
日本料理 佳香(かこう)で、落ち着いた朝食。
大きな窓から光が差し、
ことことと、小さな釜から御飯が炊ける音。
ひとりずつ、炊きたての御飯が楽しめる贅沢な和朝食膳。
美味しい味噌汁,焼魚,彩り小鉢が並ぶ。
新鮮な鮪の刺身。
どれも丁寧な仕事。
テーブルの、小梅と、もろみ味噌で御飯をお替り。
冷えたフルーツのジュレ寄せがデザート。
温かいお茶をいただき、新聞を広げる。
ゆっくりはじまる休日。
消暑 [ホテル]
8月も終わり。
蒸し暑い東京、日比谷界隈。
ザ ペニンシュラ東京のHei Fung Terrace(起鳳臺)のランチ。
蘇州の古来の庭園を模したデザイン。
湾曲した石垣に、テーブルの上には鳥籠。
暑い日に、ぴったりの名前のランチは、”消暑”。
ひと品目は、筒切りにした瓜が王冠のような蒸しスープ。
いろんな夏野菜が入って、薬膳香る上品な清湯。
温かいスープが、すっと喉を通る。
水滴の汗、水の入ったグラスには、細かい模様。
中国の情緒が、こんなところにも感じられる。
2品目は、品のある炒め物。
ゴーヤとキクラゲ,細切り豚肉は、あっさりの塩味。
箸置きも特徴的。
帆をあげた中国式の船のデザイン。
メイン料理は、スープ仕立て。
やわらかく火を通して、なめらかに仕上げたミル貝,帆立,海老。
魚介で採った白いスープに。
スープの底には、スライスした加賀太胡瓜。
ミル貝,帆立と同じ食感になるよう火を通している。
真っ赤な辣油。
オレンジ色に近いスープが入った大きめのカップには、
四川風担担麺。
まろやかな、胡麻風味のスープに時々辣油の、ほど良い刺激。
やさしい味付けは、ホテルのレストランらしい。
デザートは、マンゴーのオレンジ色のココナッツミルク。
タピオカがトッピング、とろりとしたスープの甘さに、
グレープフルーツの爽やかさが美味しい。
銀のボウルには、甘い餡を絡めた胡桃。
上品なコースは、消暑、つまり暑気を払うランチ。