グラタンの温かさ [グルメ]
秋から冬、冬から春、牡蠣のシーズン。
東京、新宿の伊勢丹会館4階のグリル満天星新宿店。
店の前には、牡蠣料理の大きな看板。
看板に導かれるように、席に座って注文したのは、
牡蠣とマカロニのグラタン。
グツグツと音を立てて、表面のチーズの焦げが波打つ瞬間。
差し込んだスプーンには、太めのマカロニ。
ふっくらした牡蠣の火の通り具合が絶妙。
硬くならず、中心まで、ふっくら。
熱さを我慢しながら、口に運ぶと、とろりとしたベシャメルソース。
時々、歯応えのあるタマネギ。
牡蠣の美味しさと、クリーミーなソースは、寒い季節の楽しみ。
グラタンから温かさをもらって、
駅までの道は、寒さを感じない。
新宿15坪の朝食 [グルメ]
雑踏の東京、新宿。
東口のルミネエスト地下1階にある、およそ15坪の小さなお店、
ビア&カフェ BERG(ベルク)に朝食をいただきに訪れる。
壁際のカウンターと、間隔の狭いテーブル席。
外と中、壁にはポスターやチラシが隙間なく。
メニューやアートやオブジェで埋め尽くされ、
どこか昭和のノスタルジックを感じさせる。
雑然とした中に、活気があって、居心地のいい雰囲気。
いろんな世代で混んでいるのは、新宿という場所だから。
カウンターで注文して自分で席に持ってくるセルフサービス。
いい苦味のコーヒーで、ひと息。
半分のゆで卵に、しっとりしたマイスターポークハム。
やわらかい食感に、ちょうどいい塩味。
軽く焼いた天然酵母のパンは、しっとりして食べやすい。
バターを塗って、コーヒーと。
手作りのポテトサラダにコーンとフレッシュなレタスが添えられる。
新宿の雰囲気そのままを凝縮したような、
どこか懐かしい店。
吟味された素材を気負いなく提供している、
親しみの持てる店。
辰の息吹 [グルメ]
東京、青山通りにあるとらやの虎屋菓寮赤坂本店。
休日は車の通行量が少なく、大通り沿いでも静か。
大きな角松の飾られた玄関。
地下に下りると、正月らしい緑の松と、赤い実がなる万両。
赤いシートが、どこか正月らしさを感じる広い店内。
2012年の干支に因んだ生菓子をいただく。
辰年なので、3匹のタツノオトシゴが描かれた茶碗。
生菓子の名は、”辰の息吹(たつのいぶき)”。
紅餡を、卵の黄身に色付けして抹茶色にした黄身餡で包む。
金箔を散らして豪華で、力強い質感は、龍の印象。
上品な味は、新年を迎えるに相応しい。
温かいお抹茶で、ひと息ついて、
新たな年が静かに、はじまる。
東京スカイツリーの見える街 [グルメ]
2012年5月にグランドオープンが迫った、
東京スカイツリー。
真下から見上げると、その高さに圧倒される。
青空に向かって延びる白くて大きな、
新しい東京のシンボル。
歩いて浅草から蔵前、浅草橋から馬喰町。
馬喰町にある、とんかつ いもや。
数年前に通っていた時と、何も変わらない家並み。
民家の並ぶ細い道。
油を使うので汚れやすいはずが、
手入れが行き届いた磨かれた木の戸。
開けると、店主の親父の懐かしい顔。
「どうしてたの、ひさしぶり」、一瞬で思い出してくれた。
清潔なカウンター。
からりと揚がった、とんかつ。
新鮮なキャベツ。
ちょうどいい具合の脂から、ジューシーな肉汁。
やわらかい肉質と、ソースと辛子。
美味しい御飯。
大きなガス釜で炊き上がった御飯は、
木製のお櫃で適度に水分が調整されて、
丼一杯、美味しくいただける。
蜆が、たっぷり入った味噌汁。
白菜の甘みが美味しい浅漬け。
とんかつ以外の、脇役たちも丁寧な仕事の表れ。
週1回以上通っていた、あの頃を思い出す味。
店主夫婦の元気な姿に安心した、とんかつの味。
師走の男子料理部 [グルメ]
師走の賑わいの東京は、岩本町。
岩本町 東神田ファミリーバザールは、衣料品,雑貨が並ぶ。
年末の雰囲気の中、貝印株式会社へ。
1階はコミュニケーションスペースのKai House。
デザインがユニークなキッチン用品,
プロ仕様のナイフが置かれたギャラリーと
広々とした明るい料理教室。
今日は男性向けのフレンチの料理教室。
その名も「男子料理部」、講師は料理研究家 脇雅世さん。
備え付けの講師用キッチンの前にテーブルを置いて、
講師と生徒の距離を近くすることで分かりやすく調理を教える工夫。
最初は席に座っていた男子料理部の男性たち。
脇さんの話に引き込まれるように次第に講師の周囲に集まる。
野菜の切り方は、各テーブルを回って分かりやすく。
赤ワインをたっぷり使った牛頬肉の赤ワイン煮は、
試食に間に合うように最初に作る。
圧力鍋はミネストローネに使用。
パスタや野菜が入って具だくさん。
ミキサーで混ぜたホタテとクリームは型に流し込んでオーブンで加熱。
バターソースで仕上げる。
半割にして芯を取り除いたリンゴ。
バターと砂糖をのせてオーブンで。
ローストアップルの美味しそうな香り。
出来上がりに添えるアイスクリームも準備しておく。
ホテルで提供されるようなオムレツにチャレンジ。
まず、脇さんがお手本を。
フライパンを、くるりと返すと、きれいなアーモンド型。
ここからは実習。
まず、ホテルのオムレツから。
出来上がったオムレツにグリーンサラダを添えると、
立派な料理に。
持ち帰って熟成させるパンチェッタ。
豚の三枚肉にハーブをなじませて、脱水シートで包む。
脱水シートを交換しながら、2,3週間で出来上がり。
出来上がりの見本のパンチェッタは、ハーブの香り。
食卓の準備が整って、待っていた試食の時間。
ホテルのオムレツは、時間が経っても硬くならず、やわらかい。
IHクッキングヒーターの効果。
具だくさんのミネストローネ。
折って入れたカッペリーニとパルミジャーノで満足。
バターソースが美味しいホタテのムース。
ダイス状にカットしたトマトが彩りを添える。
メインは、牛頬肉の赤ワイン煮。
マッシュポテト,マッシュルーム,ペコロスは、
赤ワインのソースの上に。
ほろほろと解ける肉が美味しい。
デザートは温かいローストアップルに、
冷たいバニラのアイスクリーム。
約3時間が短く感じた料理教室。
パーティーシーズンに参考になったレシピの数々。
赤坂と云えば [グルメ]
高層のビルが建つ東京、六本木通り。
脇道から南部坂を歩くと、黒い塀に囲われた一角。
にっぽんの洋食 赤坂 津つ井でランチ。
きれいに洗い上げた暖簾をくぐって店内へ、
奥に広い店内、座ったのはカウンター。
お茶をいただき、待つのは洋食弁当。
御飯と赤出汁に、
おかずは、洋食,和食の品々。
ミニサイズのハンバーグは、
ミニサイズでも、肉の旨味が、きちんと。
長時間煮込んだ深い味のデミグラスソースの中に。
ジューシーな鶏の唐揚げ,焼鮭,漬物,佃煮,
玉子焼,上品に仕上げた煮物。
タルタルソースがうれしいエビフライ,
俵型のクリームコロッケ,ポテトサラダ,フレッシュなトマトとレタス。
どの食材も、丁寧な仕事が分かるものばかり。
南部坂を歩いて再訪したいレストラン。
Up and Down [グルメ]
六本木の東京ミッドタウンの建物が窓ガラスに映る2階建ての建物。
Mercedes-Benz Connectionは、
1階がギャラリーとカフェ、
2階のレストランは、ランチタイムからバータイムまで。
1階のカフェの名は、Down Stairs。
2階のレストランの名は、Up Stairs。
早朝から開いているDown Stairsで、朝食を。
大きな天板のテーブル、外にはテラス席。
照明のデザインは、スリーポインテッドスター。
美しいラテアートのカフェラテは、寒い朝には体を温めてくれる。
スリーポインテッドスターが付いた大きめのドーナツ。
ふんわりした生地に、たっぷりの砂糖のアイシング。
1階の半分はギャラリー。
発売されたばかりのC-CLASS Coupeの姿も。
ゆったりした広さの中、アートのように自動車を展示。
フロア中央には、たくさんのグッズが並ぶ。
明るい雰囲気は、朝の1杯のカフェラテが似合う。
山椒の香りの竹下通り [グルメ]
東京、原宿の竹下通り。
雑踏の中、通り過ぎてしまいそうなビルの地下。
中国四川料理 龍の子(りゅうのこ)でランチ。
昼過ぎでも常連客で混み合う店内。
四川料理の定番、麻婆豆腐(メニューには、麻婆の豆腐)を注文。
白い皿に映える辣油のオレンジ色。
白い御飯にのせて、最初は挽肉の旨味。
徐々に忍び寄る豆板醤の辛さ、御飯が進む。
しびれる花山椒の刺激は上品に抑えている。
スープと、大根の漬物。
漬物の間に隠れた山椒が、ちょっとした刺激と爽やかさを。
前菜として楽しめるくらいの量がある。
ひとりが通れる細い階段で地上へ。
ファッションの街の隠れた中国料理店。
バラは紫色 [グルメ]
朝10:00、開店したばかりの銀座三越。
2階の角に位置するLADUREE(ラデュレ)で朝食。
ショップの奥は広くて落ち着いたヨーロッパの雰囲気。
淡い上品な色合いで、まとめられたデザイン。
小さな子供たちを連れた家族,年齢層は様々。
銀座の交差点を眺めながら、ゆっくりと過ごすゲストたち。
テーブルには、淡い紫のバラ。
最初に運ばれたのは、カフェ ラデュレ。
しっかりした味、濃い目のコーヒーは、目が覚める好みの味。
ミルクチョコレートが添えられる。
ポットで提供されるので、カップに2杯楽しめる。
フレンチトーストは、ふわりとした焼き方。
アーモンドスライスを散りばめたクレームシャンティと、
メイプルシロップを、たっぷりとのせて、
軽い食感を堪能。
スマートなスタッフのサービスと、静かな雰囲気。
銀座の朝は静かに、はじまった。
秋の恵みと白いケーキ [グルメ]
東京、銀座のビルの地下。
赤い看板の奥には、地下と思えない明るいデザイン。
トップス銀座店でカレーを。
秋らしいメニュー、3種のキノコとスパイシーエッグカレー。
カレールーに、ソテーしたキノコ。
ライスの上には、甘さ抑えたレーズンとスライスアーモンド。
スパイスを散らした、ゆで卵。
メニューでは、スパイシー,ホットのカテゴリながら、
やさしい辛さは上品に感じる。
デザートは、店頭のショーケースにも並ぶ、
真っ白なレアチーズケーキ。
濃厚、しっかり詰まった生地はクリーミー。
チーズの風味を堪能できる。
小さくても存在感のあるケーキ。
ケーキとカレー、甘さとスパイス、いい組み合わせ。
月と星とハンバーグ [グルメ]
東京、新宿の夜景が広がる小田急百貨店新宿店。
本館12階以上は、小田急マンハッタンヒルズと呼ぶレストラン街。
季節は9月、仲秋の名月に因んで、通路には「お月さま展」。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの協力で月に関する展示物。
人工衛星や月面の写真、地球儀ならぬ月球儀も。
麻布十番が本店のグリル満天星の姉妹店、
洋食 麦星(むぎぼし) byグリル満天星。
洋食の定番、ふくらした楕円のハンバーグには、
つやのあるデミグラスソースが、たっぷり。
ニンジンのグラッセ,茹でたブロッコリ,カボチャのグラタンという、
赤,緑,黄色の脇役を従える。
ナイフを入れると、デミグラスソースの海に流れる肉汁。
厚みのあるミンチは、固くなく、ふんわり仕上がっている。
サラダとミネストローネ、食後にはサービスの小さなマンゴープリン。
プリンの上に白いヨーグルトソース。
店名の”麦星”は、うしかい座の恒星、Arcturus(アルクトゥルス)のこと。
麦の収穫時期に合わせて夜空に現れることから。
姉妹店ながら、グリル満天星と変わらないメニュー構成と、その雰囲気。
絶望という名のパスタ [グルメ]
東京、南青山の夜。
照明に浮き上がる階段を降りると、
cafe La Boheme(カフェ ラ ボエム)骨董通り。
チェーン展開するカジュアルなイタリアンレストラン。
気軽なパーティにも使える広い店。
前菜は、アンチョビ風味の効いたシーザーサラダ。
まんべんなく絡むドレッシングは丁寧に作ってある。
アスパラガスの緑のポタージュ。
アスパラガスらしさがある夏のスープ。
チーズが降っているミートソース風のソースに絡む細めのパスタ。
野菜の微塵切りを煮込んで風味を引き出した野菜だけのソース。
肉が入っていないことから、”絶望”と命名したとのこと。
ネオンサイン輝くフロアを眺めながら、ドルチェはティラミス。
エントランスでビリヤードを楽しむ外国人の笑い声。
静かなようで、賑やかな南青山の夜。
朝食は正方形 [グルメ]
京都の出町柳。
河原町通りと鴨川に挟まれて、
喫茶店、COFFEE HOUSE makiがある。
朝は鴨川通り側の吹き抜けの大きな窓から、
朝の光が斜めに差し込む。
注文したのは、モーニングセット。
コーヒーは、苦味と酸味のバランスがいい。
パンの内側の、やわらかい部分を切り取って、
バターたっぷりのトーストに。
残った外側の”耳”には、
ポテトサラダ,シャキッとしたレタス,
ハム,キュウリ,ゆで卵を詰めて。
地元の自営業と思われる男性や、
ガイドブック片手の観光客。
朝の喫茶店は静かな賑わい。
海岸通りのフレンチ [グルメ]
真夏の太陽が輝く湘南、江の島。
ビーチボールを持つ子供たち、カラフルなスイムウェアの人々。
夏の海の風景の、鵠沼海岸通りに静かに佇む風格あるレストラン。
銀座の三笠会館の支店、三笠會館 鵠沼店。
海を望む建物、湘南の明るさを象徴する真っ白な壁。
店内は、外の暑さとは別世界。
クラシックなフレンチレストラン特有の落ち着いた雰囲気。
神奈川県、地元の野菜を使ったサラダ。
レモン風味の爽やかなドレッシングと、
添えられたマヨネーズソースで野菜本来の美味しさを。
使い込んだカトラリー。
老舗フレンチレストランらしい小物の数々。
バケットと、ふわふわの自家製パンは、
オリーブオイルとゲラントの塩で。
メイン料理は、クロムツのポアレ。
焼きリゾットと、
白ワイン,粒マスタード,バター,エシャロットで作ったソース。
ラタトゥイユや夏野菜を添えて。
フランス料理らしい積み重ねた味の幅。
きれいな焼き目で、ふんわり火が通ったクロムツ。
デザートは、フルーツ,チーズケーキ,チョコレートケーキ、
爽やかなヨーグルトの酸味が、
ひんやりと美味しい真っ白なアイスクリーム。
ダブルのエスプレッソまで、すべて上品なスタッフのサービスで進む。
初代料理長の肖像画が見守る伝統のフレンチ。
湘南に吹く、品のある風を思わせるレストラン。
氷と遠雷 [グルメ]
滋賀県、琵琶湖の南。
瀬田川の流れを渡って山中へ。
和菓子の叶匠壽庵(かのう しょうじゅあん)の寿長生の郷(すないのさと)。
長い道を進むと、小川の畔に木製の、川床テラス。
簾が涼しげに、氷の文字に導かれ、入ってみることに。
緑に囲まれる静かなテラス。
軽食,甘味,ドリンクなどがいただける。
特製かき氷”大雪(おおゆき)”には、たっぷりの濃い抹茶。
周囲の木々の緑が溶け込んだような抹茶の緑。
抹茶はすっきりと、甘い練乳と、やわらかい白玉と、存在感のある大納言小豆。
もったりした小豆の餡は深い甘み。
氷を削ってシロップをかけること数回、何層にもなっているから、
最後まで抹茶の味が楽しめる。
川床テラスから緑の中を奥に進むと現れる、
麻の暖簾が、そよ風で揺れる、長屋門。
手入れされた庭に囲まれて、ショップと茶室。
奥には梅林や散策路。
壁に大きな大津絵、鬼の念仏。
外に出ると、急に雷の音。
不安定な天候、雷とともに大粒の雨。
エントランス横の案内所は、藁葺き民家。
しばしの間、雨宿り。
古民家から望む自然は雨に濡れて、緑が濃く見える。
紫陽花が似合う日本の家。
遠雷が微かに聞こえ、小降りになったところで、
石畳を歩いて街へ戻る。
クラシカルな安心感 [グルメ]
大丸東京店の一角にありながら、
京都のクラシックな雰囲気の本店をイメージしたデザイン。
イノダコーヒ東京大丸支店で軽い食事。
8階の大きな窓からは昼間の明るい光。
ずっと昔から、そこにあるような赤いクラシックなソファ。
昔からある、ロールパンセット。
スープかコーヒーを選べるので、チキンスープを。
ポタージュ仕立てでクリーミーで、ふんわりと、やさしいチキンブイヨン。
海老フライとソースを、
温めた、ふっくらした、ロールパンで挟む。
プリッとした海老フライが美味しい。
円形の銀紙が敷いてあるのも昔通り。
付け合わせのポテトサラダは、無駄な味付けはなく、飽きない味。
手に取ると、手に馴染む、革製のメニュー。
安心して寛げる、老舗のカフェ。
長岡京の奥のカフェ [グルメ]
京都市内中心部から南西へ。
のどかな郊外の竹林に囲まれた小倉山荘 竹生の郷(ちくぶのさと)。
門をくぐると、煎餅やあられのショップと、併設されたカフェ。
観光客が多く、お土産を買いこんで休憩に立ち寄る甘味処。
抹茶を添えた、わらび餅。
本わらび粉と、蓮根の、でんぷんを混ぜた独特の食感。
つるりとしながら、こしがある。
黒蜜が深みを増す存在。
お口直しの、あられが付いている。
あんみつや、かき氷など、夏の甘味も揃っている。
レジデンスのピーチメルバ [グルメ]
伊勢丹新宿店のメンズ館。
8階は、ステーショナリーやカメラを置いた趣味のフロア。
他のフロアより、照度を抑えて大人の空間。
cafe rejiig(カフェ リジーグ)は、
中央のソファ,壁際に椅子、意外に広い店内。
アイスコーヒーは濃い目の味。
ミルクを足して、まろやかに。
冷やしたプレートにのったピーチ メルバ。
森のキノコのような、かわいいデザイン。
上から桃のシロップ漬け,バニラアイスクリーム,
パイ,カスタードソース。
桃と、アイスクリームと、
サクサク状態を保った厚めのパイに
カスタードを絡めると、
冷えた桃の甘さが美味しい。
カフェメニューの他に、軽い食事もある。
買い物途中の、ひとりのゲストも多く、
ひとりでも寛げるカフェ。
柳と小道とハンバーグ [グルメ]
京都の四条河原町の交差点から裏通りへ。
柳に石畳、幅一間ほどの細い柳小路にある八兵衛明神の祠のとなり。
御二九と八さい はちべーのランチ。
1階はカウンター、奥の厨房でランチの準備が進む。
注文したのは、牛タンのハンバーグ。
ハンバーグを焼く香りが漂う。
付き出しに、ウルテ(牛の気管の軟骨)の醤油漬け。
こりこりした歯応えに軽い醤油の香り。
たっぷりの生野菜,ポテトサラダが付く。
上品な味付けが京都らしい。
適度な大きさを残した牛タンのミンチは、
やわらかくて、ジューシー。
粗めにおろした大根おろしが好相性。
デザートは、チョコレート風味のわらび餅、コーヒーと。
品のある、繊細なランチは女性の京都旅行のランチに最適。
文月・SOU・SOU・祇園祭 [グルメ]
雲丹色に染まる [グルメ]
丸の内の喫茶室 [グルメ]
午後の東京、丸の内。
一保堂茶舗東京丸の内店、喫茶室 嘉木(かぼく)で涼むことに。
ビルの間を吹く、かすかな風に大きな暖簾が揺れる。
店内は濃い目の色合いが落ち着く和モダンな雰囲気。
ショップの横と奥に、テーブル席とカウンター席。
特にテーブル席は、グループ客で満席。
京都の祇園祭に合わせて、
京菓子司 塩芳軒(しおよしけん)の和菓子と、冷たい抹茶のセット。
和菓子は、花氷(はなごおり)。
白と桃色に色付けした白餡を、葛で包んだ夏らしい淡い菓子。
透明で、みずみずしい葛の、ひんやりした口あたり。
冷水で丁寧に作った抹茶、銘柄は明昔(さやかのむかし)。
氷を浮かべ、目にも涼しい。
碗を持つと、手のひらに伝わる心地いい冷たさ。
最後に、温かい番茶。
香ばしい香りが落ち着く。
500km彼方の京都の涼しさを、都会の中心で感じる。
ブラックエプロン [グルメ]
午後3時の新宿、どのカフェも満席になる時間。
新宿マルイ本館2階の、スターバックス。
その中でカウンターの4席だけは特別な席。
ここはブラックエプロンを付けた知識豊富なスタッフがサービスする。
ブラックエプロン専用のメニューから選んだコーヒー豆を
挽いて特別な1杯がいただける。
まず、挽きたての豆の香りを楽しむ。
爽やかな香りが抜けていく、南米アマゾン川流域で育った、
Peru Tingo Maria(ペルー ティンゴ マリア)。
チョコレートなどと相性のいいコーヒー。
コーヒープレスに、まわしながら注いだ湯を見ながら待つ。
そして、カップに注いだ漆黒の液体。
スッキリした味が美味しいコーヒー。
バリスタと相談しながら、
自分に合った豆、
気分に合った豆を見つけるのも楽しい。
暑気払い、嵐山の夜 [グルメ]
昼間は37度の、暑い京都。
夕暮れの嵐山は、少しずつ涼しくなる。
渡月橋から延びる観光客で賑わう通りから路地に入ると
静かで、魚が美味しい一軒の店、嵐山 なか川。
ビールが注がれ、先附が並ぶ。
甘い甘海老,とこぶし,煮こごり、酒のあてが少しずつ。
京都の夏に欠かせない、ふっくらした鱧には梅肉を。
やわらかく、甘い烏賊と、霜降りが美しい中トロ。
新鮮なサザエと、新鮮で歯応えがありながら、やわらかい鮑は大皿で。
夏の川の味覚、化粧塩が綺麗な鮎の塩焼き。
柚子の香りを、まとった煮た小芋。
紙鍋の具材には、絹漉豆腐と鱧と、
梅雨の時期に出回る早松茸(さまつ)。
ポン酢で、さっぱりといただく。
京野菜の代表、加茂茄子の揚げ立ての田楽。
締めは、錦糸玉子の黄色が美しい、ちらし寿司。
新鮮で、美味しい魚貝を堪能した後のデザートは、
さくらんぼとメロン。
すっかり日が暮れて、観光客がいなくなった嵐山。
竹をデザインした嵐電(らんでん)の嵐山駅は、
静かに明日の観光客を待っている。
Sさん御夫妻,Kさん御夫妻、ありがとうございました。
裏通りのサラダの店 [グルメ]
京都の四条河原町。
繁華街の裏通りにある、サラダの店 サンチョ 河原町店。
ランチ営業が、はじまると、すぐに満員。
日替わりのランチを注文。
ポークピカタに醤油を使った和風ソース、鰹節が、たっぷり。
”サラダの店”の名の通り、サラダも山盛り。
フレッシュなレタスにドレッシングを和えて、
多めのブラックペッパーが効いている。
奥のテーブル席は女性客、出入口に近いカウンター席は常連客。
リピーター客が多い、街の洋食屋さん。
水無月・SOU・SOU・天のしずく [グルメ]
蕎麦の友 [グルメ]
名古屋のミッドランドスクエアは、
外の暑さが嘘のような涼しい空間。
夏らしい蕎麦のランチ。
蕎麦工房 紗羅餐(さらざん)は和の雰囲気のエントランス。
蕎麦豆腐で、はじまるランチ。
やわらかな食感。
細めで、するすると喉に納まる蕎麦。
隣には、背が高く、細かい、ふわふわの揚げ衣の塊。
桜海老の掻き揚げは、中央に、たっぷりの海老。
添えた塩を付けなくても、海老本来の海の味で、いただける。
蕎麦との相性の、いいこと。
涼を呼ぶ氷 [グルメ]
名古屋の夏。
涼を求めて、ジェイアール名古屋タカシマヤの赤福茶屋へ。
目に入る”赤福氷”の文字。
茶屋をイメージさせるデザインの店内。
注文したのは、もちろん赤福氷。
器に大きく盛った氷。
涼しげな抹茶の蜜の緑色。
氷の白、抹茶の緑、爽やかなコントラスト。
サクサクした肌理細かい、かき氷。
蜜の甘さと、抹茶の味が、何故か懐かしさを感じる。
氷に埋まった餡と餅は、固くならず、やわらかさを保っている。
かき氷用に調整した工夫の成果。
茶屋で涼をいただいたら、暑い街中へ。
ドミニク サブロンの赤い椅子 [グルメ]
大阪の玄関口、JR大阪駅が新しくなった。
大阪ステーションシティのノースゲートビルディングを形成するLUCUA(ルクア)。
Dominique SAIBRON Marche et Cafe
(ドミニク サブロン マルシェ エ カフェ)ルクア大阪店は、
スイーツやデイリーフードの地下フロアに。
ビストロを思わせる赤い椅子。
ベーカリーの横にカフェスペース。
朝の時間は空いている。
発酵バターを使ったクロワッサン。
さっくりして、適度にしっとり。
バターの風味はしっかりしながら、軽い仕上がり。
層になった生地の美しい焼き色。
カプチーノを飲んで、1日が始動する。
緑豊かな湖国の公園 [グルメ]
太陽の光が眩しい、緑濃い季節。
滋賀県、琵琶湖の南のびわこ文化公園。
美術館や図書館が緑の公園に配置された広い公園。
茶室 夕照庵(せきしょうあん)は、池を望む、ゆったりした造りの建物。
十分過ぎるくらいの日差しの中、
建物の中は涼しく快適。
和菓子は、大津市内の亀屋廣房製。
鮮やかな薄緑色、お抹茶とともに。
整備された日本庭園、夕照の庭。
水音が涼しげな午後の時間。